【高校選抜2023】3冠めざす沖本が単複で最終日へ!ライバルの谷岡も奮闘勝利<男子個人戦>

大会3日目を迎えた「第51回全国高校選抜大会」は27日、岩手県・花巻市総合体育館で男女ともに個人戦がスタート。ダブルスの1回戦から準々決勝までと、シングルスの1~2回戦が実施され、ダブルスはベスト4、シングルスはベスト8が、それぞれ出そろった。ここでは男子のダイジェストをお伝えする。

【男子ダブルス】

準々決勝までが行なわれた男子ダブルスは、全日本ジュニア覇者で優勝筆頭候補の沖本優大(上写真・右)/角田洸介(埼玉栄)が順当に勝ち進むと、準々決勝では全日本ジュニア8強の米隆斗/増井翔大(高岡第一)に対して19本、18本と競り合いながらもストレート勝ちを収めて準決勝進出。

また、第2シードの谷岡大后/松川健大(ふたば未来学園)は、2回戦以降に苦しむ場面も見られたが、山岸拓海/落合優護(北越)との準々決勝をファイナル17本で競り勝ち、ベスト4に勝ち残った。

谷岡のコンディションが心配される谷岡大后(右)/松川健大(ふたば未来学園)だが、2人とも単複で最終日へ勝ち進んだ

そのほかでは、浪岡の菅原海斗/田中陽樹が「タフな試合が続いたけど、日頃からトレーニングを多くしているので、その成果が出た」(菅原)と、3試合をしっかり勝ちきって準決勝進出。もう1枠には、前日の団体戦でチームの優勝に貢献した埼玉栄の野口駿平と三浦大地が入り、沖本/角田との同校決勝の可能性を残した。

≫27日の男子ダブルス結果(トーナメント表)はこちら

【男子シングルス】

男子シングルスは2回戦までを消化し、ベスト8が出揃った。ダブルスで準決勝進出を果たし、3冠の期待も膨らむ埼玉栄の沖本優大は、1~2回戦ともに相手に流れを渡すことなくストレート勝ち。「3冠は、ねらっています。みんなの力を出しきって団体戦で優勝できたので、あとは自分が3冠すれば、栄のみんなも喜んでくれると思う」(沖本)

一方で、全日本ジュニアではその沖本に決勝で勝利した谷岡大后(ふたば未来学園)は、昨日の団体戦準決勝では体調不良でメンバーから外れるなどコンディションが心配された。実際、2回戦では第1ゲームをわずか4本で落とすなど、不安な面をのぞかせたが、なんとか逆転勝ちして単複で最終日へ。

そのほか、全日本ジュニア3位の中川友那(埼玉栄)や、前回大会で1年生ながら3位に入った菅原海斗(浪岡)をはじめ、佐藤瑠活(東大阪大柏原)、山田修平(長野商)、松川健大(ふたば未来学園)、安田輝(比叡山)といった選手が準々決勝へと駒を進めている。

シングルスでも、団体戦を制した埼玉栄勢が活躍。全日本ジュニア3位の中川友那は、ジュニアナショナル選手などを退けてベスト8入り

大会最終日の28日は、男女ともに個人戦のシングルスとダブルスで決勝戦までが行なわれる。

≫27日の男子シングルス結果(トーナメント表)はこちら

★28日の対戦カード

【男子ダブルス】

▼準決勝

沖本優大/角田洸介(埼玉栄・埼玉) ― 菅原海斗/田中陽樹(浪岡・青森)

野口駿平/三浦大地(埼玉栄・埼玉) ― 谷岡大后/松川健大(ふたば未来学園・福島)

【男子シングルス】

▼準々決勝

谷岡大后(ふたば未来学園・福島) ― 佐藤瑠活(東大阪大柏原・大阪)

山田修平(長野商・長野) ― 中川友那(埼玉栄・埼玉)

松川健大(ふたば未来学園・福島) ― 安田輝(比叡山・滋賀)

菅原海斗(浪岡・青森) ― 沖本優大(埼玉栄・埼玉)

取材・文/吉井信行

写真/川口洋邦

【大会レポート】

2日目の男子ダイジェストはこちら

2日目の女子ダイジェストはこちら

初日の男子ダイジェストはこちら

初日の女子ダイジェストはこちら

【組み合わせ&結果】

男子団体

男子シングルス / 男子ダブルス 

男子団体の出場校一覧&名鑑はこちら

女子団体

女子シングルス / 女子ダブルス

※女子団体の出場校一覧&名鑑はこちら

【大会フォトギャラリー】

写真
川口洋邦

初日

2日目<女子>

2日目<男子>

投稿日:2023/03/27
■関連キーワード

            

人気記事ランキング

閉じる