【熊本マスターズ2023】大林拓真がアントンセンを撃破!! 桃田賢斗は石宇奇に準々決勝で敗れる<準々決勝結果>

11月17日に開催されたBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(熊本県立総合体育館/Super500)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。日本勢は各種目に出場し、海外のライバルたちと日本のファンの前で激闘を繰り広げている。

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男子シングルスは桃田賢斗、大林拓真(上写真)、渡邉航貴の3選手が準々決勝に登場。この中でベスト4に勝ち進んだのは日本B代表の大林だ。相手はデンマークのアンダース・アントンセン。強烈なスマッシュを武器に持つ相手に対して、大林は持ち前のねばり強さを発揮。第1ゲーム、攻撃的に仕掛けた大林が21-12で制すると、第2ゲームを奪われたあとのファイナルゲームでアントンセンが失速。「全力で走る気持ちで」という大林が体力勝負をモノにして、Super500の大会で初のベスト4進出を決めた。

久々の上位進出をねらう桃田は、中国の石宇奇(シーユーチー)と対戦。今年7月の韓国OP以来の対決となった勝負は、第1ゲーム「出だしは余裕があって、いいリズムでプレーできた」という桃田が接戦を展開したが、21-17で石宇奇が先制する。第2ゲームに入ると、スピードで上回る石宇奇がポイントを重ねて桃田を圧倒。攻めてを欠いた桃田が引き離され、最後は12-21。桃田は準々決勝で敗れた。

女子ダブルスは松本麻佑/永原和可那、櫻本絢子(上写真・左)/宮浦玲奈の2ペアが準決勝へと勝ち進んだ。松本/永原は、タイの一番手ペアに2-0で快勝。テンポよく攻撃を仕掛けてベスト4に進出した。櫻本/宮浦も、マレーシアのタン/ティナーを相手に前半から積極的に攻め込み2-0で勝利をつかんでいる。

混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗は、マレーシアペアを15本、16本で制して準決勝に進出。男子選手の強烈なスマッシュに苦しむ場面もあったが、ディフェンスでしっかりしのいでポイントを重ねた渡辺/東野が白星をつかみとった。

17日の結果、18日の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

▼準々決勝(11月17 日)

ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔15−21、21−18、21−9〕1●ジョナタン・クリスティ(インドネシア)72分

大林拓真②〔21−12、10−21、21−12〕1●アンダース・アントンセン(デンマーク)74分

石宇奇(中国)②〔21−17、21−12〕0●桃田賢斗53分

周天成(台湾)②〔21−17、21−15〕0●渡邉航貴43 分

▼準決勝(11月18日)

大林拓真 − ビクター・アクセルセン(デンマーク)

石宇奇(中国) − 周天成(台湾)

【女子シングルス】

▼準々決勝(11月17 日)

アン・セヨン(韓国)②〔21−17、21−9〕0●スパニダ・カテソン(タイ)42分

陳雨菲(中国)②〔21−12、21−9〕0●キャロリーナ・マリーン(スペイン)34分

ベイウェン・ツァン(アメリカ)◯〔19−21、21−19、6−0、キケン〕1●戴資穎(台湾)45分

グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)②〔22−20、21−19〕0●イェオ・ジャミン(シンガポール)38分

▼準決勝(11月18日)

アン・セヨン(韓国) − 陳雨菲(中国)

ベイウェン・ツァン(アメリカ) − グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)

【男子ダブルス】

▼準々決勝(11月17 日)

劉雨辰/欧烜屹(中国)②〔21−19、21−13〕0●古賀輝/齋藤太一43分

何濟庭/任翔宇(中国)②〔21−17、21−16〕0●三橋健也/岡村洋輝41分

譚強/周昊東(中国)②〔21−15、17−21、21−17〕1●保木卓朗/小林優吾67分

テオEY/オンYS(マレーシア)②〔21−19、21−16〕0●李芳至/李芳任(台湾)43 分

▼準決勝(11月18日)

何濟庭/任翔宇(中国) − 周昊東/譚強(中国)

テオEY/オンYS(マレーシア) − 劉雨辰/欧烜屹(中国)

【女子ダブルス】

▼準々決勝(11月17 日)

松本麻佑/永原和可那②〔21−12、21−18〕0●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)45分

劉聖書 /譚寧(中国)②〔15−21、21−16、21−18〕1●ヌンタカン/ベンヤパ(タイ)67分

櫻本絢子/宮浦玲奈②〔21−13、21−18〕0●タン/ティナー(マレーシア)

鄭雨/張殊賢(中国)②〔21−9、21−14〕0●李佳馨/鄧淳薫(台湾)

▼準決勝(11月18日)

松本麻佑/永原和可那 − 劉聖書 /譚寧(中国)

櫻本絢子/宮浦玲奈 − 鄭雨/張殊賢(中国)

【混合ダブルス】

▼準々決勝(11月17 日)

鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−14、21−14〕0●チェンTJ/トーEW(マレーシア)35分

徐承宰/蔡侑玎(韓国)②〔21−19、21−19〕0●蒋振邦/魏雅欣(中国)38分

馮彦哲/黄東萍(中国)②〔14−21、21−18、21−7〕1●山下恭平/篠谷菜留73分

渡辺勇大/東野有紗②〔21−15、21−16〕0●タンKM/ライPJ(マレーシア)40分

▼準決勝(11月18日)

渡辺勇大/東野有紗 − 馮彦哲/黄東萍(中国)

鄭思維/黄雅瓊(中国) − 徐承宰/蔡侑玎(韓国)

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2023/11/18

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