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【ジャパンOP】世界ランク1位の福島&廣田がベスト4!渡辺&東野も準決勝進出!<4日目−2>

9月14日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンOP(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ/Super750)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。ここではダブルス3種目の活躍をダイジェストでお伝えしよう。

<ダイジェスト>

初日の結果は こちら/2日目の結果は こちら

3日目の結果 シングルスダブルス

4日目の結果 シングルスダブルス

※コメント一覧は最下部にあります

【女子ダブルス】

8ペアが参戦した日本勢が次々と敗れていくなか、世界ランク1位の福島由紀(写真前)/廣田彩花が47分の快勝で準決勝進出を決めた。準々決勝で対戦したタイペアは、今年の7月のタイOP(Super500)で敗れていたが、地元できっちりリベンジ。相手に付けいる隙を与えず21−12、21−7のストレートで快勝している。

1、2回戦をどちらも2−0で突破した世界選手権金メダルの松本麻佑/永原和可那は、中国の李茵暉(リー・インフィ)/杜玥(ドゥ・ユェ)に16本、10本で敗戦。世界選手権、スペインマスターズ(Super300)から3大会連続Vの可能性もあったが、無念のベスト8止まり。上位進出はならなかった。

鬼門の1回戦を突破して一気に上位進出をねらった松本麻佑(右)/永原和可那だが、得意の攻撃を封じ込まれ中国ペアに敗戦

そのほか、準決勝に勝ち進んだのは、世界ランク2位でアジア大会覇者の陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)と、世界選手権&アジア大会銅メダルのポリイ/ラハユ(インドネシア)の2組。6月からの連戦続きでトップランカーが脱落していくなか、負けない勝負強さを発揮しながら上位へと勝ち進んでいる。

▼準々決勝

福島由紀/廣田彩花②〔21−12、21−7〕0●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)47分

ポリイ/ラハユ(インドネシア)②〔19−21、21−17、21−12〕1●G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)97分

陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−11、21−15〕0●湯金華/于小含(中国)38分

李茵暉/杜玥(中国)②〔21−16、21−10〕0●松本麻佑/永原和可那44分

▼準決勝

福島由紀/廣田彩花 − ポリイ/ラハユ(インドネシア)

陳清晨/賈一凡(中国) − 李茵暉/杜玥(中国)

【混合ダブルス】

日本最上位ペアとしての貫禄を示した渡辺勇大(右)/東野有紗

日本からは渡辺勇大/東野有紗、保木卓朗/米元小春が2回戦を突破したが、準々決勝はその2組が激突。どちらも強敵を下して勢いに乗っていたが、ここで勝利を収めたのは全英OP覇者の渡辺/東野。まだ組んで日が浅い保木/米元を21−9、21−12で退けてベスト4入りを決めている。

渡辺/東野の準決勝の相手は、世界選手権とアジア大会を含め3連敗を喫している中国の王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)。近々の2試合はどちらもファイナル勝負での惜敗だけに、地元の声援を力に変えて初勝利をつかみにいく。

そのほか、世界ランク1位の鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/中国)が、張楠(ツァン・ナム)/李茵暉との同胞対決を制して準決勝へ。2016年リオ五輪銀メダリストで、今年に入って復調の兆しを見せているチャンPS/ゴーLY(マレーシア)もベスト4入りを決めている。

▼準々決勝

鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−10、21−13〕0●張楠/李茵暉(中国)25分

チャンPS/ゴーLY(マレーシア)②〔21−19、20−22、21−17〕1●ジョーダン/オクタビアンティ(インドネシア)68分

渡辺勇大/東野有紗②〔21−9、21−12〕0●保木卓朗/米元小春37分

王懿律/黄東萍(中国)②〔21−18、21−6〕0●ゴーSH/ライSJ(マレーシア)37分

6月のマレーシアOPからペアを組んで出場している保木卓朗/米元小春。敗れたものの、アジア大会に続くベスト8入りを果たした

▼準決勝

鄭思維/黄雅瓊(中国) − チャンPS/ゴーLY(マレーシア)

渡辺勇大/東野有紗 − 王懿律/黄東萍(中国)

【男子ダブルス】

ハイレベルな大会で久々の上位進出はならなかった保木卓朗/小林優吾(左)

日本で唯一準々決勝に勝ち残ったのは、1回戦で元世界王者の中国ペアを破っている保木卓朗/小林優吾。地元での上位進出をねらったものの、ファイナルゲームの接戦の末に敗れ、ベスト4入りはならなかった。

保木/小林の相手は、世界ランク19位、中国の何済霆(へ・ジティン)/譚強(タン・チャン)。第1ゲームを先取し、第2ゲームも19オールと終盤まで激しいラリーを展開。しかし、保木/小林がこのゲームを落とすと、最終ゲームは9-12から相手に大きく点差を広げられ敗戦。第2ゲームからの逆転負けに「悔しい思いが強い」と小林。次週の中国OP(Super1000)では1回戦で同じ対戦カードとなることが決まっており、保木は「今日悪かったところを反省して、しっかり(相手を)研究したい」とリベンジを誓った。

世界ランク1位、ジャカルタ アジア大会では地元優勝を飾ったギデオン/スカムルヨ(インドネシア)は、順当に準決勝へ。そのほか、世界選手権優勝の中国・李俊慧(リー・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン)、同大会ベスト4の陳宏麟(チェン・フンリン)/王齊麟(ワン・チーリン/台湾)が勝利している。

▼準々決勝

ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)②〔21−10、17−21、21−14〕1●タベリング/マース(オランダ)49分

譚強/何濟庭(中国)②〔18−21、21−19、21−15〕1●保木卓朗/小林優吾61分

陳宏麟/王齊麟(台湾)②〔21−17、21−19〕0●徐承宰/金元昊(韓国)40分

李俊慧/劉雨辰(中国)②〔22−20、18−21、21−14〕1●アルディアント/アルフィアン(インドネシア)69分

▼準決勝

ギデオン/スカムルヨ(インドネシア) − 譚強/何濟霆(中国)

李俊慧/劉雨辰(中国) − 陳宏麟/王齊麟(台湾)

<選手コメント>

初日

2日目−1

3日目−1

4日目−1/2

取材・文/田辺由紀子

写真/菅原 淳

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