【熊本マスターズ2023】桃田賢斗が激闘を制してベスト8進出!古賀&齋藤、三橋&岡村は世界王者ペアを撃破!<3日目結果>

11月16日に開催されたBWFワールドツアー・熊本マスターズジャパン(熊本県立総合体育館/Super500)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。日本勢は各種目に出場し、海外のライバルたちと日本のファンの前で激闘を繰り広げている。

5種目で多くの選手が勝ち上がっている日本勢。男子シングルスは桃田賢斗(上写真)、渡邉航貴、大林拓真の3選手が準々決勝へと勝ち上がった。

1回戦の激闘を突破した桃田は、2回戦でデンマークのラスムス・ゲンケと対戦。第1ゲームは桃田が21-19で先制するも、第2ゲームは20-22で奪われファイナルゲームに突入。疲れが見始めた桃田が、中盤に点差を離され8-14。苦しい状況に追い込まれたが、ここから桃田がスピードアップ。相手のミスを誘いながらポイントを加算すると、7連続得点で一気に逆転。会場の声援も力に変えた桃田が、終盤も連続得点で突き放して21-16で勝利。ベスト8入りを決めた。B代表の大林は、強打で攻め込む台湾選手とのファイナル勝負を制して準々決勝へ。渡邉も同年代の中国選手を、79分の勝負の末に逆転勝利で2回戦を突破した。

男子ダブルスも、3ペアが準々決勝に進出した。保木卓朗/小林優吾(上写真・奥)は、強烈なスマッシュで仕掛ける台湾ペアを相手に、第1ゲームを21-15で先制。続く第2ゲームは取り返されたが、ファイナルゲームは競り合いとなった勝負をしのいで21-19で勝利をつかんだ。

古賀輝/齋藤太一は、昨年の世界王者ペアのアーロン・チア/ソー・ウィーイク(マレーシア)を2-0に抑えてベスト8進出。今年の世界選手権優勝の韓国ペアを激突した三橋健也/岡村洋輝(上写真・左)は、第1ゲームを勢いよく21-14で制すると、第2ゲームもそのまま押し切って2-0のストレート勝利。格上を相手に大金星をつかんだ。

5ペアが2回戦に勝ち進んでいる女子ダブルスは、松本麻佑/永原和可那、櫻本絢子/宮浦玲奈が準々決勝に進出。松本/永原は中西貴映/岩永鈴との日本ペア対決に2-0で勝利し、2回戦を勝ち進んだ。混合ダブルスは渡辺勇大/東野有紗が台湾ペアを下してベスト8入りを決めたほか、山下恭平/篠谷菜留も準々決勝へ。女子シングルスは大堀彩がキャロリーナ・マリーン(スペイン)との接戦を落とし、惜しくもベスト8入りはならなかった。

16日の結果、17日の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

▼2回戦(11月16日)

奈良岡功大●0〔21−23、17−21〕②アンダース・アントンセン(デンマーク)73分

大林拓真②〔21−15、16−21、21−17〕1●林俊易(台湾)69分

桃田賢斗②〔21−19、20−22、21−16〕1●ラスムス・ゲンケ(デンマーク)101分

渡邉航貴②〔19−21、21−9、21−19〕1●翁泓陽(中国)79分

Super500では初のベスト8入りを決めた大林拓真

▼準々決勝(11月17 日)

ビクター・アクセルセン(デンマーク) − ジョナタン・クリスティ(インドネシア)

大林拓真 – アンダース・アントンセン(デンマーク)

桃田賢斗 – 石宇奇(中国)

渡邉航貴 – 周天成(台湾)

【女子シングルス】

▼2回戦(11月16日)

宮崎友花●0〔21−23、12−21〕②陳雨菲(中国)42分

大堀彩●1〔21−15、15−21、15−21〕②キャロリーナ・マリーン(スペイン)79分

仁平菜月●0〔13−21、16−21〕②イェオ・ジャミン(シンガポール)36分

▼準々決勝(11月17日)

アン・セヨン(韓国) − スパニダ・カテソン(タイ)

陳雨菲(中国) − キャロリーナ・マリーン(スペイン)

ベイウェン・ツァン(アメリカ) − 戴資穎(台湾)

グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア) − イェオ・ジャミン(シンガポール)

【男子ダブルス】

▼2回戦(11月16日)

古賀輝/齋藤太一②〔21−18、21−16〕0●アーロン・チア/ソー・ウィーイク(マレーシア)44分

三橋健也/岡村洋輝②〔21−14、21−16〕0●徐承宰/カン・ミンヒュク(韓国)40分

保木卓朗/小林優吾②〔21−15、17−21、21−19〕1●李哲輝/楊博軒(台湾)53分

▼準々決勝(11月17日)

古賀輝/齋藤太一 – 劉雨辰/欧烜屹(中国)

三橋健也/岡村洋輝 – 何濟庭/任翔宇(中国)

保木卓朗/小林優吾 – 譚強/周昊東(中国)

テオEY/オンYS(マレーシア) − 李芳至/李芳任(台湾)

【女子ダブルス】

▼2回戦(11月16日)

松本麻佑/永原和可那②〔21−11、21−13〕0●中西貴映/岩永鈴37分

加藤佑奈/廣上瑠依●0〔17−21、16−21〕②タン/ティナー(マレーシア)41分

櫻本絢子/宮浦玲奈②〔21−13、21−11〕0●ソン/ユ(台湾)30分

保原彩夏/水津優衣●0〔17−21、10−21〕②鄭雨/張殊賢(中国)40分

▼準々決勝(11月17日)

櫻本絢子/宮浦玲奈 − ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)

劉聖書 /譚寧(中国) − ヌンタカン/ベンヤパ(タイ)

櫻本絢子/宮浦玲奈 − タン/ティナー(マレーシア)

鄭雨/張殊賢(中国) − 李佳馨/鄧淳薫(台湾)

【混合ダブルス】

▼2回戦(11月16日)

緑川大輝/齋藤夏●0〔6−21、17−21〕②鄭思維/黄雅瓊(中国)28分

西大輝/佐藤灯●0〔13−21、18−21〕②蒋振邦/魏雅欣(中国)29分

山下恭平/篠谷菜留②〔21−13、21−12〕0●張課琦/李芷蓁(台湾)

渡辺勇大/東野有紗②〔22−20、22−20〕0●葉宏蔚/李佳馨(台湾)

▼準々決勝(11月17日)

鄭思維/黄雅瓊(中国) − チェンTJ/トーEW(マレーシア)

徐承宰/蔡侑玎(韓国) − 蒋振邦/魏雅欣(中国)

山下恭平/篠谷菜留 – 馮彦哲/黄東萍(中国)

渡辺勇大/東野有紗 – タンKM/ライPJ(マレーシア)

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

 

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投稿日:2023/11/17

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