【世界選手権2022】元世界女王のマリーンが緒戦を突破!その他のシード選手も順当に勝利!<2日目/注目選手結果>

8月23日に開催されたBWF世界選手権2022(東京体育館)2日目は、各種目1、2回戦が行なわれた。日本勢が活躍する中、海外のトップ選手らも順当に2、3回戦に進出している。ここでは、海外注目選手の試合をダイジェストでお伝えする。

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女子シングルスには、世界選手権3回優勝の実績を誇るキャロリーナ・マリーン(スペイン/上写真)が登場。カナダ選手との勝負を2-0で快勝し、3回戦に駒を進めた。今年4月にヒザの大ケガから復帰したマリーンは試合後、「最近出場したインドネシアやマレーシアでの試合に比べると動きはよかったけど、パフォーマンスは100パーセントではない。今のコンディションでベストを尽くすだけ」と振り返った。このほか、シードのアン・セヨン(韓国)もベトナム選手に2-0で勝利したほか、中国の何冰嬌(へ・ビンジャオ)も3回戦に進出。何冰嬌は2016年のジャパンOPでツアー初優勝(当時はスーパーシリーズ)を飾っており、その時の会場がこの東京体育館だった。「もちろん、ここで優勝したことは覚えています。この会場にも慣れているので、すごく打ちやすい」と縁起のよい会場で、世界一をねらう。

男子シングルスは、前日の1回戦を勝利したアンソニー・S・ギンティン、ジョナタン・クリスティ(ともにインドネシア)、石宇奇(中国)らが2回戦を2-0で突破。ケガにより、昨年10月のトマス杯以来となる国際大会となった石宇奇は、「トマス杯のときに比べてパフォーマンスはよくはないけど、少しずつよくはなっている。明日以降は対戦相手が強くなっていくので、自分もそれに合わせて調子を上げていきたい。」と、久々の復帰戦に対する自身の考えを語った。

混合ダブルスでは、東京オリンピックのファイナリスト、王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)、鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)が、それぞれ2回戦を勝利。王懿律/黄東萍はファイナル勝負となったが、最終ゲームは11本に抑えて3回戦に勝ち進んでいる。

注目選手の結果は以下の通り。

【男子シングルス】

▼2回戦(8月23日)

周天成(台湾)②〔21−15、21−12〕0●ジェイソン・アンソニー・ホーシュエ(カナダ)

王子維(台湾)②〔21−18、21−16〕0●陸光祖(中国)58分

石宇奇(中国)②〔21−13、21−16〕0●ラスムス・ゲンケ(デンマーク)48分

ビクター・アクセルセン(デンマーク)②〔21−19、21−10〕0●マーク・カルジョウ(オランダ)41分

ジョナタン・クリスティ(インドネシア)②〔21−4、21−16〕0●カイ・シェーファー(ドイツ)38分

アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)②〔21−10、21−16〕0●ジョージ・ジュリエン・ポール(モーリシャス)29分

【女子シングルス】

▼1回戦(8月23日)

サイナ・ネワール(インド)②〔21−19、21−9〕0●張雁宜(香港)38分

▼2回戦(8月23日)

アン・セヨン(韓国)②〔21−18、21−10〕0●グエン・トゥイリン(ベトナム)36分

王祉怡(中国)②〔21−15、21−14〕0●リーネ・クリストフェルセン(デンマーク)35分

キャロリーナ・マリーン(スペイン)②〔21−16、21−14〕0●ウェンユー・ツァン(カナダ)

何冰嬌(中国)②〔21−13、21−7〕0●アイリス・ワン(アメリカ)32分

【混合ダブルス】

▼2回戦(8月23日)

鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−11、21−12〕0●ファン・デル・レック/ジルエ(オランダ)24分

徐承宰/蔡侑玎(韓国)②〔21−13、21−10〕0●ファリアス/リマ(ブラジル)25分

王懿律/黄東萍(中国)②〔21−12、14−21、21−11〕1●チェンTJ/ペクYW(マレーシア)45分

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原淳

投稿日:2022/08/23
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