【高校選抜2023】ふたば未来学園＆埼玉栄の２強が快調に準々決勝進出！＜男子団体＞

春の高校日本一を決める大舞台「第51回全国高校選抜大会」が、25日に岩手県の花巻市総合体育館で開幕した。競技初日となったこの日は、男女ともに団体戦の1〜3回戦が実施され、ベスト8が出揃った。ここでは、男子団体のダイジェストをお伝えする。

【男子団体ダイジェスト】

男子団体は、序盤から強豪校同士の対戦が繰り広げられるなど熱戦続きとなった。そのなかで春の連覇をめざす、ふたば未来学園（福島）は、緒戦となった2回戦の日章学園（宮崎）戦に3-0で快勝すると、続く比叡山（滋賀）との3回戦でも3-1と危なげなく勝利を収めて準々決勝進出を決めた。「明日はすごく強い相手と当たるので、しっかり気持ちを整えてチーム全員で日本一に向けて頑張っていきたい」（谷岡大后主将）

春の連覇をねらう、ふたば未来学園は全日本ジュニア2位の谷岡大后（右）／松川健大がダブルスエース。谷岡はシングルスでも得点源となり、春の頂点に立ちたい

また、ふたば未来学園と同じ右のヤマに入った優勝候補の埼玉栄（埼玉）も、2回戦で地元・岩手代表の花北青雲に3-0でストレート勝ちすると、3回戦は前回大会ベスト8の札幌龍谷学園（南北海道）に勝利してベスト8入り。2年ぶりの優勝へ向けて順調に駒を進めた。

そして、この日の注目の一戦は2回戦の瓊浦（長崎）と聖ウルスラ学院英智（宮城）の一戦。インターハイ優勝経験校同士が激突した大一番は、第1シングルスを終えて2-1と瓊浦リードで折り返したが、聖ウルスラがここからシングルス2本を続けて奪い逆転勝ち。第1シードを破って準々決勝へと進んだ聖ウルスラは、「このチャンスを逃さないように頑張っていきたい」（畑山辰徳監督）と、気を引き締め直していた。