【栃木国体】福島が6年ぶりV!インターハイ団体の悔しさ晴らす!<少年男子>

10月7日に「第77回国民体育大会」が栃木県大田原市の県北体育館で開幕。競技最終日となった10日は、成年男子・女子、少年男子・女子の決勝戦と3位決定戦が行なわれた。ここでは、福島が6年ぶりの頂点に立った少年男子のダイジェストをお伝えする。

成年男子は こちら

成年女子は こちら

【少年男子】

少年男子の決勝は、今夏のインターハイで団体優勝した瓊浦高のメンバー3名で挑んだ長崎と、強豪・ふたば未来学園の選手が出場した福島の対戦になった。

福島の岩野滉也(上写真・右)/崎野翔太は正規のペアではなかったため、長崎の櫻井煌介/南本和哉に分があるかと思われたダブルス。しかし、岩野が前衛で相手の球をしっかり止めれば、崎野は長身から角度のあるスマッシュを叩き込むなど、櫻井/南本を圧倒。14本、15本で完勝して6年ぶりの王座に迫る。

そして、福島のシングルスは先日の全日本ジュニアで優勝した谷岡大后。谷岡はダブルスに出場した先輩2人がつくった流れをしっかりと受け継いだ。奥野天斗を相手に、第1ゲームを13本で奪うと、第2ゲームに入っても奥野に流れを渡すことなく21−12。インターハイではベスト8という悔しい結果に終わったふたば未来学園。福島の代表として出場した団体戦で見事に頂点に立った。

【優勝コメント】

福島・本多裕樹監督(左端)

「国体ではしばらく勝なかったこともありますし、今年のインターハイでは優勝候補と言われながらも負けていました。団体戦という意味でも、今回は勝ちたい思いで、選手も含めてやってきました。特に準々決勝の埼玉戦をしのげたことが優勝に大きくつながったと思います」

福島に敗れた長崎が2位。櫻井(写真右/左は南本)は大会を通して単複での活躍が光った

【結果】

▼決勝(10月10日)

福島 2−0 長崎

岩野滉也/崎野翔太②〔21−14、21−15〕0●櫻井煌介/南本和哉

谷岡大后②〔21−13、21−12〕0●奥野天斗

▼3位決定戦(10月10日)

富山 2−1 大阪

大田隼也/野村光河●1〔23−21、16−21、17−21〕②犬嶋宏介/野村波輝

松久知弘②〔21−18、21−9〕0●神山剛輝

大田隼也②〔21−18、21−15〕0●野村波輝

▼準決勝(10月9日)

長崎 2−1 大阪

櫻井煌介/南本和哉②〔21−19、21−19〕0●犬嶋宏介/野村波輝

奥野天斗●0〔17−21、16−21〕②神山剛輝

櫻井煌介②〔21−18、17−21、21−17〕1●野村波輝

福島 2−1 富山

崎野翔太/谷岡大后②〔21−14、21−12〕0●大田隼也/野村光河

崎野翔太●0〔17−21、18−21〕②松久知弘

谷岡大后②〔21−10、21−9〕0●大田隼也

▼準々決勝(10月9日)

長崎 2−1 愛媛

櫻井煌介/南本和哉 2−1 水村健人/森川翔暉

奥野天斗 1−2 森川翔暉

櫻井煌介 2−0 𠮷田悠

大阪 2−0 愛知

犬嶋宏介/野村波輝 2−0 近藤海裕/永森一輝

神山剛輝 2−0 冨田万南斗

福島 2−1 埼玉

岩野滉也/崎野翔太 1−2 井上誠也/沖本優大

谷岡大后 2−1 藤原睦月

岩野滉也 1キケン1 沖本優大

富山 2−0 熊本

大田隼也/野村光河 2−0 毛利柊光/山本朱祐

松久知弘 2−1 石原叶登

取材・文/吉井信行

写真/菅原淳

投稿日:2022/10/11
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