【ジャパンOP】「嫌な形で1ゲーム目を取られても切り替えることができた」(志田)<選手コメント-1>

7月23日より開幕したダイハツ・ヨネックスジャパンOP(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ/Super750)。大会3日目の7月25日は、各種目2回戦が行なわれた。ここでは、準々決勝進出を決めた女子ダブルスの志田千陽/松山奈未、髙橋礼華/松友美佐紀、松本麻佑/永原和可那、福島由紀/廣田彩花のコメントを紹介する。

志田千陽(奥)/松山奈未(再春館製薬所)
結果:ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)に2-1で勝利し、準々決勝進出

志田「1ゲーム目は自分たちのプレーが出し切れず、嫌な形でとられてしまい、以前ならそこで崩れてしまったり、パニックになってしまったりすることが多かったのですが、そこで切り替えて2ゲーム目に入れたのがよかったのかなと思います。次に対戦する松本/永原ペアとはオーストラリアOPの前に対戦したのが1年前くらいで、1年ぶりに対戦してすごくスピードが上がって、タッチの速さに面食らった印象があります。しっかり出だしからスピードについていければ、自分たちも通用すると思う。明日は失うものはないので、悔いのないように思い切ってプレーしたいです」

松山「1ゲーム目が終わったあとに、コーチからは『元気を出せ』と言われたので、元気を出してプレーしました(笑)。2ゲーム目からはこちらも前衛で当たりだして、相手の球に合ってきたので、そこで少しずつポイントがとれたのがよかったかなと思います。オーストラリアでやったときは2ゲーム目から自分たちのプレーができだして…という感じで負けてしまったので、明日は出だしから自分たちがいけたらいいのかなと思います」

髙橋礼華(奥)/松友美佐紀(日本ユニシス)
結果:張藝娜/金慧麟(韓国)に2-0で勝利し、準々決勝進出

髙橋「今日当たった韓国ペアは初めての対戦でした。それぞれ別のペアで対戦したことはあったのですが、個々の能力はあるというのは感じていました。昨日、櫻本/髙畑ペアが逆転負けしたのを見ていたので、点数が追いつかれそうになったときに、少し焦った部分はありましたが、そのことを頭において落ち着いてプレーできたと思います。次の対戦相手(杜玥/李茵暉)は昨年のこの大会でも負けていますし、ドイツOPでも決勝で負けているので、しっかりリベンジできたらなと思います。相手は爆発的なパワーはありませんが、レシーブ場面やハーフからの攻めというのは緩急があり、うまさのあるペア。相手に合わせ過ぎずに、しっかり自分たちのプレーを出していくのが大事かなと思います」

松友「初めて対戦するペアでしたが、昨日、大逆転していたのを見て、11点から相手はリズムをつかんでくる感じなのかなと最初から思っていたので、追いつかれそうな点差になっても、自分たちのプレーをしていれば大丈夫と冷静にプレーできたと思います。明日の相手は、一番最近の対戦で負けているので、自分たちのプレーをしっかり出せるように頑張りたいです」

松本麻佑(右)/永原和可那(北都銀行)
結果:チョウMK/リーMY(マレーシア)に2-0で勝利し、準々決勝進出

松本「自分たちの簡単なミスで相手に得点を与えていた。本当はもう少し点差を離して勝ちたかったのですが…。我慢するべきラリーの中で、少し決め急いでしまったところがありました。明日はそこを修正して、自分たちの持ち味をしっかり出せるようにプレーしたいです」

永原「勝てはしたのですが、内容的には自分たちの納得のできるプレーができませんでした。シャトルの下に入れず、手打ちになってしまったところがありました。ラリーが長くなって、スマッシュがなかなか決まらないという展開が多かったですね。明日はこの反省を生かして自分たちらしい試合ができればなと思います。明日もラリーが長く、我慢勝負になる。自分たちの攻撃が簡単に決まらないと思うのですが、しっかり我慢して、戦えればなと思います」

福島由紀(右)/廣田彩花(アメリカンベイプ岐阜)
結果:デリュー/パレルモ(フランス)に2-0で勝利し、準々決勝進出

福島「1ゲーム目は自分たちのミスが多くてリズムが取れなかったところもありましたが、(点を取られた理由は)ミスだけだった。後半は我慢勝負の部分もありましたが、自分たちがしっかり我慢をしながら相手のミスを誘うことができたので、それが2ゲーム目につながったかなと思います。(インドネシアOPからの連戦で)疲れていないわけではないですが、そのなかでも自分たちは、ベストパフォーマンスをすることを大事にしています。1試合、1試合と思っているぶん、その1試合を悔いのないようにしたい。まだ2週連続優勝はしたことがないので、それをしてみたい気持ちはあります。一戦一戦ですが、そこを目標にしながらやっていきたいです」

廣田「最初は相手のタイミングに少し合わなかったりして自分たちのミスが多かったのですが、そこを修正すれば大丈夫だなと思ったので、2ゲーム目は相手にミスをさせるプレーができたと思います。明日の相手はどちらが上がってきてもガンガン打ってくるペアなので、レシーブからでも自分たちの攻撃に持っていきたい。そこで引かずに、自分たちらしいプレーをしたいです」

取材・文/バドミントン・マガジン編集部
写真/菅原 淳

投稿日:2019/07/25

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