【全日本女子ジュニアオープン】青森山田の石川&小笠原が同校対決を制してV!<ダブルス>

全日本ジュニア選手権の代替大会として企画された『~START FROM TOHOKU 2021~ 全日本女子ジュニアオープン』(青森県・スポカルイン黒石)は大会2日目、各種目の準決勝・決勝と順位決定戦が行なわれた。ここでは、石川心菜/小笠原未結(青森山田高2年)が頂点に立ったダブルスのダイジェストをお伝えする。

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【ダイジェスト】

青森山田高の3ペアがベスト4に進出したダブルス。準決勝の2試合は、どちらも1時間に及ぶ熱戦となった。先に決勝進出を決めたのは、同校対決を制した清瀬璃子/藤井史穂。青森山田の1年生ペアは、2年生・1年生ペアの遠藤心夏/岩戸和音を2-1で撃破。ファイナルゲームは終盤まで競り合う展開となったが、藤井が前、清瀬が後ろの形で攻め抜き、最後は19本で振り切った。

ファイナル勝負に競り勝って決勝進出を決めた清瀬璃子(左)/藤井史穂

一方、青森山田の石川心菜/小笠原未結と木山琉聖/古根川美桜(四天王寺高)の2年生対決は、石川/小笠原が勝利。第1ゲームは9本で失う不安定な立ち上がりだったが、2ゲーム目以降はラリーごとに「強気でやろう」と声を掛け合い、立て直しに成功。積極的な攻撃を繰り出して21-17で奪うと、ファイナルゲームは21-9と突き放して拳を握った。

同校対決となった決勝戦。先にペースをつかんだのは石川/小笠原だ。準決勝の勢いそのままに、二人は出だしから強気のプレーを展開。小笠原が果敢に前で勝負し、力強いショットが魅力の石川が後ろで攻めて得点を重ねていく。一方の清瀬/藤井は後手に回ることが多く、「気持ちが引いてしまった」と二人。石川/小笠原は攻撃の手を緩めることなくプレーし、14本、15本のストレート勝ちで優勝を決めた。

それぞれ別のパートナーと選抜で優勝/3位の実績を持つ石川心菜(左)/小笠原未結が頂点に立った

【優勝者コメント】

石川心菜(左)/小笠原未結(青森山田②) 

石川 今年のインターハイまでチームの大黒柱である大澤(陽奈)先輩と組ませてもらっていたのですが、先輩が抜けて、自分がダブルスを引っ張っていく立場になったことで、すごく不安やプレッシャーがありました。小笠原と組み始めたのは10月からです。地区大会も3位で、チーム内でも負けることが多かったのですが、2人で楽しんでやっていけば結果はついてくるという意識でやれたのがよかったと思います。もうすぐ選抜の県予選があります。これで気を抜かず、さらに強くなって、選抜では3冠できるように頑張っていきたいです。

小笠原 組み始めたばかりの時は、うまくいかないことが多くて悩むこともあったのですが、二人で話し合って解決しながらやってこられました。今大会を通しても、試合をやるごとにペアとして成長していけたと思います。次の県予選でもしっかり勝って、選抜でも優勝できるように頑張りたいです。

【ダブルス結果(7日)】

■準決勝

石川心菜/小笠原未結(青森山田②)②〔9-21、21-17、21-9〕1●木山琉聖/古根川美桜(四天王寺②)

清瀬璃子/藤井史穂(青森山田①)②〔21-23、21-14、21-19〕1●遠藤心夏/岩戸和音(青森山田②/①)

■決勝

石川心菜/小笠原未結②〔21-14、21-15〕0●清瀬璃子/藤井史穂

■3位決定戦

木山琉聖/古根川美桜 ②〔19-21、21-9、21-14〕1●遠藤心夏/岩戸和音

準優勝:清瀬璃子(右)/藤井史穂(青森山田①)
3位:木山琉聖/古根川美桜(四天王寺②)
4位:遠藤心夏/岩戸和音(青森山田②/①)

※大会の熱戦の模様は、11月22日(月)発売の『バドミントン・マガジン』12月号でも紹介します!

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/川口洋邦

投稿日:2021/11/07

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