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【S/Jリーグ2019】日本ユニシスが再春館を下し2年ぶり6回目のリーグ制覇!<女子:決勝戦>

JTB  S/Jリーグ2019』の優勝決定トーナメントであるトップ4トーナメントが、12月22日に、富山県・東洋通信スポーツセンター(高岡市民体育館)で開催。トーナメント最終日は、男女ともに決勝戦と3位決定戦の2試合が行なわれた。ここでは女子決勝を争った再春館製薬所と日本ユニシスの戦いをダイジェストでお伝えする。

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【女子決勝戦】

再春館製薬所の2連覇か、それとも日本ユニシスの2年ぶりの優勝か――。互いに日本代表で活躍するエースを揃えるチーム同士の激突は、頂点を争うのにふさわしい熱戦となった。

ポイントとなったのは第1ダブルス。ユニシスは、準決勝のアメリカンベイプ岐阜戦でも第1ダブルスで白星を手にした髙橋礼華(上写真・右)/松友美佐紀を起用したのに対して、再春館は2020年A代表に選出された志田千陽/松山奈未で勝負に出る。

この大一番で光ったのは、ベテランペアの底力だ。「昨日(福島由紀/廣田彩花戦)のパフォーマンスがすごくよくて、そのまま(決勝も)第1ダブルスにしました」という平山監督に託された2人は、第1ゲームこそ志田/松山のスピーディーな攻撃に苦戦するも、第2ゲームではそのスピードを抑えるように、若手ペアを左右に振ってミスを誘うラリーを展開。接戦の中でも冷静に試合を運んで21-19でファイナルゲームに持ち込むと、最終ゲームは髙橋/松友がペースを掌握。20-11でマッチポイントをつかみ、最後は髙橋が渾身のスマッシュを打ち込んで日本ユニシスが第1ダブルスを制した。

王手をかけられた再春館製薬所だったが、ユニシスに傾く流れを食い止めたのがシングルスの山口茜(上写真)。「0−1の場面で回ってきましたが、自分ができることをしっかりやろうと思った」(山口)と、序盤から軽快なフットワークで着実にポイントをつかみ第1ゲームを先取する。第2ゲームに入ると、準決勝のアメリカンベイプ岐阜戦で逆転勝ちを収めている髙橋沙也加が、攻勢を仕掛けて11オール。さらにポイントを奪い合いスコアも競ったが、「無理に自分から攻めたり、低い展開にしないようにした」という山口が、試合のスピードをうまくコントロール。「動きとショットの緩急をつけた」という山口が髙橋から一気にポイントを奪うと、21-15で勝利。1−1のイーブンに持ち込み、第2ダブルスに優勝の望みをつなげた。

勝てば優勝が決まる勝負の中で、持ち味を発揮したのが日本ユニシスの星千智(上写真・右)/東野有紗だ。「オーダーで迷ったのは第2ダブルス。星/松田(蒼)のペアがいるなかで、東野を使うかどうかを考えました」と平山監督。コンビネーションでいえば、当然正規ペアが強さを発揮しやすいが、「東野のスピードのある前衛は、相手からするとプレッシャーになる。とくに1−1で回った場面になれば(プレッシャー)より大きい」(平山監督)と、チーム戦の重圧も先読みして星/東野のダブルスを選択した。

この期待に応えるかのように、星/東野は第1ゲームからスピードで再春館の小野菜保/福本真恵七を圧倒する。第1ゲームは21-8で先制すると、第2ゲームも星/東野がスピードをキープ。ねばる小野/福本を21-14で振りきって勝利を飾り、第2ダブルスにもつれた接戦を日本ユニシスが制し、2年ぶり6回目のリーグ優勝を成し遂げた。

6回目のリーグ制覇を遂げた日本ユニシスは、ブロックでも4勝。トップ4の準決勝、決勝でも勝利し、無傷の6連勝で頂点に立った

「ユニシスさんはダブルス2つに厚みがあり、そこがうちと雲泥の差。いまは山口とシダマツにオンブにだっこ。単複ともに層を厚くしていかなければ、という課題がはっきりしました」とは、準優勝に終わった池田雄一監督の弁。一方、ダブルスの強みを生かしてリーグ制覇となった平山監督は「ブロックのリーグ戦から厳しい戦いが続いて、優勝は簡単ではなかったです。でも、チームのよさでもある“チーム戦に対する強い気持ち”を出せたことで、一丸となっての優勝ができたと思います」と振り返る。また、松友ともに女子MVP(最高殊勲選手賞)を獲得した髙橋礼華主将も「昨年のリーグと今年の(全日本)実業団で再春館さんに負けていたので、リベンジしたい気持ちがあった。チームにはダブルス選手が多いのですが、誰と組んでも強いチームだったと思います」と、層の厚さでつかんだ優勝を喜んだ。

▼決勝

日本ユニシス 2−1 再春館製薬所

髙橋礼華/松友美佐紀②〔16−21、21−19、21−11〕1●志田千陽/松山奈未

髙橋沙也加●0〔14−21、15−21〕②山口茜

星千智/東野有紗②〔21−8、21−14〕0●小野菜保/福本真恵七

※2年ぶり6回目の優勝

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/井出秀人

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