【マレーシアマスターズ2022】志田&松山が韓国ペアを下しベスト4入りも、その他の日本勢は軒並み敗退…<準々決勝結果>

7月8日に開催されたBWFワールドツアー・マレーシアマスターズ(Super500・クアラルンプール)4日目は、各種目準々決勝が行なわれた。4種目で準々決勝に進んだ日本勢だが、ベスト4に勝ち上がったのは女子ダブルスの志田千陽/松山奈未のみ。長い遠征での疲労が溜まっているのか、接戦の末に敗れる選手が多かった。

7月5日
初日結果

7月6日
2日目結果

7月7日
3日目結果

好調をキープしている志田(上写真・左)/松山は、韓国のベテラン・李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)と準々決勝で対戦。第1ゲーム、先制したのは日本ペア。8-2、12-6とリードを保ちながら試合を進めると、後半も連続ポイントで韓国ペアを突き放し21-14。第2ゲームもリズムよく攻撃を仕掛けた志田/松山が、21-11で快勝。難敵を退け、ベスト4入りを果たした。

女子シングルスは山口茜(上写真)、奥原希望が準々決勝に登場。しかし、どちらもファイナル勝負の末に敗戦を喫した。山口は前週のマレーシアOP(S750)で敗れたインドネシアのグレゴリア・マリスカ・トゥンジュンとの勝負に挑むと、第1ゲームを23-25で落としてしまう。第2ゲームは21-15で奪い返した山口だったが、最終ゲームは先に失速。10-21で抑えられた山口は、ベスト8に終わった。

奥原(上写真)は中国のエース・陳雨菲(チェン・ユーフェイ)と対戦。第1ゲームは13-9とリードを奪った奥原だったが、スピードを上げてくる陳雨菲に15オールに追いつかれると、その後の競り合いを抜け出され18-21で先制を許す。第2ゲームも10-3と先に点差を広げた奥原だったが、4連続失点などで14-15と逆転される展開。なんとか最終ゲームに持ち込みたい奥原は、スピードを上げてポイントを奪い20-18としたものの、終盤に痛恨の4連続失点。好ラリーを展開した奥原だったが、陳雨菲に0-2で敗れ、ベスト4進出はならなかった。

男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾、混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗は、ファイナル勝負の接戦を演じたが、どちらも相手に振り切られ敗戦。2回戦で桃田賢斗を破った常山は、準々決勝でインドのプラノイ・H.S.と対戦したが、第1ゲームを23-25で落とすと、第2ゲームも20-18から4連続失点で逆転を許し、準決勝進出を逃している。

準々決勝の結果、準決勝の対戦カードは以下の通り。

【男子シングルス】

▼準々決勝(7月8日)

伍家朗(香港)②〔13−21、21−12、21−13〕1●周天成(台湾)60分

プラノイ・H.S.(インド)②〔25−23、22−20〕0●常山幹太60分

チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ(インドネシア)②〔11−21、21−16、21−17〕1●アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)59分

陸光祖(中国)②〔21−14、21−16〕0●李詩灃(中国)46分

▼準決勝(7月9日)

陸光祖 – チコ・アウラ・ドゥイ・ワルドヨ

伍家朗 − プラノイ・H.S.

【女子シングルス】

▼準々決勝(7月8日)

グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)②〔25−23、15−21、21−10〕1●山口茜44分

アン・セヨン(韓国)②〔13−21、21−13、21−12〕1●ラチャノック・インタノン(タイ)56分

戴資穎(台湾)②〔21−13、12−21、21−12〕1●プサルラ・V.シンドゥ(インド)55分

陳雨菲(中国)②〔21−18、21−17〕0●奥原希望33分

▼準決勝(7月9日)

アン・セヨン − グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン

戴資穎 – 陳雨菲

【男子ダブルス】

▼準々決勝(7月8日)

王昶/梁偉鏗(中国)②〔21−14、18−21、21−18〕1●保木卓朗/小林優吾66分

セティアワン/アッサン(インドネシア)②〔21−18、21−17〕0●盧敬堯/楊博涵(台湾)33分

A・チア/ソー・WY(マレーシア)②〔23−21、21−16〕0●張課琦/柏禮維(台湾)47分

アルディアント/アルフィアン(インドネシア)②〔21−10、21−16〕0●アリフ/ハイカル(マレーシア)30分

保木(右)/小林は中国の若手ペアに悔しい敗戦

▼準決勝(7月9日)

セティアワン/アッサン − 王昶/梁偉鏗

アルディアント/アルフィアン − A・チア/ソー・WY

【女子ダブルス】

▼準々決勝(7月8日)

タン/ティナー(マレーシア)②〔21−18、21−17〕0●ラハユ/ラマダハンティ(インドネシア)42分

ジュン・ナユン/金ヘジュン(韓国)②〔21−14、21−18〕0●チェオン/テオー(マレーシア)44分

志田千陽/松山奈未②〔21−14、21−11〕0●李紹希/申昇瓚(韓国)35分

陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−15、21−13〕0●杜玥/李汶妹(中国)39分

▼準決勝(7月9日)

志田千陽/松山奈未 − ジュン・ナユン/金ヘジュン

陳清晨/賈一凡 − タン/ティナー

【混合ダブルス】

▼準々決勝(7月8日)

鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−10、21−14〕0●ゴーSH/ライSJ(マレーシア)27分

スパク/スピッサラ(タイ)②〔23−21、14−21、21−18〕1●渡辺勇大/東野有紗59分

リバルディ/メンタリ(インドネシア)②〔21−14、21−18〕0●タベリング/ピキ(オランダ)30分

楊博軒/胡綾芳(台湾)○キケン●王懿律/黄東萍(中国)

▼準決勝(7月9日)

リバルディ/メンタリ − スパク/スピッサラ

楊博軒/胡綾芳 −  鄭思維/黄雅瓊

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2022/07/09

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