【フランスOP2019】韓国の17歳がリオ五輪女王を抑え優勝!諶龍も1年ぶりのV!<決勝戦結果>

10月27日に開催されたBWFワールドツアー・フランスOP(Super750)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。

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日本勢は準決勝ですべて敗退しており、今季のワールドシリーズの上位大会(Super500以上)では、初めて決勝戦進出者がゼロの状況となった。

海外選手が占めた決勝戦。男子シングルスでは、2016年リオ五輪王者の諶龍(上写真/チェン・ロン/中国)が、インドネシアのジョナタン・クリスティ(インドネシア)を2−0で下し頂点に立った。諶龍の上位大会優勝は、前回のフランスOP以来で実に1年ぶり。前週のデンマークOP(Super750)では、桃田賢斗に敗れて準優勝。しかし、今大会ではアンソニー・S・ギンティン(インドネシア)やジョナタンなど、勢いのある若手をしっかり退けての頂点到達。今年に入ってなかなか好結果に恵まれなかった五輪王者が、いよいよ調子を上げてきた。

女子シングルスは、17歳のアン・セヨン(韓国/上写真)が、格付けが高いSuper750の大会で初優勝を飾った。アンの決勝戦の相手は、9月の中国OP(S1000)で優勝を果たしたキャロリーナ・マリーン(スペイン)。大ケガから復帰した元五輪女王を相手に、アンは第1ゲーム16-21で失ったものの、第2ゲーム21-18で奪い返してファイナルゲームへ。すると、最終ゲームはアンが一方的にポイントをつかんで、最後は21-5で勝利。今年春先にブレークした新星が、多くのライバルたちを蹴散らして、見事優勝を果たした。

混合ダブルスは、デンマークOPから2大会連続で決勝に進出したジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)が、中国の第一人者である鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)をファイナル勝負の末に破り優勝。2週連続Vを果たした。男子ダブルスはギデオン/スカムルヨ(インドネシア)が、インドのシェティ/ランキレッディを2−0で下して今季上位大会で7個目のタイトルを奪取。韓国対決となった女子ダブルスは、李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)が、金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン/韓国)を2−1で退け、78分の激戦を制している。

決勝戦の結果は以下の通り。

▼決勝戦(10月27日)

【男子シングルス】

諶龍(中国)②〔21−19、21−12〕0●ジョナタン・クリスティ(インドネシア)51分

【女子シングルス】

アン・セヨン(韓国)②〔16−21、21−18、21−5〕1●キャロリーナ・マリーン(スペイン)69分

【男子ダブルス】

ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)②〔21−18、21−16〕0●シェティ/ランキレッディ(インド)35分

【女子ダブルス】

李紹希/申昇瓚(韓国)②〔16−21、21−19、21−12〕1●金昭英/孔熙容(韓国)78分

【混合ダブルス】

ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)②〔22−24、21−16、21−12〕1●鄭思維/黄雅瓊(中国)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2019/10/28

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