【全日本総合2019】世界女王・松本&永原が念願の日本一に到達!<女子ダブルス・注目試合>

日本一を決める「第73回全日本総合選手権」の決勝戦が、12月1日に東京・駒沢オリンピック公園総合運動場体育館で開催された。ここでは、女子ダブルス決勝を争った松本麻佑/永原和可那VS福島由紀/廣田彩花の試合をレポートする。

【女子ダブルス決勝】

松本麻佑(右)/永原和可那(北都銀行)②〔10-21、21-15、21-8〕1●福島由紀/廣田彩花(アメリカンベイプ岐阜)

松本/永原と福島/廣田。世界ランク3位と2位の対決は、昨年と今年の世界選手権決勝と同じカードだ。2年連続ファイナルゲームの激闘を制し、連覇を果たしたのが松本/永原。しかし、全日本総合は福島/廣田が2連覇中。世界女王の松本/永原は、まだ「日本一」の称号を得ていない。

第1ゲームは、立ち上がりから福島/廣田が飛ばす。ラリーの中で浅くなった球を見逃さずに打ち込み、7−1と大きくリード。硬さが目立つ松本/永原は、なかなかいい形を作れない。うまく球を散らして攻めた福島/廣田が、11−3とリードしてインターバル。北都銀行の佐々木翔監督は大きな身振り手振りで、松本/永原にアドバイスを送る。インターバル明けからは、松本/永原が大きなラリーを展開。ロングレシーブとロブ、クリアーで、福島/廣田をコート奥へと追い込んでいく。3−13から4連続得点で7−13と迫るが、終盤にミスが重なって追いつけず。序盤でペースをつかんだ福島/廣田が、21−10で第1ゲームを奪った。

第2ゲーム序盤も、攻撃の手を緩めない福島/廣田がリード。しかし、第1ゲームほど離されることなく、松本/永原がついていく。4−7から連続5得点で9−7と逆転。177センチの長身から打ちおろす松本のスマッシュ、混合ダブルスで鍛えた永原のネット前への飛び出しなど、福島/廣田に圧力をかけていく。

折り返しは11−8で松本/永原。さらに、パワー全開で連続スマッシュを打ち込み、12−11から連続4得点で16−11。福島/廣田もレシーブから前に出る姿勢を崩さないが、前に出ようとしたところに強烈なスマッシュが突き刺さる。第2ゲームは21−15で、松本/永原が取り返した。

ファイナルゲームに入っても、松本/永原の勢いは止まらない。福島/廣田のセンター、ボディへとスマッシュを打ち込み、何度も拳を突き上げる。2−2から連続11得点で13−2。福島/廣田も攻め返すが、松本/永原に大きく押し返されて逆転のキッカケをつかめない。最後は永原のスマッシュから、ネット前に上がった球を松本が叩き込み、21−8。世界女王が自分たちの一番いい形で、日本一のタイトルをつかみ取った。

試合直後の優勝インタビューでは喜びの涙を流した松本麻佑(奥/隣は永原和可那)
3連覇を阻まれた福島由紀/廣田彩花(左)。逆転負けについては「迷いが出てしまった」(廣田)と振り返った

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文/平田美穂

写真/菅原淳


投稿日:2019/12/01
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