【全英オープン2024】日本勢は優勝ならず!志田&松山、渡辺&東野、山口茜が準優勝!<決勝戦結果>

3月17日に開催されたBWFワールドツアー・全英オープン(バーミンガム・Super1000)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。日本勢は女子シングルスの山口茜、女子ダブルスの志田千陽/松山奈未、混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗が決勝に進出。ライバルとの頂上決戦に挑んだ。

【結果】

準決勝/5日目
(3月16日)

準々決勝/4日目
(3月15日)

2回戦/3日目
(3月14日)

1回戦/2日目
(3月13日)

1回戦/初日
(3月12日)

決勝戦の第1試合に登場したのは、女子ダブルスの志田(上写真・左)/松山。韓国の李紹希(イ・ソヒ)/ペク・ハナとの勝負に挑むと、第1ゲームから接戦に。互いにポイントを取り合うも、12オールから韓国ペアに抜け出され13-18。志田/松山もねばり強く追い上げて19オールに持ち込んだが、ここから連続失点を喫して19-21で第1ゲームを落とした。続く第2ゲームは、志田/松山がペースを握って先行。前衛の松山の鋭い反応などでリードを広げ、21-11でファイナルゲームに進んだ。

優勝が決まるファイナルゲームは、互いに気迫あふれるプレーを展開したが、リードを奪ったのは韓国ペア。激しい打ち合いの中で志田/松山のミスが重なり9-14。終盤に差を詰めた志田/松山だったが、最後まで韓国ペアには届かず17-21で敗戦。2年ぶりの優勝とはならなかったが、準優勝の好成績を収めた。

女子シングルスの山口(上写真)は、2年ぶりの優勝に向けてキャロリーナ・マリーン(スペイン)と対戦。ともに激戦を制して勝ち上がった者同士の勝負は、第1ゲームから大接戦。積極的に攻撃を仕掛けるマリーンに対して、山口はコートを広く使いながらポイントを奪う。点差は拮抗したまま進んだが、終盤にペースをつかんだ山口が20-17。しかし、マリーンも低い展開を織り交ぜて山口にプレッシャーをかけ、20オールに持ち込むと、ここから再び一進一退の攻防に。山口は2回のマッチポイントを握るも、マリーンが意地を見せて同点。最後は24オールからマリーンが2連取し、第1ゲームはマリーンが先取した。

第2ゲームに入ると、山口のスピードが明らか失速。ネット前に思い切った踏み込みができず連続失点を喫すると、1-11のインターバルに入った時点で山口が棄権。最後まで試合ができず悔しい結果となったが、フランスOPから2大会連続準優勝の成績を残した。

混合ダブルスは、4回目の全英優勝に王手をかけた渡辺/東野(上写真・右)と、ディフェンディングチャンピオンの鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/中国)が激突。前半から高い集中力を見せた渡辺/東野は、中国ペアの強打に対応しながら好ラリーを展開し、11-9でインターバルへ。しかし、中盤は中国ペアが流れをつかみ、6連続得点。12-18と抜け出された渡辺/東野は後半に4点差まで詰めたが、16-21で先制を許した。第2ゲームに入ると、スピードで上回る鄭思維/黄雅瓊がペースを掌握。渡辺/東野も食らいつくが、5連続失点などで点差を広げられ、最後は11-21で敗戦。2年ぶりの優勝には届かず、準優勝に終わった。

そのほか、男子シングルスはインドネシアのアンソニー・S・ギンティンとジョナタン・クリスティ(上写真)の同国決勝となり、2-0のストレート勝ちを収めたジョナタンが初制覇。インドネシアの同種目の優勝は、1994年にハリアント・アルビが制して以来。30年ぶりのタイトル獲得となった。男子ダブルスは、アルディアント/アルフィアン(インドネシア)とアーロン・チア/ソー・ウィーイク(マレーシア)の勝負となり、16本、16本に抑えたアルディアント/アルフィアンが2年連続で頂点に立っている。

3月17日(決勝戦)の結果は以下の通り。

【男子シングルス】

ジョナタン・クリスティ(インドネシア)②〔21−15、21−14〕0●アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)55分

【女子シングルス】

キャロリーナ・マリーン(スペイン)◯〔26−24、11−1、キケン〕●山口茜50分

【男子ダブルス】

アルディアント/アルフィアン(インドネシア)②〔21−16、21−16〕0●A・チア/ソーWY(マレーシア)44分

【女子ダブルス】

李紹希/ベク・ハナ(韓国)②〔21−19、11−21、21−17〕1●志田千陽/松山奈未90分

【混合ダブルス】

鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−16、21−11〕0●渡辺勇大/東野有紗38分

【コメント】

5日目/準決勝
(3月16日)

選手コメント-1 / 選手コメント2

選手コメント-3

4日目/準々決勝
(3月15日)

選手コメント-1 / 選手コメント-2

選手コメント-3

3日目/2回戦
(3月14日)

選手コメント-1 / 選手コメント-2

選手コメント-3 / 選手コメント-4

2日目/1回戦
(3月13日)

選手コメント-1 / 選手コメント-2

初日/1回戦
(3月12日)

選手コメント-1 / 選手コメント-2

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構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO、Getty Images

投稿日:2024/03/18

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