【インカレ2023】法政大が決勝で明治大を3-2で破り、8年ぶりに日本一!<男子団体>

10月7日に愛知県名古屋市で開幕した第74回全日本学生選手権。大学日本一を決めるこの大会は、大会2日目となる8日にパロマ瑞穂アリーナにて、男女ともに団体戦の準決勝と決勝が行なわれた。ここでは、法政大が8年ぶりの優勝を果たした男子のダイジェストをお伝えする。

【男子ダイジェスト】

主将の野田(左)と中島のダブルスはチームにいい流れを生み出して、優勝の原動力となった

大会初日に行なわれた準々決勝までの結果、ベスト4進出を果たしたのは筑波大、法政大、明治大、日本大。そのなかで、最初に決勝進出を決めたのは明治大だった。日本B代表の小川航汰/熊谷翔を擁する日本大に対して、シングルス2本で先制した明治大は、第1ダブルスでも栁川蓮/宮下怜がその小川/熊谷にストレート勝ちして3−0と快勝する。一方、法政大と筑波大の試合は、第1シングルスこそ筑波大が勝利したものの、以降の3対戦は法政大が競り勝って決勝の切符をつかみ取った。

2面展開で行なわれた決勝戦。明治大は第2シングルスの宮下が、増本康祐を相手に12本、13本と圧勝する。そして、第1シングルスでも第1ゲームを奪った百上拓海がマッチポイントを握り、勝負が決まるかと思われた。しかし、法政大の後藤サンは、ここから逆転して23−21で奪うと第2ゲームは15本で逆転勝ち。この勝利で勢いに乗った法政大は、第1ダブルスの野田好希/中島巧がストレート勝ちして優勝に王手。ファイナルゲームまでもつれていた第2ダブルスの終了直前には、第3シングルスで明治大の藤原睦月が先に勝利したものの、法政大の江頭桜空/髙柳大輔が直後にファイナルゲーム9本で勝利。8年ぶりの頂点に立った法政大が歓喜に沸いた。

決勝戦の逆転勝利で優勝への流れを引き寄せた後藤サン

【優勝コメント】

優勝:法政大

野田好希主将「今年のチームは本当に仲がよくて、誰かが誰かのために動けるチームだったと思います。僕自身もキャプテンとしてそこはすごく大事だと思っていて、そこをみんなに求めていた部分でもあったので、今振り返ってみてもいいチームだったと思います」

準優勝:明治大

3位:筑波大

3位:日本大

▼準決勝

法政大 3−1 筑波大

増本康祐●1〔21−18、18−21、15−21〕②松久知弘

林寿輝弥②〔21−18、18−21、21−16〕1●中村舜

野田好希/中島巧②〔21−16、17−21、24−22〕1●藤澤佳史/永渕雄大

江頭桜空/髙柳大輔②〔21−18、21−14〕0●野口翔平/安保武輝

明治大 3−0 日本大

藤原睦月②〔21−10、12−21、22−20〕1●花田彬

百上拓海②〔21−9、21−17〕0●曹淵金成

栁川蓮/宮下怜②〔21−19、21−12〕0●小川航汰/熊谷翔

▼決勝

法政大 3−2 明治大

後藤サン②〔15−21、23−21、21−15〕1●百上拓海

増本康祐●0〔12−21、13−21〕②宮下怜

野田好希/中島巧②〔21−14、21−13〕0●菊川旭飛/吉岡壮馬

江頭桜空/髙柳大輔②〔19−21、21−10、21−9〕0●宮下怜/栁川蓮

櫻井煌介●0〔17−21、17−21〕②藤原睦月

取材・文/吉井信行

写真/早浪章弘

投稿日:2023/10/08
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