【ドイツOP】日本勢が3種目制覇!桃田、山口、遠藤&渡辺が頂点に!<S300>

3月3日にBWFワールドツアー・ドイツOP(Super300/ミュルハイム・アン・デア・ルール)の最終日が開催され、各種目決勝戦が行なわれた。

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最終日の第1試合に組まれたのは男子ダブルス。園田啓悟/嘉村健士、遠藤大由/渡辺勇大(写真右)の日本人同士の決勝戦を制したのは、堅いディフェンスが光った遠藤/渡辺だった。第1ゲームは園田/嘉村が21-15で先制したものの、第2ゲームは遠藤/渡辺が奪い返す。ともに譲れないファイナルゲームは、中盤まで点差は大きく離れなかったが、遠藤/渡辺が14-12から一気に抜け出す。園田/嘉村に反撃の隙を与えず、安定したレシーブから攻撃につなげ、7連続得点で勝負あり。遠藤/渡辺が園田/嘉村を退けて今季初優勝を飾った。

続く第2試合には女子シングルスの山口茜(写真)とラチャノック・インタノン(タイ)が激突。第1ゲームを先制したのはインタノン。前半9-3とリードすると、点差を守りながら試合を進めて21-16。しかし、第2ゲームは山口が前半で点差を広げて取り返すと、勝負の行方は最終ゲームへ。ともにリードを許さない激しい点の奪い合いは、20オールに入っても変わらない。このシーソーゲームに終止符を打ったのは山口。最後はラチャノックのクロスネットをダイブしてロブ。すると、ラチャノックはバックアウトとジャッジして見送るも、判定はイン。スーパープレーで勝負をつけた山口が、ドイツOP3連覇を飾った。

インタノンとの激しい点の奪い合いを制した山口(左)は相性のいいドイツの地で見事3連覇を達成

日本選手の2連続優勝となった後は、髙橋礼華/松友美佐紀の女子ダブルス。相手は準決勝で福島由紀/廣田彩花を破った中国の李茵暉(リ・インフイ)/杜玥(ドゥ・ユエ)だったが、ここでも若手の勢いに押し切られる。第1ゲームは20-16で先にマッチポイントを握った中国ペアに対して、4連続得点で追いついた髙橋/松友。このまま逆転といきたかったが、2連取を許して第1ゲームを落とした。すると、第2ゲームは髙橋/松友が10-9とした場面で7連続失点。ここから点差を縮めたい髙橋/松友だったが、最後は中国ペアに振り切られて15-21で敗戦。1月のインドネシアマスターズ(Super500)に続く、今季2度目の優勝はならなかった。

中国の若手に押し切られる形で敗戦した髙橋礼華(右)/松友美佐紀

第4試合は再び日本人対決。男子シングルスは桃田賢斗と西本拳太の勝負となり、優勝を手にしたのは桃田。第1ゲームは前半からリードを広げた桃田が、21-10で先制。第2ゲームは8オールまでポイントの奪い合いとなったが、再び桃田が西本を突き放して13-8とすると、ここからセーフティーリードを守り続けて21-16で勝利。桃田が今季初優勝を飾った。

桃田賢斗(左)と西本拳太同年代対決は桃田に軍配が上がった

決勝戦の結果は以下の通り。

【男子シングルス】

桃田賢斗②〔21−10、21−16〕0●西本拳太41分

【女子シングルス】

山口茜②〔16−21、21−14、25−23〕1●ラチャノック・インタノン(タイ)70分

【男子ダブルス】

遠藤大由/渡辺勇大②〔15−21、21−11、21−12〕1●園田啓悟/嘉村健士54分

【女子ダブルス】

李茵暉/杜玥(中国)②〔22−20、21−15〕0●髙橋礼華/松友美佐紀51分

【混合ダブルス】

徐承宰/蔡侑玎(韓国)②〔21−17、21−11〕0●ファイザル/ウィジャジャ(インドネシア)36分

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/Getty Images

投稿日:2019/03/04

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