【世界ランキング】デンマークOP優勝の渡辺&東野が4位に浮上!<ダブルス>

10月26日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。ここではダブルス3種目のランキングについて紹介する。

【男子ダブルス】

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インドネシアのギデオン(上写真・左)/スカムルヨ、セティアワン/アッサン、同国の2ペアが10万ポイント超えで、1、2位に君臨。東京オリンピック・金メダルの王齊麟(ワン・チーリン)/李洋(リー・ヤン)が9万8176ポイントで続く。

日本代表を辞退した遠藤大由/渡辺勇大(5位)、園田啓悟/嘉村健士(6位)の次代を担う保木卓朗/小林優吾は、デンマークOPでワールドツアー初優勝。大きなポイントを加え、3ランクアップの12位に浮上した。決勝で戦ったアストルップ/ラスムセン(デンマーク)は2ランクアップの9位と、ベスト10圏内に食い込んでいる。

A代表の古賀輝/齋藤太一は、デンマークOP8強の6600ポイントを上乗せし、1ランクアップの26位。初出場となったスディルマン杯、トマス杯ではペアを入れ替えての起用もあったが、トップランカーたちと戦った経験を今後に生かし、大きく飛躍していきたい。

【女子ダブルス】

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1位は東京五輪ベスト8の福島由紀/廣田彩花、2位は銀メダルを獲得した中国の陳清晨(チェン・チンチェン/上写真・手前)/賈一凡(ジャ・イーファン)。福島/廣田は廣田のケガの影響で団体戦2大会とデンマークOPを欠場したが(福島はユ杯、デンマークOPに別ペアで出場)、しっかり首位を守っている。

今週は3位と4位が入れ替わり、3位が韓国の李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)、4位が松本麻佑/永原和可那。日本勢3番手で世界ランク9位に位置している志田千陽/松山奈未は、デンマークOPに出場したものの、1回戦の試合途中でキケン。高ポイントの上積みはできなかったが、今後の活躍に向けてベスト10圏内をしっかりキープしたいところだ。

志田/松山を追う櫻本絢子/髙畑祐紀子は、1ランクダウンの24位。B代表の中西貴映/岩永鈴(66位)、星千智/松田蒼(74位)も順位を下げた。ワールドツアーが本格的に再開され、B代表も国際大会に出場予定。数少ないチャンスを逃さず、着実にポイントにつなげていきたい。

【混合ダブルス】

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東京オリンピック・銀メダルの鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)、金メダルの王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)と、中国の2ペアがワンツーの混合ダブルス。3位のデチャポル/サプシリー(タイ)まで3ペアが10万ポイントを超えている。

そこに迫るのが、先週のデンマークOPで優勝を果たした渡辺勇大(上写真・右)/東野有紗だ。デンマークOPの優勝ポイントを加え、1ランクアップの4位に浮上した。上位陣では、東京五輪で渡辺/東野と銅メダルを争った香港の鄧俊文(タン・チュンマン)/謝影雪(ツェ・イエンスエット)が、2ランクアップの9位とベスト10入りを果たしている。

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/Getty Images

投稿日:2021/10/28

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