【福州中国OP2019】JAPANが躍動!5種目すべてでベスト4に進出!<準々決勝結果>

11月8日に開催されたBWFワールドツアー・福州中国OP(Super750/福州)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。

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5種目で準々決勝に進出した日本勢は、この日も好調をキープ。女子シングルスの世界ランキング1位・奥原希望は、地元中国の何冰嬌(へ・ビンジャオ)との勝負に挑むと、第1ゲーム21-12で先制し、第2ゲームも11本に封じる完勝。2回戦に引き続き、2−0のストレート勝ちでベスト4進出を決めた。

男子シングルスの桃田賢斗(上写真)は、デンマークのビクター・アクセルセンと激突した。過去の対戦成績が12勝1敗と大きく勝ち越しているアクセルセンに対して、第1ゲームを21-18で制した桃田。しかし、第2ゲームはアクセルセンが5連続ポイントなどで桃田を引き離し、21-12でファイナル勝負に持ち込んだ。最終ゲームも、中盤までは互いにポイントを奪い合う展開となったが、先に抜け出したのは王者・桃田。13-12から5連取で差を広げると、その後はアクセルセンの追走を振り切って勝利。ベスト4入りを決めた。

ダブルス勢も負けてはいない。男子ダブルスの園田啓悟/嘉村健士(上写真・右)は、2016年リオ五輪銅メダリストのラングリッジ/エリス(イングランド)を、10本、13本で一蹴して準々決勝を突破。混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗は、秋以降好成績を残しているインドネシアのジョルダン/オクタビアンティを相手に、第1ゲーム15本、第2ゲームも18本に抑えて勝利。10月のフランスOP(Super750)に続き、ベスト4入りを決めた。

世界選手権のファイナリスト2ペアが勝ち残った女子ダブルス。福島由紀/廣田彩花(上写真・右)はマレーシアペアを2−0で難なく退けて準決勝に進出。世界女王の松本麻佑/永原和可那は、中国の鄭雨(ツェン・ユ)/李汶妹(リー・ウェンメイ)と80分に達したファイナル勝負を競り勝ち、こちらもベスト4に駒を進めている。

このほか、海外勢では、男子ダブルス世界王者のセティアワン/アッサン(インドネシア)が、マレーシアのアーロン・チア/ソーウィーイクに0−2で敗戦。同じく世界ランク上位の李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)も、インドの若手・シェティ/ランキレッディ(インド)に0−2で敗れて準々決勝敗退となった。

今年のタイOP優勝、フランスOP準優勝の成績を残しているインド期待のホープ・シェティ/ランキレッディ(右)が中国ペアを2−0で下した

準々決勝の結果、準決勝の対戦カードは以下の通り。

▼準々決勝(11月8日)

【男子シングルス】

桃田賢斗②〔21−18、12−21、21−16〕1●ビクター・アクセルセン(デンマーク)78分

周天成(台湾)②〔21−17、21−18〕0●陸光祖(中国)55分

アンダース・アントンセン(デンマーク)②〔21−16、21−11〕0●ジョナタン・クリスティ(インドネシア)46分

ラスムス・ゲンク(デンマーク)②〔13−21、21−14、22−20〕1●伍家朗(香港)71分

【女子シングルス】

奥原希望②〔21−12、21−11〕0●何冰嬌(中国)39分

陳雨菲(中国)②〔21−15、21−13〕0●ラチャノック・インタノン(タイ)37分

戴資穎(台湾)②〔21−15、11−21、21−13〕1●キム・ガユン(韓国)52分

ミシェル・リー(カナダ)②〔21−16、23−21〕0●ブサナン・ンバルンパン(タイ)50分

【男子ダブルス】

園田啓悟/嘉村健士②〔21−10、21−13〕0●ラングリッジ/エリス(イングランド)44分

シェティ/ランキレッディ(インド)②〔21−19、21−15〕0●李俊慧/劉雨辰(中国)43分

ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)②〔21−14、21−19〕0●ラムスフス/ザイデル(ドイツ)30分

A・チア/ソーWY(マレーシア)②〔21−13、22−20〕0●セティアワン/アッサン(インドネシア)25分

世界王者を2−0で下したマレーシアのA・チア(左)/ソーWY

【女子ダブルス】

松本麻佑/永原和可那②〔21−14、23−25、21−15〕1●張雨/李汶妹(中国)80分

福島由紀/廣田彩花②〔21−15、21−14〕0●チョウMK/リーMY(マレーシア)47分

陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−16、21−15〕0●金昭英/孔熙容(韓国)60分

李紹希/申昇瓚(韓国)②〔21−14、21−16〕0●G・ストエワ/S・ストエワ(ブルガリア)37分

松本麻佑(右)/永原和可那は中国ペアとの競り合いを制してベスト4に進出

【混合ダブルス】

渡辺勇大/東野有紗②〔21−15、21−18〕0●ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)36分

鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−14、21−10〕0●徐承宰/蔡侑玎(韓国)36分

王懿律/黄東萍(中国)②〔18−21、21−13、24−22〕1●チャンPS/ゴーLY(マレーシア)85分

ゴーSH/ライSJ(マレーシア)②〔21−13、21−18〕0●デチャポル/サプシリー(タイ)40分

渡辺勇大(右)/東野有紗は、デンマークOP、フランスOPと2大会連続Vのジョルダン/オクタビアンティを2−0で撃破

▼準決勝(11月9日)

【男子シングルス】

桃田賢斗 ― ラスムス・ゲンク(デンマーク)

周天成(台湾) ― アンダース・アントンセン(デンマーク)

【女子シングルス】

奥原希望 ― 戴資穎(台湾)

陳雨菲(中国) ― ミシェル・リー(カナダ)

【男子ダブルス】

園田啓悟/嘉村健士 ― A・チア/ソーWY(マレーシア)

ギデオン/スカムルヨ(インドネシア) ― シェティ/ランキレッディ(インド)

【女子ダブルス】

福島由紀/廣田彩花 ― 陳清晨/賈一凡(中国)

松本麻佑/永原和可那 ― 李紹希/申昇瓚(韓国)

【混合ダブルス】

渡辺勇大/東野有紗 ― 王懿律/黄東萍(中国)

鄭思維/黄雅瓊(中国) ― ゴーSH/ライSJ(マレーシア)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2019/11/08

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