【アジア選手権2022】山口茜は大会連覇ならず。中西&岩永も準優勝!<決勝戦結果>

5月1日に開催されたアジア選手権(フィリピン・マニラ)最終日は、各種目決勝戦が行なわれた。日本勢は女子シングルスの山口茜、女子ダブルスの中西貴映/岩永鈴が決勝を戦い、ともに準優勝に終わった。

初日の結果は こちら

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3日目の結果は こちら

4日目の結果は こちら

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最終日・決勝戦の第1試合に組まれた女子シングルス。山口(上写真)は中国のホープ、王祉怡(ワン・ジーイ)と対戦した。第1ゲームを先取したのは山口。13オールから4連続ポイントなどで引き離し21-15で奪った。第2ゲームは、山口が王祉怡にリードを許す展開となり、13-21。勝負の行方はファイナルゲームに持ち込まれる。すると、ここで最大11点差のリードを奪ったのが王祉怡。山口は6-17の劣勢から19オールに持ち込んだものの、最後は苦しい場面から意地をみせた王祉怡が21-19で制して優勝。山口は2019年に続く大会連覇(20〜21年は中止)とはならなかったが、権威あるアジア選手権で準優勝の結果を残した。

最終日の第3試合に登場した女子ダブルスの中西(上写真)/岩永は、中国のエース・陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン)と決勝で激突。トップランカーが集う大会では初の決勝進出となった中西/岩永だったが、第1ゲームは10-12とねばり強く戦ったものの、ここから8連続失点。11-21で先制を許す。続く第2ゲームも流れを引き戻すことができず6-16。ここから15-19まで点差を縮めたが、最後は中国ペアに押し切られて敗戦。それでも、上位大会で準優勝の好成績をおさめた。

最終試合の男子シングルスはリー・ジジャ(マレーシア/上写真)とジョナタン・クリスティ(インドネシア)が対戦。トップ同士の白熱した戦いは、第1ゲームを21-17で先制したリーが、第2ゲームの大接戦も勝ちきり2-0で優勝を飾った。

男子ダブルスは、インドネシアの若手・クスマワルダナ/ランムビタンが、東京オリンピック銅メダルのアーロン・チア/ソー・ウィーイク(マレーシア)を2-0で下して優勝。上位大会で初優勝を飾った。中国決勝となった混合ダブルスは、鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)が王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)を退けて優勝。2020年1月のインドネシアマスターズ(S500)以来のタイトル獲得となった。

5月1日の決勝戦の結果は以下の通り。

【男子シングルス】

リー・ジジャ(マレーシア)②〔21−17、23−21〕0●ジョナタン・クリスティ(インドネシア)45分

【女子シングルス】

王祉怡(中国)②〔15−21、21−13、21−19〕1●山口茜78分

アジア選手権初優勝を飾った王祉怡

【男子ダブルス】

クスマワルダナ/ランムビタン(インドネシア)②〔21−11、21−15〕0●A・チア/ソーWY(マレーシア)29分

【女子ダブルス】

陳清晨/賈一凡(中国)②〔21−11、21−15〕0●中西貴映/岩永鈴44分

【混合ダブルス】

鄭思維/黄雅瓊(中国)②〔21−17、21−8〕0●王懿律/黄東萍(中国)37分

国際大会で久々の優勝を飾った鄭思維(左)/黄雅瓊

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2022/05/01
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