【シンガポールオープン2023】保木&小林が元世界ランク1位に快勝しベスト8に進出!<3日目結果>

68日に開催されたBWFワールドツアー・シンガポールOPSuper750)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。日本勢は5種目に登場し、すべての種目で準々決勝に勝ち進んでいる。

1回戦/2日目
(6月7日)

1回戦/初日
(6月6日)

4選手が2回戦に勝ち上がった女子シングルスは、山口茜と大堀彩(上写真)がベスト8に勝ち進んだ。山口はカナダのミシェル・リーと対戦し、12本、19本のストレート勝ち。大堀はタイのラチャノック・インタノンとの勝負に挑み、第1ゲームを21-16で先制すると、第2ゲームも21-10に抑えて2回戦を突破。Super500以上の上位大会では、昨年の同大会でベスト4に入って以来の準々決勝進出となった。

女子ダブルスは、初戦を突破した5ペアのうち3ペアが準々決勝に進んだ。第2シードの志田千陽/松山奈未(上写真・手前)は、タイのジョンコパン/ラウィンダとの1時間を超える熱戦を制してベスト8入り。松本麻佑/永原和可那は、インドネシアの若手ペアをファイナルゲーム21-14で下している。上位進出をめざした福島由紀/廣田彩花、加藤佑奈/廣上瑠依らはともに中国ペアに0-2で敗戦。

中西貴映/岩永鈴は、インドネシアのラハユ/ラマダンティと対戦。第1ゲームは中西/岩永が21-19で先制するも、続く第2ゲームは19本で落とし、勝負の行方はファイナルゲームへ。後半に入っても互いに主導権を譲らず、スコアは16-14と拮抗。この場面で先に抜け出したのは日本ペア。相手のミスも重なり4連続ポイントでマッチポイントをつかむと、そのまま押し切って21-15で勝利。準々決勝の最後の枠に滑り込んだ。

男子ダブルスは、保木卓朗(上写真・左)/小林優吾と古賀輝/齋藤太一が揃って2回戦を勝利。保木/小林はインドネシアの元世界ランク1位、ギデオン/スカムルヨに2-0のストレート勝ち。古賀/齋藤は中国の4番手ペアを19本、14本で退けている。2ペアはベスト4をかけて準々決勝で激突する。

男子シングルスで唯一勝ち残っている奈良岡功大は、インド選手を21−17、21−16に抑えてベスト8進出。混合ダブルスの渡辺勇大(上写真・左)/東野有紗は、インドネシアの若手、リバルディ/メンタリとファイナル勝負の接戦にもつれたが、最終ゲームは中盤以降に相手を引き離し21-12で勝利。準々決勝へと駒を進めている。

6月8日の結果、9日の準々決勝の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

▼2回戦(6月8日)

奈良岡功大②〔21−17、21−16〕0●プリヤンシュ・ラジャワット(インド)47分

奈良岡は世界ランク37位のインド選手に2-0で勝利。5月のマレーシアマスターズに続き、準々決勝に進出した

▼準々決勝(6月9日)

奈良岡功大 – 石宇奇(中国)

クンラビット・ビティサラン – クリスト・ポポフ(フランス)

李佳豪(台湾) − アンダース・アントンセン(デンマーク)

李詩灃(中国) − アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)

【女子シングルス】

▼2回戦(6月8日)

山口茜②〔21−12、21−19〕0●ミシェル・リー(カナダ)35分

大堀彩②〔21−16、21−10〕0●ラチャノック・インタノン(タイ)36分

川上紗恵奈●1〔21−12、17−21、10−21〕②陳雨菲(中国)53分

仁平菜月●0〔13−21、8−21〕②王祉怡(中国)39分

▼準々決勝(6月9日)

山口茜 – 大堀彩

陳雨菲(中国) − スパニダ・カテソン(タイ)

何冰嬌(中国) − 戴資穎(台湾)

アン・セヨン(韓国) − 王祉怡(中国)

【男子ダブルス】

▼2回戦(6月8日)

古賀輝/齋藤太一②〔21−19、21−14〕0●譚強/任翔宇(中国)41分

保木卓朗/小林優吾②〔21−18、21−9〕0●ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)33分

▼準々決勝(6月9日)

レーン/ベンディ(イングランド) − 王昶/梁偉鏗(中国)

A・チア/ソーWY(マレーシア) − カルナンド/マーティン(インドネシア)

古賀輝/齋藤太一 – 保木卓朗/小林優吾

テオEY/オンYS(マレーシア) − 催率圭/金ワンホ(韓国)

【女子ダブルス】

▼2回戦(6月8日)

福島由紀/廣田彩花●0〔15−21、19−21〕②李汶妹/劉玄炫(中国)44分

松本麻佑/永原和可那②〔21−16、14−21、21−14〕1●クスマ/プラティウィ(インドネシア)62分

中西貴映/岩永鈴②〔21−19、19−21、21−15〕1●ラハユ/ラマダンティ(インドネシア)73分

加藤佑奈/廣上瑠依●0〔16−21、16−21〕②鄭雨/張殊賢(中国)

志田千陽/松山奈未②〔17−21、21−14、21−16〕1●ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)63分

松本(左)/永原も1時間を超える接戦を制して準々決勝へ

▼準々決勝(6月9日)

陳清晨/賈一凡(中国) − 金昭英/孔熙容(韓国)

志田千陽/松山奈未 − 李紹希/ペク・ハナ(韓国)

李汶妹/劉玄炫(中国) − 松本麻佑/永原和可那

中西貴映/岩永鈴 − 鄭雨/張殊賢(中国)

【混合ダブルス】

▼2回戦(6月8日)

渡辺勇大/東野有紗②〔21−16、17−21、21−12〕1●リバルディ/メンタリ(インドネシア)51分

▼準々決勝(6月9日)

鄭思維/黄雅瓊(中国) − 金ワンホ/鄭ナウン(韓国)

クリスチャンセン/ボエ(デンマーク) − スパク/スピッサラ(タイ)

李晉熙/吳芷柔(香港) − チェンTJ/トーEW(マレーシア)

渡辺勇大/東野有紗 – 馮彦哲/黄東萍(中国)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2023/06/08

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