【マレーシアマスターズ2022】奥原希望、志田&松山らがベスト8進出!男子シングルスの日本人対決は常山幹太が勝利!<3日目結果>

7月7日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアマスターズ(Super500・クアラルンプール)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。

7月5日
初日結果

7月6日
2日目結果

女子シングルスは山口茜、奥原希望(上写真)がそれぞれ2回戦を突破した。山口は中国の若手・王祉怡(ワン・ジーイ)と対戦。第1ゲームを12-21で落とした山口だったが、第2ゲームはスピードを上げて13本で奪い返すと、ファイナルゲームも攻撃の手を緩めずに21-12で勝利。ベスト8進出を決めた。

奥原はタイ期待のホープ、ピッタヤポン・チャイワンとの勝負に挑むと、第1ゲームは中盤14-15から先に抜け出され先制を許す。第2ゲームは奥原が試合のペースを握って21-17で取り返すと、最終ゲームも主導権を渡さず21-12。逆転勝ちを飾った奥原が、準々決勝に勝ち進んだ。

3ペアが1回戦を勝ち上がった女子ダブルスは、志田千陽(上写真・左)/松山奈未が準々決勝の切符を獲得。志田/松山はインドネシアペアに対し、第1ゲーム17本、第2ゲームも21-14で制して貫禄を示した。松本麻佑/永原和可那、福島由紀/廣田彩花は両ペアとも2回戦を突破できず。福島/廣田は地元マレーシアのタン/ティナーの攻撃に屈してストレート負け。松本/永原も同じくマレーシアの左右ペアの攻撃を防ぎきれずに敗れた。

混合ダブルスは、渡辺勇大/東野有紗がデンマークのクリスチャンセン/ボエ(デンマーク)とのファイナル勝負を制し、準々決勝に進んだ。第1ゲームは21-19で先制した渡辺/東野だったが、第2ゲームはデンマークペアに逆転を許して18-21。ファイナルゲームに入ると、11-6と先行した渡辺/東野がリードを保ったまま試合を進め21-15で勝利。接戦をモノにした渡辺/東野がベスト8入りを決めた。

そのほか、インドネシアの若手ペアと対戦した金子祐樹/松友美佐紀は0-2で敗戦。男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾は、相手の棄権で試合を行なわず準々決勝進出を決めている。男子シングルスは桃田賢斗と常山幹太(上写真・奥)の日本人対決を、常山が制してベスト8入り。第1ゲーム出だしから9連続得点を奪った常山が21-15で制すと、続く第2ゲームも13-2と大量リード。中盤に点差を詰める桃田を振り切り、最後は21-16で勝利を飾った。

7日の結果、準々決勝の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

▼2回戦(7月7日)

常山幹太②〔21−15、21−16〕0●桃田賢斗50分

▼準々決勝(7月8日)

周天成(台湾) − 伍家朗(香港)

プラノイ・H.S.(インド) − 常山幹太

アンソニー・S・ギンティン(インドネシア) − チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ(インドネシア)

陸光祖(中国) − 李詩灃(中国)

【女子シングルス】

▼2回戦(7月7日)

山口茜②〔12−21、21−13、21−12〕1●王祉怡(中国)47分

奥原希望②〔16−21、21−17、21−12〕1●ピッタヤポン・チャイワン(タイ)54分

▼準々決勝(7月8日)

山口茜 – グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)

アン・セヨン(韓国) − ラチャノック・インタノン(タイ)

戴資穎(台湾) − プサルラ・V.シンドゥ(インド)

奥原希望 – 陳雨菲(中国)

【男子ダブルス】

▼2回戦(7月7日)

保木卓朗/小林優吾○キケン●ゴーVS/ローJS(マレーシア)

▼準々決勝(7月8日)

保木卓朗/小林優吾 – 王昶/梁偉鏗(中国)

セティアワン/アッサン(インドネシア) − 盧敬堯/楊博涵(台湾)

A・チア/ソー・WY(マレーシア) − 張課琦/柏禮維(台湾)

アルディアント/アルフィアン(インドネシア) − アリフ/ハイカル(マレーシア)

【女子ダブルス】

▼2回戦(7月7日)

志田千陽/松山奈未②〔21−17、21−14〕0●クスマ/プラチウィ(インドネシア)34分

福島由紀/廣田彩花●0〔14−21、19−21〕②タン/ティナー(マレーシア)41分

松本麻佑/永原和可那●0〔11−21、15−21〕②チェオン/テオー(マレーシア)38分

▼準々決勝(7月8日)

ラハユ/ラマダハンティ(インドネシア) − タン/ティナー(マレーシア)

チェオン/テオー(マレーシア) ジュン・ナユン/金ヘジュン(韓国)

志田千陽/松山奈未 – 李紹希/申昇瓚(韓国)

陳清晨/賈一凡(中国) − 杜玥/李汶妹(中国)

【混合ダブルス】

▼2回戦(7月7日)

金子祐樹/松友美佐紀●0〔15−21、18−21〕②リバルディ/メンタリ(インドネシア)35分

渡辺勇大/東野有紗②〔21−19、18−21、21−15〕1●クリスチャンセン/ボエ(デンマーク)42分

▼準々決勝(7月8日)

鄭思維/黄雅瓊(中国) − ゴーSH/ライSJ(マレーシア)

渡辺勇大/東野有紗 – スパク/スピッサラ(タイ)

タベリング/ピキ(オランダ) − リバルディ/メンタリ(インドネシア)

王懿律/黄東萍(中国) − 楊博軒/胡綾芳(台湾)

渡辺(奥)/東野は接戦を制して準々決勝に進出。渡辺は試合を決めた最後のプレーで、コートサイドのカーペットに足を滑らせるアクシデントに見舞われた。足をとられた直後はすぐに起き上がれなかったが、しばらくしてから歩いて退場している

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2022/07/07

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