【全中】奈良岡功大が前人未踏の3連覇! ダブルスは樋口&百上が頂点に!<男子個人戦>

全中・団体戦
団体との2冠に輝いた奈良岡功大(浪岡)

8月20日に開催された第46回全国中学校大会(石川県・金沢市総合体育館)最終日は、男女シングルス・ダブルスの個人戦が行なわれた。18日には個人戦の1回戦、19日には2回戦から準々決勝までが行なわれ、この日は準決勝と決勝が実施されている。

 

【男子シングルス】

男子シングルス決勝は、中学1年生から優勝を続けている奈良岡功大(浪岡)が、ジュニアナショナルメンバーの川本拓真(亀崎)を11本、7本に抑えて3連覇を達成。奈良岡はこれまで出場した個人戦で1ゲームも落としておらず、今大会も見事2−0のストレート勝ちで頂点に立った。個人戦3連覇の偉業は、男女を通じて大会史上初めてとなる。

団体優勝も合わせて2冠となった奈良岡功大
団体優勝も合わせて2冠となった奈良岡功大
全中個人戦
アグレッシブな攻撃が光る川本が準優勝。全国大会では初となる決勝進出に「ベスト4が目標だったのでうれしい」と笑顔を見せた

 

【男子ダブルス】

男子ダブルス決勝は、第3シードの樋口輝/百上拓海(埼玉栄中)と猪苗代のエースダブルス・鶴岡真人/安田伊吹が対戦。試合はファイナル勝負にもつれこんだが、ゲーム中盤から低く速い展開で攻撃のリズムをつかんだ樋口/百上が先に抜け出し、最後は気迫あふれるプレーを見せて16本で振りきった。

全中個人戦
樋口(右)/百上は優勝を決めた瞬間、そろって床に転がり喜びを爆発
全中個人戦
準決勝で第1シードを破って決勝にコマを進めた鶴岡(左)/安田。長身を生かした攻撃力は圧巻だった

 

【優勝者コメント】
全中個人戦
★奈良岡功大(浪岡)
「うれしいです。相手も3年生で最後だから、全力で向かってきているのがわかりました。最初は少し緊張してミスが多かったのですが、段々と緊張も取れてきて、いつも通りの試合ができたと思います。次は、まだ優勝していない全日本ジュニアで優勝します」

 

全中個人戦

★樋口 輝(右)/百上拓海(埼玉栄)

樋口「団体戦で負けてしまったので、個人戦では優勝したいと思っていました。百上が前衛で球をつくって、自分が後衛でアタックするのが自分たちのいい形。故障などもあってキツかったですが、気持ちで勝てました」

百上「親や名倉(康弘)先生をはじめ、支えてくれた人たちに感謝していたので、優勝して恩返しができてよかったです。勝負所では絶対に負けない自信がありました。最後はしっかり力を出しきれたと思います」

男子個人戦の準決勝・決勝の結果は以下の通り。

【男子シングルス】
▼準決勝
奈良岡功大(青森・浪岡) 2-0 後藤サン(福島・猪苗代)
川本拓真(広島・亀崎)  2-0 町 祥英(長崎・光海)
▼決勝
奈良岡②〔21-11、21-7〕0●川本

【男子ダブルス】
▼準決勝
鶴岡真人/安田伊吹(福島・猪苗代) 2-0 野田好希/小室直椰(東京・淑徳巣鴨)
樋口 輝/百上拓海(埼玉・埼玉栄) 2-0 毛利悠人/荒木亮磨(北海道・壮瞥)

▼決勝
樋口/百上②〔18-21、21-19、21-16〕1●鶴岡/安田

 

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投稿日:2016/08/21
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