10月27日に行なわれたBWFワールドツアー・フランスOP(パリ/Super750)2日目は、各種目残りの1回戦が行なわれた。日本勢は5種目すべてに登場し、熱戦を繰り広げている。
ト杯ユ杯の記事一覧は こちら
スディルマン杯の結果は こちら
デンマークOPの結果は こちら
男子シングルスは桃田賢斗(上写真)、西本拳太の2人が1回戦に登場。デンマークOP準優勝の桃田は、インドのスリカンス・キダムビと対戦し、第1ゲームは21-18で先制。そのまま第2ゲームも奪いたいところだったが、ここはスリカンスが意地を見せて22-20。勝負はファイナルゲームに持ち越される。
その最終ゲームは、どちらも譲らぬ接戦に。シーソーゲームとなったゲーム終盤、17-19と桃田がリードを許す展開となったが、ここで世界トップの底力を発揮。4連取で21-19と逆転に成功した桃田が、難敵スリカンスを退けて2回戦に進出した。
西本はタイのホープ、クンラビット・ビティサランと激突。互いに1ゲームを奪い合ってファイナル勝負になると、最後に意地を見せたのが西本。6連続ポイントなどでリードを広げ、21-16で勝利。接戦を制して初戦を突破した。
女子シングルスは山口茜、髙橋沙也加、大堀彩(上写真)の3選手がそれぞれ白星。山口は東京オリンピックでも対戦した韓国の金ガユンを2-0でストレートで制し、大堀も地元フランス選手に快勝。髙橋はインドのサイナ・ネワールとの対戦となったが、相手が試合途中にキケン。2回戦に駒を進めた。
男子ダブルスはデンマークOP優勝の保木卓朗(上写真・右)/小林優吾がフランスペアを2-0で制した。竹内義憲/松居圭一郎は、2019年世界王者のセティアワン/アッサン(インドネシア)に敗戦。ベテランの壁を乗り越えることはできなかった。
女子ダブルスは、福島由紀/東野有紗がタイペアを2-0で下して初戦を突破。デンマークOPでは途中キケンしていた志田千陽/松山奈未も、ドイツペアを15本、12本で退けている。デンマークOPからの連続Vをねらう混合ダブルスの渡辺勇大/東野有紗も、インドネシアの若手ペアを2-0のストレートで下して2回戦に進出した。
27日の結果は以下の通り。
【男子シングルス】
▼1回戦(27日)
桃田賢斗②〔21−18、20−22、21−19〕1●スリカンス・キダムビ(インド)79分
西本拳太②〔21−16、11−21、21−16〕1●クンラビット・ビティサラン(タイ)78分
▼2回戦(10月28日)
桃田賢斗 − ラスムス・ゲンケ(デンマーク)
常山幹太 − 伍家朗(香港)
西本拳太 − ソウラブ・ベルマ(インド)
【女子シングルス】
▼1回戦(27日)
山口茜②〔21−19、21−19〕0●金ガユン(韓国)36分
大堀彩②〔21−12、21−10〕0●イエール・ホヤックス(フランス)28分
髙橋沙也加②〔21−11、9−2、キケン〕0●サイナ・ネワール(インド)19分
▼2回戦(10月28日)
山口茜 − エフゲニア・コセツカヤ(ロシア)
髙橋沙也加 − 大堀彩
【男子ダブルス】
▼1回戦(10月27日)
竹内義憲/松居圭一郎●0〔19−21、21−23〕②セティアワン/アッサン(インドネシア)39分
保木卓朗/小林優吾②〔21−9、21−19〕0●デリュー/ヴィレガー(フランス)43分
▼2回戦(10月28日)
保木卓朗/小林優吾 − レーン/ベンディ(イングランド)
古賀輝/齋藤太一 − 高成炫/申白喆(韓国)
【女子ダブルス】
▼1回戦(10月27日)
福島由紀/東野有紗②〔21−18、21−11〕0●ベンヤパ/ヌンタカルン(タイ)39分
志田千陽/松山奈未②〔21−15、21−12〕0●エフラー/ロハウ(ドイツ)33分
▼2回戦(10月28日)
福島由紀/東野有紗 − トゥーグセン/フォウガード(デンマーク)
志田千陽/松山奈未 − マグヌソン/ニスタッド(スウェーデン)
【混合ダブルス】
▼1回戦(10月27日)
渡辺勇大/東野有紗②〔21−12、21−16〕0●リバルディ/メンタリ(インドネシア)36分
▼2回戦(10月28日)
渡辺勇大/東野有紗 − フー/チアー(マレーシア)
金子祐樹/松友美佐紀 − チャンPS/ゴーLY(マレーシア)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO