【ジャパンOP】渡辺&東野が強敵を撃破!髙橋&松友は初戦突破ならず<3日目−2>

9月13日に開催されたダイハツ・ヨネックスジャパンOP(東京・武蔵野の森総合スポーツプラザ/Super750)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。ここでは男女ダブルス、混合ダブルスの活躍をダイジェストでお伝えしよう。

初日の結果はこちら/2日目の結果はこちら

3日目の結果 シングルスダブルス

選手コメント:初日2日目−12日目−2

3日目-13日目-2

 【男子ダブルス】

ジャパンOP2018

1回戦を2−0で勝利した世界選手権銀メダルの園田啓悟/嘉村健士は、2回戦で韓国の若手ペアと対戦。第1ゲームを先制した園田/嘉村だったが、その後は相手のペースを崩せず、第2、3ゲームを落として逆転負け。同種目での日本ペア初Vをねらったが、無念の敗戦となった。

日本人で唯一勝ち残ったのは、1回戦で元世界王者から金星を挙げた保木卓朗(写真右)/小林優吾。2回戦でもその好調ぶりを発揮して、インドネシアの成長株・アングリアワン/ハルディアントを2−0のストレートで撃破。Super500以上(旧SS)の大会では、昨年11月の中国OP(SSプレミア)以来となるベスト8入りを果たした。

▼2回戦

園田啓悟/嘉村健士●1〔21−16、18−21、18−21〕②徐承宰/金元昊(韓国)65分

保木卓朗/小林優吾②〔21−17、21−13〕0●アングリアワン/ハルディアント(インドネシア)36分

▼準々決勝

ギデオン/スカムルヨ(インドネシア) − タベリング/マース(オランダ)

保木卓朗/小林優吾 − 譚強/何濟庭(中国)

徐承宰/金元昊(韓国) − 陳宏麟/王齊麟(台湾)

アルディアント/アルフィアン(インドネシア) − 李俊慧/劉雨辰(中国)

【女子ダブルス】

ジャパンOP2018

8月のアジア大会で銀メダルを獲得した髙橋礼華/松友美佐紀(写真右)。シードのため2回戦からの登場となったが、中国ペアに1−2で敗れた。髙橋/松友は第1ゲームを先取し、第2ゲームもシーソーゲームとなった展開で先にマッチポイントを握る。しかし、接戦は続き25-27で落としてファイナルゲームに突入すると、序盤で点差を広げられ劣勢に。後半の追撃も及ばず最後は11-21で逆転負けを喫し、前回王者は2回戦で姿を消した。 ジャパンOP2018

アジア大会銅メダルで第1シードの福島由紀(写真右)/廣田彩花、世界選手権優勝の松本麻佑/永原和可那は、白星をつかんで準々決勝に進出した。福島/廣田は今大会の初戦だったこともあり、シャトルの飛び方などコート環境にプレーを合わせるのに苦労しながらも、ファイナルゲームにもつれた試合を制した。

上位進出の期待も高まっていた櫻本絢子/髙畑祐紀子、新玉美郷/渡邉あかね、志田千陽/松山奈未らB代表組は、それぞれ2回戦で敗退。櫻本/髙畑は世界ランク4位で「対戦したかった相手」と語っていたポリイ/ラハユ(インドネシア)に、第1ゲームを先取する健闘を見せたが、後半は主導権を握れずファイナルゲームの末に敗れている。

▼2回戦

新玉美郷/渡邉あかね●0〔19-21、16-21〕②陳清晨/賈一凡(中国)44分

永原和可那/松本麻佑②〔21-17、21-13〕0フォウガード/トゥーグセン(デンマーク)40分

髙橋礼華/松友美佐紀●1〔21-12、25-27、11-21〕②李茵暉/杜玥(中国)86分

福島由紀/廣田彩花②〔21-17、15-21、21-9〕1●張藝娜/鄭景銀(韓国)72分

志田千陽/松山奈未●1〔20-22、21-19、10-21〕②湯金華/于小含(中国)70分

櫻本絢子/髙畑祐紀子●1〔21-14、16-21、10-21〕②ポリイ/ラハユ(インドネシア)76分

ジャパンOP2018
注目度が高い世界女王の松本麻佑/永原和可那(左)は順当に2回戦を突破

▼準々決勝

福島由紀/廣田彩花 − ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)

ポリイ/ラハユ(インドネシア) − G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)

湯金華/于小含(中国) − 陳清晨/賈一凡(中国)

松本麻佑/永原和可那 − 李茵暉/杜玥(中国)

【混合ダブルス】

ジャパンOP2018

2回戦からの登場となった渡辺勇大(右)/東野有紗は、香港のエースでアジア大会銀メダルの鄧俊文(タン・チュンマン)/謝影雪(ツェ・イエンスェット)と激突。第1ゲームを21-14で先制した渡辺/東野だったが、第2ゲームは12オールから先に抜け出されて1−1のイーブンに。最終ゲームは終始リードを保った渡辺/東野が。終盤に振り切って勝利。準々決勝に駒を進めている。

ジャパンOP2018

保木卓朗(左)/米元小春インドネシアのシードペアを2−1で退けてベスト8に進出した。これにより、準々決勝は渡辺/東野と保木/米元の日本対決が決定した。ミックスに登場したもう1組の金子祐樹/松友美佐紀は、第1シードの鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン/中国)との勝負に、0−2で敗れている。

▼2回戦

渡辺勇大/東野有紗②〔21-14、15-21、21-16〕1●鄧俊文/謝影雪(香港)64分

保木卓朗/米元小春②〔19-21、21-15、21-14〕1●ファイザル/ウィジャヤ(インドネシア)61分

金子祐樹/松友美佐紀●1〔18-21、14-21〕②鄭思維/黄雅瓊(中国)28分

▼準々決勝

鄭思維/黄雅瓊(中国) − 張楠/李茵暉(中国)

チャンPS/ゴーLY(マレーシア) − ジョーダン/オクタビアンティ(インドネシア)

保木卓朗/米元小春 − 渡辺勇大/東野有紗

ゴーSH/ライSJ(マレーシア) − 王懿律/黄東萍(中国)

取材・文/田辺由紀子

写真/菅原 淳

投稿日:2018/09/14

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