【高校選抜2021】女子複は大澤&石川がV! 女子単は水津が団体との2冠を達成!〈男子個人〉

第49回全国高校選抜大会」は28日に、福島県郡山市の宝来屋郡山総合体育館で大会最終日を迎えた。この日は男女ともにダブルスが準決勝から、シングルスが準々決勝から行なわれ、各種目で春の高校日本一が決まった。ここでは女子のダイジェストをお伝えする。

【女子ダブルス】

女子ダブルス優勝の大澤陽奈(右)/石川心菜。ジュニア時代から同じチームでプレーする青森山田の先輩後輩ペアが悲願の日本一を奪取

大会最終日はダブルスの準決勝からスタート。先に決勝進出を決めたのは、青森山田の大澤陽奈/石川心菜だった。遠藤愛加/目﨑舞桜(新潟青陵)と対戦した大澤/石川は、「1ラリーも油断していなかった」(大澤)と、高い集中力を維持して第1ゲームを7本で奪うと、第2ゲームに入っても遠藤/目﨑につけいる隙を与えることなくストレート勝ち。また、準決勝のもう一試合では、同じ青森山田の1年生ペア・遠藤心夏/小笠原未結が同校決勝をめざして中原鈴/吉川天乃(倉敷中央)と競り合っていたが、ここは中原/吉川が18本、14本で勝利して、決勝進出を果たした。

決勝戦では大澤/石川の安定感が光った。硬いレシーブから自分たちの攻撃へとつなげた大澤/石川は、第1ゲーム中盤に広げたリードを守り切って21−15で先取。続く第2ゲームでは、序盤に6−2とリードを奪うも、ミスから中原/吉川に流れをつかまれ、連続得点を与える場面も見られた。それでも、ねばる中原/吉川を最後は19本で振り切り、大澤/石川が春の頂点に立った。

ともにシングルスを主戦場とする中原鈴(左)/吉川天乃だが、ダブルスでもその実力を発揮して堂々の決勝進出を果たした

【優勝コメント】

大澤陽奈(左)/石川心菜(青森山田)

大澤「全試合、2人で2ゲームに抑えようという目標を持ちながらも、しっかりチャレンジャーの気持ちで相手にぶつかっていけたので、勝負所でも勝ち切れたのかなと思います。夏のIHも勝つのが本物の選手だと思うので、しっかりここから一日一日を大切にして、また夏も優勝できるようにやっていきたいと思います」

石川「今回の大会も(コロナ禍で)チーム全員でここに来ることができなかったり、応援してくれている親も観に来ることができなかったりしましたが、その分、連絡をもらって頑張れと応援してもらいました。コロナ禍でもこの選抜という大会だけを毎日、全員で見て、やって来られてよかったと思います」

【女子シングルス】

団体戦では柳井商工の単複エースとして活躍した水津愛美が、団体と個人シングルスで見事に2冠を達成!

第1シードの杉山薫(ふたば未来学園)が敗れるなど、波乱も起こった女子シングルス準々決勝。その杉山を破った永田萌恵(柳井商工)のほか、倉島美咲(埼玉栄)、水津愛美(柳井商工)、久湊菜々(岡崎城西)がベスト4入りを果たす。そして準決勝では、永田が倉島を14本、19本で撃破すると、反対の山では水津が久湊に対して17本、15本のストレート勝ち。決勝は柳井商工の団体優勝を支えた2人による同校対決となった。

決勝は、水津が「普段から一緒に練習している分、球が読みやすくて、ラリーが続いてキツイ場面があった」と話した通り、お互いが丁寧にラリーを組み立て、どちらも流れを掴みきれない展開が続いた。それでも、地力に勝る水津が19オールから抜け出して第1ゲームを奪うと、第2ゲームは永田を圧倒。勝負どころでスピードを上げた水津は13−6とリードを奪うと、そこから一気に8連続得点。圧巻の内容で勝負を決めた水津が、団体とシングルスの2種目で春の栄冠を獲得した。

決勝こそ敗れた永田萌恵だが、優勝候補を含む難敵を連破して準優勝を飾るなど今大会は見事な活躍を披露した

【優勝コメント】

水津愛美(柳井商工・山口)

「これまで、団体でも個人でも日本一を獲ったことがなかったので、今回優勝することができて、素直にうれしかったです。でも、夏はダブルスでも上を狙っていきたいので、もっと体力をつけていかないといけない。優勝はうれしいですけど、1回忘れて、また夏にチャレンジャーで向かっていけるようにしたいと思います」

【女子個人戦の結果】(28日)

◆女子ダブルス

▼準決勝

中原鈴/吉川天乃(倉敷中央)②(21-18、21-14)0 ●遠藤心夏/小笠原未結(青森山田)

大澤陽奈/石川心菜(青森山田)②(21-7、21-7)0 ●遠藤愛加/目﨑舞桜(新潟青陵)

▼決勝

大澤陽奈/石川心菜②(21-15、21-19)0 ●中原鈴/吉川天乃

準優勝の永田萌恵(柳井商工・山口)

◆女子シングルス

▼準々決勝

永田萌恵(柳井商工)②〔21-19、21-13〕0●杉山薫(ふたば未来学園)

倉島美咲(埼玉栄)②〔21-17、21-18〕0●梅田莉々子(岡崎城西)

水津愛美(柳井商工)②〔21-18、21-17〕0●舛木さくら(作新学院)

久湊菜々(岡崎城西)②〔15-21、21-16、21-18〕1●岡本萌奈未(西武台千葉)

▼準決勝

永田萌恵②〔21-14、21-19〕0 ●倉島美咲

水津愛美②〔21-17、21-15〕0 ●久湊菜々

▼決勝

水津愛美②〔21-19、21-6〕0●永田萌恵

★高校選抜2021の熱戦の模様は、4月22日発売予定の『バドミントン・マガジン』5月号でも紹介します!

取材・文/吉井信行 写真/菅原 淳


投稿日:2021/03/29
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