【全英オープン2024】「自分たちのパフォーマンスを出し切ることに集中しました」(志田千陽)<選手コメント/3日目-2>

3月14日に開催されたBWFワールドツアー・全英オープン(バーミンガム・Super1000)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。ここでは、試合を終えた選手たちのコメントを紹介する。

【コメント】

3日目(3月14日)

選手コメント-1

2日目(3月13日)

選手コメント-1

選手コメント-2

初日(3月12日)

選手コメント-1

選手コメント-2

志田千陽(右)/松山奈未

女子ダブルス2回戦:アメリカのカオホック/ラムに2-0で勝利

――力の差がある相手との勝負だった

志田 ランキングに差がある相手だった時に、自分たちのパフォーマンスが狂ってしまうことがあるので、まずは自分たちのパフォーマンスを出し切ることに集中しました。点差が大きく開いたら、あとはその会場の空間の使い方を意識しながら、次の日につながるプレーができればいいなと思って入りました。

松山 出だしの部分と、ラリーに持っていく前に触れる球に対して、自分たちから積極的に触っていこうと思っていたので、そこが今日はできたと思います。

――準々決勝で対戦するタイペア(ヌンタカン/ベンヤパ)の印象は?

松山 熊本(マスターズ)で負けたきりなので、あまりいいイメージはありません。ただ、その時のやられ方が明確だったので、もう1回(映像を)見返したいと思います。あの時と同じやられ方をさせないようにしたいですし、何度か戦ってきて(自分たちが)成功している部分もいくつかあるので、そこを確認して、自分たちの気持ちが乗っていけるようにプレーしたいです。

――熊本はどういう内容で負けてしまったか

松山 高めのスマッシュを結構使われました。その後に、妹の方(ベンヤパ)が前衛にきて、背が高いので前で潰されたりして。すごく攻められて嫌なイメージがあったので、どう対策するかを話し合いたいと思います。

――今の段階で考えている戦い方は?

志田 二人とも背が高いし、片方がすごい思い切って前衛に入り、そこで前衛に捕まってしまうイメージがある。自分たちは低空ラリーが好きですけど、パワーで負けてしまうこともあるので、低空ラリーを仕掛けるときは、自分たちの打点が上になるように、しっかり足を使って打ちにいきたい。(打点が)下になっている時はディフェンスでしのぎ切って、最終的に自分たちのスピードで圧倒できる時は勝っている。そういうところを頭に入れつつ戦いたいと思います。

櫻本絢子/宮浦玲奈

女子ダブルス2回戦:インドネシアのラハユ/ラマダンティに2-1で勝利

――試合を振り返って

櫻本 初めての対戦ですが、相手のノーロブやサービスまわりがすごくうまいのはわかっていました。最初は、1ゲーム目を通して対応ができなかったですけど、2ゲーム目から「リセットしよう」と話して、そこから自分たちの形になんとか持っていくようにできたのがよかったと思います。

宮浦 1ゲーム目の過程をリセットして、(2ゲーム目で)どうやって崩していくかを考えて、2人で立て直せたのがすごく大きい。気持ちを引きずらなかったことが一番大きかったと思います。

――最初は二人の間をねらわれていた

櫻本 ラハユ選手がジャンプして打ってくるのに対して、自分たちが引いてる部分がありました。その中で、(自分たちの)真ん中があいていたから、おそらく、こちらのポジションを崩す中で、真ん中に決め球を打ってきたと思います。そこでやられてしまいました。

――第2ゲームからどう修正したか

宮浦 お互いがセンターに寄るようにしました。あとは、打った後の動き方で、(相手が)下から入った時は私が前に詰めていいけど、上(から打つ姿勢)になった瞬間は、その場でキープ。自分たちも(ラケットを)上に構えるようにしました。ただ、相手が上から打とうとする時に私が前に出て、その後の絢子が後ろのカバーで大変になってしまった。私が早く動きすぎると、コートのスペースにあきが出てしまって、(横に並んだ時の)二人の間や、トップ&バックの間に落とされていた。(2ゲーム目からは)相手の球質をしっかり見て、変化させることができたのかなと思います。

――初戦(松本麻佑/永原和可那)で勝った勢いが出ていた

宮浦 日本人同士の試合はみんなやりたくないと思いますが、そういう試合を私たちは勝ってきたので、そこをしっかり続けていきたい。全英の舞台は、誰もが特別な思いで試合に入ってくる。そこで楽しみながら勝つという気持ちで、一個一個の試合を頑張っていきたいです。

――全英でベスト8

櫻本 1試合1試合と思って臨んでいますが、やっぱりこの舞台でベスト8に入れたのはすごくうれしい。もう1回試合ができるのもうれしいし、明日(15日)も、これに満足せず、自分たちらしいプレーを出したい。宮浦と2人で、この舞台をもう一度楽しみたいと思います。

【結果】

2回戦/3日目
(3月14日)

1回戦/2日目
(3月13日)

1回戦/初日
(3月12日)

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構成/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO、Getty Images

投稿日:2024/03/15

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