【ジャパンOP】日本勢は3種目で決勝に進出!山口は中国のライバルを撃破!<準決勝>

7月27日に開催されたBWFワールドツアー・ダイハツ・ヨネックスジャパンOP(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ/Super750)5日目は、各種目準決勝が行なわれた。

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第1試合に登場したのは女子ダブルスの髙橋礼華/松友美佐紀と松本麻佑(写真左)/永原和可那。日本ペア同士の準決勝は、第1ゲームから得意のアタックが光った松本/永原が先制。「レシーブのときはしっかりしのいで、チャンスのときは自分たちの持ち味の攻撃を出すことができた」と松本。続く第2ゲームも攻撃の手を緩めない松本/永原が先行。18-9と大きく点差を広げた。

しかし、髙橋も「同じことばっかりやっていてはダメだと思い、プレーを少し変えた」と、松本/永原のミスを誘いながらポイントを重ね、17-19と2点差まで詰め寄る。それでも、最後は持ちこたえた松本/永原。「第2ゲームは追い上げられたけど、今日は久しぶりに自分たちらしいプレーができた」と、引かずに押しきって21-19。2−0のストレートで勝利した世界女王が、ジャパンOP初優勝に王手をかけた。

女子シングルスは奥原希望(写真)がカナダのミシェル・リーと対戦。昨年決勝に勝ち進んでいる奥原は、第1ゲームから主導権を握って試合を進める。「ケアレスミスが多かった」というリーに対して、その隙を見逃さなかった奥原が先制ポイントをつかむ。第2ゲームに入るとリーもコースをついて点数を奪いにきたが、落ち着いていた奥原。18オールとなった場面でも焦らずポイントを重ね、21-18で勝利。2年連続で決勝に進出した奥原は、2015年以来の優勝に向けて一歩前進した。

奥原の2試合後に登場した山口茜(写真)は、陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)と対戦。5月のスディルマン杯(中国・南寧)の決勝で敗れている山口だったが、地元では観客の応援を背に力を発揮。「我慢しながらラリーができたのがよかった」と、緩急を織り交ぜながらシャトルをコントロールして試合を進めると、7連続得点などで第1ゲーム21-15で制した。

第2ゲームに入ると「肩の痛みもあってコントロールできなかった」と陳雨菲。アウトミスなどが重なる陳雨菲に対し、山口は連続得点などで引き離して21-15で勝利。2013年に優勝を経験している山口が、奥原との頂上決戦にコマを進めた。

ライバルを下して6年ぶりの優勝に王手をかけた山口茜(左)。奥原との決勝戦に挑む

男子シングルスは、2連覇をめざす桃田賢斗がコートに立った。今大会、相手は西本拳太、常山幹太を破って準決勝に勝ち進んだインドのサイ・プラニース・B.と対戦。序盤からペースを掌握したのは桃田。「昨日はスピードを上げすぎて空回りした部分があったので、今日はしっかりラリーをしようと思った」と、落ち着いた球回しで試合を進めると、第1ゲームこそ21-18とスコアは接近したが、第2ゲームは7連続得などで突き放し勝利。来年の五輪で使用される会場で、優勝した昨年から負け知らずの桃田は「やりやすい体育館だし、(日本のファンから)応援してもらえるのが大きい。相手は普通にプレーしているだけでもプレッシャーを感じていると思う。ただ、連勝を気にすると硬くなってしまうので、そこは意識せずにやっていきたい」と語り、2連覇に向けても「優勝したいです」と意気込みを語っている。

2連覇をねらう桃田賢斗。準決勝は「強打や弱い球など緩急をつけて戦うようにした」と、対戦相手に合わせて戦術を変えて戦っていた

連勝が続く日本勢、その最後の登場となったのは男子ダブルスの園田啓悟/嘉村健士。ベテランのセティアワン/アッサンと激突した。第1ゲームは相手にリードを許しながらも、なんとか食らいつく園田/嘉村。20オールまで持ち込んでみせたが、最後はうまく振り切られて第1ゲームを落とした。第2ゲームに入ると、セティアワン/アッサンの巧みなプレーに苦しんだ園田/嘉村。サービスまわりで主導権を握るインドネシアペアに対して、園田/嘉村は前半から連続失点。6-15と大きく離されると、そのまま押し切られて10-21で敗戦。園田/嘉村はベスト4に終わり、セティアワン/アッサンが前週のインドネシアOPに続き、2大会連続で決勝進出を決めた。

園田啓悟(左)/嘉村健士はストレートで敗戦。インドネシアのベテランペアに第1ゲームで接戦に持ち込んだが、第2ゲームは中盤以降で離された

そのほか、男子シングルスは、デンマークのヤン・O・ヨルゲンセンを破ったインドネシアのジョナタン・クリスティが、決勝に進出。女子ダブルスは中国の若手ペアを攻撃的なラリーで退けた金昭英/孔熙容(韓国)が勝ち上がった。また、準決勝の最終試合に組まれたギデオン/スカムルヨ(インドネシア)と李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)の対決は、ファイナル勝負の激戦をインドネシアペアが勝利し、大会3連覇に向けてあと1勝としている。

大会2連覇中のギデオン(右)/スカムルヨ(インドネシア)は中国のライバルペアを制して決勝へ。マッチポイントの場面ではドライブサービスで勝利を決め「試合中に相手もやってきたので、ねらっていた」(ギデオン)

初日のコメントその1その2

2日目のコメントその1その2

3日目のコメントその1その2その3

4日目のコメントその1その2その3

準決勝となった27日は、開場前から長蛇の列が作られた。この日の観客動員数は6130人(最大収容7000人)と発表された
選手の入場シーンでは観客を楽しませる演出が多く見られた

準決勝の結果、28日の決勝戦の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

▼準決勝(7月26日)

桃田賢斗②〔21−18、21−12〕0●サイ・プラニース・B.(インド)45分

ジョナタン・クリスティ(インドネシア)②〔21−14、21−14〕0●ヤン・O・ヨルゲンセン(デンマーク)45分

▼決勝戦(7月28日)

桃田賢斗 − ジョナタン・クリスティ(インドネシア)

【女子シングルス】

▼準決勝(7月26日)

奥原希望②〔21−12、21−18〕0●ミシェル・リー(カナダ)47分

山口茜②〔21−15、21−15〕0●陳雨菲(中国)43分

▼決勝戦(7月28日)

奥原希望 − 山口茜

【男子ダブルス】

▼準決勝(7月27日)

セティアワン/アッサン(インドネシア)②〔22−20、21−10〕0●園田啓悟/嘉村健士35分

ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)②〔16−21、21−11、21−18〕1●李俊慧/劉雨辰(中国)50分

▼決勝戦(7月28日)

セティアワン/アッサン(インドネシア) − ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)

【女子ダブルス】

▼準決勝(7月27日)

松本麻佑/永原和可那②〔21−16、21−19〕0●髙橋礼華/松友美佐紀49分

金昭英/孔熙容(韓国)②〔21−16、21−11〕0●李汶妹/鄭雨(中国)41分

▼決勝戦(7月28日)

松本麻佑/永原和可那 − 金昭英/孔熙容(韓国)

【混合ダブルス】

▼準決勝(7月27日)

王懿律/黄東萍(中国)②〔21−10、21−6〕0●チャンPS/ゴーLY(マレーシア)31分

ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)②〔21−15、21−18〕0●ファイザル/ウィジャジャ(インドネシア)36分

▼決勝戦(7月28日)

王懿律/黄東萍(中国) − ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳


投稿日:2019/07/27

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