【インカレ2023】筑波大が明治大を決勝で破り、2年ぶりの日本一!<女子団体>

大学日本一を決める第74回全日本学生選手権が、愛知県名古屋市で7日に開幕した。大会2日目の8日は、パロマ瑞穂アリーナにて男女ともに団体戦の準決勝と決勝が行なわれた。ここでは、筑波大が王座奪還に成功した女子のダイジェストをお伝えする。

【女子ダイジェスト】

筑波大は主将の染谷が決勝戦の第1シングルスで流れを呼び込む勝利を挙げた

女子団体の準決勝のカードは、法政大vs明治大と筑波大vs龍谷大。まず、法政大と明治大の対戦では、単複1本ずつを分け合い2-2となって第3シングルス勝負に。この試合で法政大の宮崎淳美は第1ゲームを奪うと、第2ゲームもリードして後半へ突入した。しかし、ここから明治大の田代葵楓が26−24で逆転。田代はファイナルゲームでも宮崎にリードを奪われたが、終盤に逆転して明治大が勝利を収めた。また、昨年準Vの龍谷大と王座奪還をねらう筑波大の対戦は、実施された4対戦がいずれもファイナルゲームとなったが、第2シングルスから3対戦連続で白星を奪った筑波大が決勝進出を決めた。

筑波大の王座奪還か、明治大の初優勝か。大学の頂点をかけた大一番では、まず筑波大の主将・染谷菜々美が、田代を相手に第1ゲームを17本で奪うと、第2ゲームは10本と完勝する。また、同時進行していた第2シングルスは激戦となったが、筑波大の矢島春菜がファイナルゲーム16本で勝利。これで2−0と優位に立った筑波大に対して、明治大は第1ダブルスの中村優希/本田胡桃が白星を挙げるが、反撃もここまで。筑波大は第2ダブルスで青木もえ/広瀬未來がストレート勝ちを収め、2年ぶりの頂点に立った。

青木もえ(右)/広瀬未來(筑波大)は、第2ダブルスでストレート勝ちし歓喜の中心に立った

【優勝コメント】

優勝:筑波大

染谷菜々美 主将「去年のインカレで負けて連覇を途切れさせてしまったんですけど、そこからこの1年間、インカレで優勝することをみんなで目標としてやってきました。今回はその目標を達成することができて、まずはよかったなという気持ちです」

準優勝:明治大

3位:法政大

3位:龍谷大

▼準決勝

明治大 3−2 法政大

高橋千夏●0〔18−21、12−21〕②内田美羽

杉山凛②〔21−18、21−18〕0●中澤里奈

中村優希/本田胡桃②〔21−17、21−16〕0●八角実侑/堤みほろ

松本みなみ/宮下彩奈●0〔13−21、11−21〕②三輪朋香/牧野美涼

田代葵楓②〔15−21、26−24、21−17〕1●宮﨑淳美

筑波大 3−1 龍谷大

染谷菜々美●1〔21−15、16−21、20−22〕②貴田那菜子

青木もえ②〔21−18、8−21、21−18〕1●小林優花

栗原あかり/長廻真知②〔21−12、10−21、21−15〕1●中出すみれ/田邉裕美

青木もえ/広瀬未來②〔21−16、17−21、21−14〕1●去来川琴葉/小方里羽

▼決勝

筑波大 3−1 明治大

染谷菜々美②〔21−17、21−10〕0●田代葵楓

矢島春菜②〔21−17、24−26、21−16〕1●高橋千夏

栗原あかり/長廻真知●1〔21−14、19−21、17−21〕②中村優希/本田胡桃

青木もえ/広瀬未來②〔21−14、21−9〕0●松本みなみ/宮下彩奈

取材・文/吉井信行

写真/早浪章弘

投稿日:2023/10/08
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