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【全日本総合2019】桃田賢斗、奥原希望、山口茜らが初戦突破!高校生も活躍!<1回戦・男女シングルス>

11月27日に開催された第73回全日本総合選手権(東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)2日目は、各種目の1回戦が行なわれた。この日は予選を勝ち抜いた選手・ペアたちを加えた本戦1回戦となり、各世代のトップから世界の頂点を極めた日本代表まで、多くの選手たちがコートで熱戦を繰り広げた。ここでは男女シングルスのダイジェストを紹介しよう。

【男子シングルス】

総合2連覇をねらう桃田賢斗(NTT東日本/上写真)は、1回戦の相手となった藤井湧也(宇部興産)を21-14、21-6に封じて初戦を突破した。対戦相手の藤井が、先日行なわれたS/JリーグⅡ(鹿児島・指宿市)で新人賞を獲得したことを試合前に知ったという桃田は、「勢いのある相手は思い切って向かってくるので嫌だなと思った。出だしからしっかり構えました」と、気を引き締めてコートへ。「緊張はありました」という中でも、きっちり白星をつかんで2回戦に駒を進めている。

シードの西本拳太、常山幹太(ともにトナミ運輸)も2−0のストレートで勝利をつかみ、2回戦に進出。坂井一将(金沢学院クラブ)は、高校生の秦野陸(埼玉栄高)に第2ゲームを失う展開も、最終ゲームはしっかり13本に抑えて1回戦を突破している。

そのほか、インターハイ王者の奈良岡功大(浪岡高/上写真)も、小本大佑(NTT東日本)との1時間を超える熱戦を2−0で勝利。渡邉航貴(日本ユニシス)、古賀穂(NTT東日本)の若手や、古財和輝(龍谷大職員)のベテランもそれぞれ白星をつかみ、2回戦へと進出している。

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【女子シングルス】

山口茜(再春館製薬所)、奥原希望(太陽ホールディングス/上写真)のWエースが、そろって白星を飾った。山口は「昨年は初戦で1ゲームを取られて焦ってしまった」という経験を踏まえ、出だしから主導権を握って2−0で勝利。奥原も第1ゲーム立ち上がりから連続得点でペースを掌握すると、第2ゲームも9本に抑えるなど、貫禄の勝利をつかみ2回戦に進出している。

大堀彩(トナミ運輸)、髙橋沙也加(日本ユニシス)のA代表や、川上紗恵奈(北都銀行)、峰歩美(再春館製薬所)などのB代表もしっかり白星を手にし、順当に2回戦に勝ち進んだ。一方、今年2月のS/Jリーグで大ケガを負った元日本代表の佐藤冴香(ヨネックス)は、高校生の髙橋美優(青森山田高)に0−2で敗れ初戦突破はならず。また、上位進出の期待があったB代表の水井ひらり(NTT東日本)は、林樂(ACT SAIKYO)に1−2で敗戦した。

高校2年生でインターハイ女王となり、世界ジュニアでも金メダルを獲得した郡司莉子(八代白百合学園高/上写真)は、インカレ女子シングルス2連覇を達成した香山未帆(筑波大)と対戦。「去年の総合は自分のやるべきことが全然できず、声も出なかった。今日は自分らしいプレーをしようと思ってコートに入った」という郡司は、第1ゲーム25-23の接戦を制すと、続く第2ゲームも21-19で振りきって勝利。大学生を下し勢いに乗るジュニア女王は、2回戦で同じく高校時代に世界ジュニアを制した実績を持つ山口と対戦。「私には失うものは何もないので、自分から攻めて少しでも手応えをつかめる試合がしたい」と、憧れの選手との勝負に声を弾ませた。

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【選手コメント】

2日目(11月27日)

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コメント5(MS・XD)

注目試合1(川島&齋藤夏)注目試合2(郡司)

初日(11月26日)

コメント1コメント2

結果はこちら

記者会見(11月25日)

桃田賢斗、園田啓悟、嘉村健士のコメントはこちら

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳、井出秀人

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