バドスピ | BADMINTON SPIRIT

【高校選抜2023】世界ジュニア女王の宮崎友花が選抜制覇!女子ダブルスは清瀬&平本がV達成!<女子個人>

春の高校日本一を決める「第51回全国高校選抜」は、3月28日に大会最終日を迎え、岩手県花巻市総合体育館で男女個人戦が行なわれた。ここでは、女子シングルスと女子ダブルスの熱戦をダイジェストでお伝えする。

【女子ダブルス】

準決勝からスタートした女子ダブルス。日本B代表に選出されている優勝候補の須藤海妃/山北奈緒(ふたば未来学園/福島)は、青森山田の髙野来蒔/藤井史穂(青森)と対戦。須藤/山北が堅いディフェンスから相手後衛の高野を左右に揺さぶって主導権を握り、2-0のストレートで勝利した。

もう一方のカードは、青森山田の清瀬璃子/平本梨々菜(青森)が、四天王寺の原菜那子/玉木亜弥(大阪)をファイナルゲームの末に退けた。高身長の清瀬/平本に対し、小柄なペアの原/玉木が強く速い球で勝負を仕掛けたが、最後は四天王寺ペアのミスが増えて点差を広げられた試合だった。

決勝戦もファイナルゲームにもつれる死闘となったが、攻め続けた清瀬/平本が勝利。清瀬は「サービスまわりから球を沈めて主導権を握って、連続して攻めればプレッシャーになる。それが後半になるにつれて決まるようになった」と手応えを話した。タイミングよくクロスに射貫くドライブを仕掛けて点を取っていた平本は「相手は、カットやクリアーで崩してスマッシュで決めるパターンが多い。崩されていたら相手ペースになる。カットが多くなっていたときには、前に出てねらいにいった」と攻守逆転をねらい続けていたことを明かした。

接戦を制して優勝を飾った青森山田の清瀬(左)/平本。準決勝、決勝とどちらもファイナル勝負にもつれた試合を制した

春の頂点に立った清瀬/平本の次のターゲットは、夏のインターハイ。清瀬は「今回は団体戦に敗れて、個人戦は絶対にという気持ちになれたところもある。インターハイでは団体戦はもちろん、個人戦ももう一度チャレンジャーの気持ちで臨んで、2冠を取りたい。シングルスも平本が出るので、チームで3冠が取れるように頑張りたい」と今後に向けた意気込みを語った。

日本B代表の須藤(左)/山北(ふたば未来学園)は準優勝。団体戦からの連戦となったが、厚みのある攻撃でしっかり決勝に進出した

≫28日の女子ダブルス結果(トーナメント表)はこちら

【優勝ペアコメント】

清瀬璃子(左)/平本梨々菜
(青森山田・青森)

清瀬「自分たちは向かっていく立場。決勝の相手は、東北大会の団体戦で負けましたが、個人戦では勝っていたので、思い切っていこうと話していました。勝ち切れてうれしいです。団体戦の柳井商工戦で(田口真彩/宮崎友花に)敗れた試合では、レシーブで引いてネット前に返すだけになって潰されることが多かった。個人戦は、1回戦から藤田先生に『レシーブで前に出て、ドライブで攻めよう』と言われ続けて、それが少しずつできて決勝の結果につながったと思います」

平本「決勝は、ファイナルゲームの時に清瀬先輩が前に出て、上で相手の球を取って、上がってきた球を自分が打つパターンがうまくはまりました。サービスまわりも、球を予測して上からいけたのが勝因だと思います。大会を通じて、レシーブでもねらいを持てるようになったのは収穫。コンディションは(連戦で)ベストではなかったですけど、自分にできることを我慢してやることを身につけられたかなと思います。(インターハイは)ダブルスはもちろん、また日本一を取りたい。団体戦は、エースダブルスとして貢献できなかったので、今度は自分たちの形で試合をしてポイントを取って優勝したいです」

【女子シングルス】

準々決勝からスタートした女子シングルスは、いきなり波乱が起きた。第1シードの作新学院・遠藤美羽(栃木)が、佐賀女子の今泉明日香(佐賀)にファイナルゲームで競り負けた。第1ゲームは遠藤が先取したが、第2ゲームになると「相手の打つコースが読めてきた」と手応えをつかんだ今泉が逆襲。ファイナルゲームも今泉がリードしながら遠藤にプレッシャーをかけ続け、勝利をつかんだ。

もう一人、格上シードを破ったのは、埼玉栄の小原未空(埼玉)。ダブルス決勝後で疲労を隠せなかった平本を相手に、機動力と巧みな打ち分けで主導権を握り2-0のストレートで押しきった。今泉も小原も小学生時代の全国8強が最高成績で、大会後はともに4強入りを喜んでいた。

準決勝でこの2人を破ったのは、世界ジュニア女王の宮崎友花(柳井商工/山口/上写真)とふたば未来の山北奈緒(福島)。山北は、4日間で単複合わせて17試合目となるオーバーペース。準決勝では球を見送る場面や、サイドを突かれた球を追うと倒れ込むような仕草も見られたが、決勝の第1ゲームでは宮崎も驚くほどに闘志あふれる積極性を見せて試合をリード。19-11から9連続失点で逆転されたが、ねばりを見せて22-20でゲームを先取する。しかし、宮崎は相手の疲労を考慮して、ファイナル勝負を見込んで冷静にペースを奪い返す。第2ゲーム以降はタイミングよく強打を打ち込んで点数を重ね、宮崎が2-1の逆転勝利で春の選抜初優勝を飾った。

団体、個人戦ともに決勝に進んだ山北はすべて準優勝。この悔しさを夏のインターハイにぶつけたい

≫28日の女子シングルス結果(トーナメント表)はこちら

【優勝コメント】

宮崎友花(柳井商工・山口)

「決勝は、相手がダブルスのようなプレーで無理にでも打ってくる球に反応しきれなかったです。でも、相手はダブルスで決勝まで戦って疲れていたので、3ゲーム目で取ろうと切り替えました。(翌日から大阪国際があるが)海外の選手は、今日の山北さんのように、奥まで攻めても角度のある球や浮かない球を打ってくるので、自分がもっと変化しなければと思いました。また、フィジカル面も上げていきたいです。今年は日本B代表に入って国際大会に出られる機会が増えると思います。結果次第で次の年のチャンスが増えると思うので、そのチャンスをつかみたいです」

28日の最終日結果は以下の通り。

【女子ダブルス】

▼準決勝

須藤海妃/山北奈緖(ふたば未来学園・福島)②〔21−13、21−7〕0●髙野来蒔/藤井史穂(青森山田・青森)

清瀬璃子/平本梨々菜(青森山田・青森)②〔22−20、20−22、21−14〕1●原菜那子/玉木亜弥(四天王寺・大阪)

▼決勝

清瀬璃子/平本梨々菜②〔21−17、18−21、21−15〕1●須藤海妃/山北奈緖

【女子シングルス】

▼準々決勝

今泉明日香(佐賀女子・佐賀)②〔14−21、22−20、21−18〕1●遠藤美羽(作新学院・栃木)

山北奈緖(ふたば未来学園・福島)②〔17−21、22−20、21−15〕1●玉木亜弥(四天王寺・大坂)

小原未空(埼玉栄・埼玉)②〔21−13、21−19〕0●平本梨々菜(青森山田・青森)

宮崎友花(柳井商工・山口)②〔21−15、21−5〕0●須藤海妃(ふたば未来学園・福島)

▼準決勝

山北奈緖②〔21−18、21−19〕0●今泉明日香

宮崎友花②〔21−12、21−6〕0●小原未空

▼決勝

宮崎友花②〔20−22、21−10、21−10〕1●山北奈緖

取材・文/平野貴也

写真/川口洋邦

【大会レポート】

3日目/個人戦
男子ダイジェストはこちら

3日目/個人戦
女子ダイジェストはこちら

2日目/団体戦
男子ダイジェストはこちら

2日目/団体戦
女子ダイジェストはこちら

初日/団体戦
男子ダイジェストはこちら

初日/団体戦
女子ダイジェストはこちら

【組み合わせ&結果】

男子団体

男子シングルス / 男子ダブルス 

男子団体の出場校一覧&名鑑はこちら

女子団体

女子シングルス / 女子ダブルス

※女子団体の出場校一覧&名鑑はこちら

【大会フォトギャラリー】

写真
川口洋邦

初日

2日目<女子>

2日目<男子>

3日目

バドスピTOPへ
モバイルバージョンを終了