7月16日に開催されたBWFワールドツアー・シンガポールOP（S500）5日目は、各種目準決勝が行なわれた。
男子シングルスで準決勝に勝ち上がったのは、2回戦、準々決勝と強敵に連勝した奈良岡功大（上写真）。準決勝は中国の若手、趙俊鵬（ツァオ・ジュンペン）との勝負となったが、ここでも勝利をつかんだのは奈良岡だった。第1ゲームを21-18で先制すると、続く第2ゲームも接戦に。一進一退の攻防となった勝負は、20オールとなってからもすぐには決着がつかず、23オール。苦しいラリーが続いたものの、最後は奈良岡が2連続ポイントを奪って25-23。2-0のストレート勝利を飾り、ワールドツアーの上位大会（Super500以上）では、初の決勝進出を決めている。
女子シングルスは、大堀彩（上写真）、川上紗恵奈の2選手が準決勝に登場したものの、どちらも強敵に敗れ決勝進出を逃した。川上は、インドのプサルラ・V.シンドゥと対戦すると、第1ゲーム15-21。第2ゲームは8連続失点などで相手に点差を広げられ7-21で敗戦。決勝進出はならなかった。大堀彩は、中国期待の若手、王祉怡（ワン・ジーイ）との勝負に挑むと、第1、2ゲームともに14-21で奪われ敗戦。準決勝を突破できず、ベスト4に終わった。
インドネシア対決となった男子ダブルスは、アルディアント／アルフィアンが若手ペアを下して決勝へ。もう一方の準決勝は、期待のホープ、カルナンド／マーティンが大ベテランのセティアワン／アッサンをファイナル勝負の末に敗り、決勝進出を決めている。また、混合ダブルスは、王懿律（ワン・イーリュ）／黄東萍（ファン・ドンピン）とデチャポル／サプシリー（タイ）が決勝に進出。女子ダブルスはインドネシアの新ペア、ラハユ／ラマダハンティと鄭雨（ツェン・ユ）／張殊賢（ツァン・シューシャン）が準決勝を突破してファイナル進出を決めた。
7月16日の結果、17日の決勝戦の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼準決勝（7月16日）
奈良岡功大②〔21−18、25−23〕０●趙俊鵬（中国）50分
アンソニー・S・ギンティン（インドネシア）②〔21−17、21−14〕０●ロー・ケンイゥ（シンガポール）37分
▼決勝（7月17日）
奈良岡功大 – アンソニー・S・ギンティン
【女子シングルス】
▼準決勝（7月16日）
プサルラ・V.シンドゥ（インド）②〔21−15、21−7〕０●川上紗恵奈32分
王祉怡（中国）②〔21−14、21−14〕０●大堀彩38分
▼決勝（7月17日）
王祉怡 − プサルラ・V.シンドゥ
【男子ダブルス】
▼準決勝（7月16日）
アルディアント／アルフィアン（インドネシア）②〔21−11、21−7〕０●グタマ／イスファハニ（インドネシア）21分
カルナンド／マーティン（インドネシア）②〔9−21、21−18、22−20〕１●セティアワン／アッサン（インドネシア）55分
▼決勝（7月17日）
アルディアント／アルフィアン − カルナンド／マーティン
【女子ダブルス】
▼準決勝（7月16日）
ラハユ／ラマダハンティ（インドネシア）②〔19−21、21−13、21−19〕１●プティタ／スピッサラ（タイ）65 分
鄭雨／張殊賢（中国）②〔21−18、21−18〕０●杜玥／李汶妹（中国）60分
▼決勝戦（7月17日）
ラハユ／ラマダハンティ − 鄭雨／張殊賢（中国）
【混合ダブルス】
▼準決勝（7月16日）
デチャポル／サプシリー（タイ）②〔21−17、16−21、22−20〕１●ゴーSH／ライSJ（マレーシア）65 分
王懿律／黄東萍（中国）②〔21−8、21−9〕０●郭新娃／張殊賢（中国）27分
▼決勝戦（7月17 日）
王懿律／黄東萍 − デチャポル／サプシリー
文／バドミントン・マガジン編集部
写真／BADMINTONPHOTO
