日本一を争う「第77回全日本総合バドミントン選手権」が、東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで12月25日に開幕した。大会5日目が行なわれた29日は、各種目の準決勝を実施。ここでは決勝をかけて熱戦を繰り広げた選手たちのコメントを紹介する。
杉山薫
（BIPROGY）
女子シングルス準決勝：仁平菜月（ヨネックス）21−14、21−12で勝利。決勝に進出！
総合は日本一の大会で、小さいころからの憧れでした。去年は出られなくて悔しい思いをしただけに、その気持ちも全部ぶつけています。今日の試合前は緊張がありましたが、思い切ってやるだけ。ほかの選手に比べたらエースショットなどもまだまだなので、とにかくねばり強くプレーしようと心がけました。
目の前の1試合1試合を必死でやってきたらここまできて、準々決勝を戦うことがまず目標だったので、手応えというよりはびっくりです。1日ごとにカード数が減って、お客さんが近くなって。なかなか経験できないことです。決勝の相手はどちらでも、公式戦をやったとがないので楽しみです。とにかく向かっていき、自分の力を出し切れるようにしたいです。
仁平菜月
（ヨネックス）
－－試合を振り返って
うまくまとまらないまま試合をしてしまいました。ああいう風に対してストローク系でやられた時の攻め方や、ラリーの仕方というのが、いまいち自分の中でまとまっていなかったです。ただ返すだけの試合になってしまいました。
－－点差的に離れたのは、相手のパフォーマンスがよかった部分もある？ それとも自分のミスが多かった？
ラリーをしてくる中で決め急いでしまったり、無理にクロスに打ってしまった。ラリーを切りにいきすぎてた部分があったので、そこでリズムをつくれずにズルズル引きずってしまったのかなと思います。
－－昨日は「向かっていく気持ちで」と話していた
自分のミスが続いてからが、うまく切り替えられなかった。ミスを引きずって、マイナスになってしまったのかと思いました。
−−ベスト4の結果については
自分の喜べないベスト4になってしまいました。今日の負け方っていうのは、自分の中では、してはいけない負け方でした。2度とこういう試合をしないために、反省してやっていきたいなと思います。
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取材・構成／吉井信行、楊順行、平野貴也、バドミントン・マガジン編集部
写真／菅原淳
