【選手情報】渡辺勇大&東野有紗、山口茜らがBWF年間アウォーズにノミネート!

11月11日、BWF(世界バドミントン連盟)は、2020〜2021年の国際大会で活躍した選手を表彰する、BWF年間アウォーズのノミネート選手を発表した。

通常は1年間の成績などから優秀選手が選出されるBWF年間アウォーズ。2019年には男子シングルスの桃田賢斗が男子最優秀賞に輝くなど、日本選手も表彰&ノミネートされている。今回は、新型コロナの影響で2020年の大会が中止になったことを受け、対象期間を2019年11月1日〜2021年10月31日までに延長されている。

また、これまで男女最優秀選手(各1名)、最も躍進した選手・ペア、エディ・チューン賞(若手で活躍した選手)の4部門を表彰していたが、今回から最優秀ペア(男女共通)、パラ男女最優秀選手(各1名)、最優秀ペアの部門も追加され、計8部門で表彰することになった。

日本からは、男子優秀選手に東京オリンピック・混合ダブルス銅メダリストの渡辺勇大(上写真・右)、女子優秀選手には10月のデンマークOP(Super1000)、フランスOP(S750)で連続優勝を果たしている山口茜が選出。また、ペア部門でも、渡辺勇大/東野有紗が選ばれており、渡辺は2部門でのノミネートとなった。

パラ選手では、東京パラリンピックで金メダルを獲得した3選手がノミネート。男子優秀選手には車いすのWH2男子シングルス梶原大暉、女子優秀選手には車いすのWH1女子シングルス里見紗李奈、そして車いすWH女子ダブルスの里見と山崎悠麻のペアが選ばれている。

東京パラリンピックで2つの金メダルを手にした里見(左)が、女子優秀選手、優秀ペア(山崎/右)の2部門でノミネートされた

なお、BWFアウォーズ委員会は、ノミネートされた選手以外にも、今年の東京オリンピック男子シングルス4位に輝いたケビン・コルドン(グアテマラ)にも、特別賞を授与する考えを示している。これは、34歳のコルドンがオリンピックに4大会連続出場(2008年北京、12年ロンドン、16年リオ、20年東京大会)を果たしたことや、東京オリンピックでベスト4の成績を残したことに対しての評価となる。

東京オリンピックでキャリアハイとなるベスト4の成績を残したケビン・コルドン

BWF年間アウォーズ2020-2021
ノミネート選手・ペア
(パラは日本選手のみ掲載)

■男子優秀選手

MS:アンダース・アントンセン(デンマーク)

MS:ビクター・アクセルセン(デンマーク)

XD:王懿律(ワン・イーリュ/中国)

MD&XD:渡辺勇大(日本)

■女子優秀選手

WS:陳雨菲(チェン・ユーフェイ/中国)

WS:キャロリーナ・マリーン(スペイン)

WS:戴資穎(タイ・ツーイン/台湾)

WS:山口茜(日本)

■優秀ペア(男女共通)

MD:王齊麟(ワン・チーリン)/李洋(リーヤン/台湾)

WD:金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン/韓国)

WD:ポリイ/ラハユ(インドネシア)

XD:王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン/中国)

XD:渡辺勇大/東野有紗(日本)

■最も躍進した選手・ペア(男女共通)

MS:リー・ジジャ(マレーシア)

WS:ポンパウィ・チョチュウォン(タイ)

MD:アーロン・チア/ソー・ウィーイク(マレーシア)

MD:王齊麟(ワン・チーリン)/李洋(リーヤン/台湾)

■エディ・チューン賞(若手選手)

MS:クンラビット・ビティサラン(タイ)

MS:ブライアン・ヤン(カナダ)

WS:リーネ・クリストフェルセン(デンマーク)

MS&MDトマ・ジュニア・ポポフ(フランス)

■パラ男子優秀選手

車いすWH2:梶原大暉(日本)

■パラ女子優秀選手

車いすWH1:里見紗李奈(日本)

■パラ優秀ペア

車いすWH:里見紗李奈/山崎悠麻(日本)

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/Getty Images

投稿日:2021/11/14
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