【WTF予選L第3戦】髙橋&松友、松本&永原が3連勝で1位通過が決定!<ダブルス>

12月14日に開催されたバドミントンの年間王者を決めるBWFワールドツアーファイナルズ(中国・広州)3日目は、各種目の予選リーグ第3戦が行なわれた。5種目に計10名が参戦している日本勢は、トップランカーとの激しい戦いを演じている。ここではダブルス3種目の戦いをダイジェストで紹介しよう。

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予選リーグ:第1戦

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予選リーグ:第2戦

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予選リーグ:第3戦

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WTファイナルズ2018

ポリイ/ラハユ(インドネシア)、李茵暉(リ・インフイ)/杜玥(ドゥ・ユェ/中国)を相手に貫禄の勝利を飾っている髙橋礼華/松友美佐紀(写真右)。予選リーグ最後の相手、陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)と激突した。

第1ゲームの序盤は中国ペアの連係ミスが目立ち、髙橋/松友が15-10と先行。しかし、徐々にリズムを立て直すと、後半は陳清晨に捕まる場面が増えて18オール。そのまま押し切られ、19-21と逆転を許した。第2ゲームも中国ペアの強力なスマッシュを受けて苦しんだ髙橋/松友だったが、相手のミスにも助けられて21-19で取り返す。

勝負の行方を左右するファイナルゲームは「レシーブの部分での強さだったり、ロブの高さだったりを調整した」(髙橋)というタカマツの対応が効いた。スマッシュを打たれても低いドライブレシーブで返球。すると、連続攻撃を仕掛ける中国ペアのミスを誘発することに成功し、最後は21-14で勝利。苦しい場面でも冷静に対応し、しっかり勝利につなげる試合運びはさすがだった。髙橋/松友がライバルを振り切り、強豪ぞろいのグループで3戦全勝。1位通過でベスト4入りを決めた。

WTファイナルズ2018

髙橋/松友と同じく2連勝を飾り、すでにグループ通過を決めている松本麻佑/永原和可那は、ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)と対戦。過去負けたことがないタイペアに、序盤から自慢の攻撃力で圧倒。主導権を渡さずに押し切り、世界選手権女王の貫録を示した。リーグ3連勝の松本/永原は、リーグ1位通過を決めている。

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男子ダブルスの遠藤大由(左)/渡辺勇大は、台湾の廖敏竣(リャオ・ミンチュン)/蘇敬恒(スー・チンヘン)に1−2で惜敗。遠藤/渡辺は第1ゲームをリズムよく制したが、第2ゲームでは相手の激しい攻撃に押される場面が増え、そのままゲームを失ってファイナルゲームに突入。そのゲームも台湾ペアがリードしたまま試合が進むと、遠藤/渡辺は17-18から4連続失点を喫して敗戦。惜しくもリーグ3連勝とはならなかったが、他ペアの試合の結果、2勝1敗の遠藤/渡辺がリーグを1位で通過することが決まった。

WTファイナルズ2018

すでに2連敗を喫している混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗(右)は、リオ五輪銀メダリストのチャン・ペンスン/ゴー・リューイン(マレーシア)をストレートで破り、今大会の初勝利をあげた。

渡辺/東野は第1ゲームを21-9で制圧すると、第2ゲームも前半で11-2と大きくリード。ここから16-15まで接近されるが、最後は東野がパワフルなジャンピングスマッシュで会場を沸かせるなどして逃げ切った。試合後、王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン/中国)が3戦全勝での1位通過が決まり、残り3ペアが1勝2敗で横並びに。取得ゲーム数の差で、渡辺/東野が2位に浮上し、逆転での準決勝進出が決まった。

【男子ダブルス】

▼グループB

廖敏竣/蘇敬恒(台湾)②〔11−21、21−17、21−17〕1●遠藤大由/渡辺勇大68分

【女子ダブルス】

▼グループA

髙橋礼華/松友美佐紀②〔21−19、21−19、21−14〕1●陳清晨/賈一凡(中国)77分

▼グループB

松本麻佑/永原和可那②〔21−5、21−12〕0●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)37分

【混合ダブルス】

▼グループB

渡辺勇大/東野有紗②〔21−9、21−18〕0●チャンPS/ゴーLY(マレーシア)47分

取材・文/平野貴也

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2018/12/15

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