【世界ランキング2019】女子ダブルスは松本&永原が首位をしっかりキープ!<ダブルス>

10月29日、BWF(世界バドミントン連盟)が発表する世界ランキングが更新された。前週に行なわれたフランスOP(Super750)や、下位大会の結果が反映され、上位陣および日本勢に順位変動があった。ここではダブルス3種目の動向を紹介しよう。

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【女子ダブルス】

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上位陣に大きな変動はなく、世界女王の松本麻佑(上写真・左)/永原和可那が1位をしっかりキープしている。陳清晨(チェン・チンチェン)/賈一凡(ジャ・イーファン/中国)、福島由紀/廣田彩花と3位までが9万ポイント台で争う。4位につける髙橋礼華/松友美佐紀は、ポイント差を離されないようにしたい。

続く5位は李紹希(イ・ソヒ)/申昇瓚(シン・ソンチャン)、6位は金昭英(キム・ソヨン)/孔熙容(コン・ヒヨン/韓国)と、フランスOPで決勝を争った韓国ペアが並ぶ。互いに順位を争いながら上位をうかがっており、日本勢にとっては脅威となりそうだ。一方で、長く上位につけてきたポリイ/ラハユ(インドネシア)が、2ランクダウンの8位に後退した。

日本勢4番手の志田千陽/松山奈未は、1ランクアップの12位。また、今年6月からB代表で国際大会に出場している星千智/松田蒼が14ランクアップの87位と、一気に順位を上げている。

フランスOPで決勝を争った韓国ペア。優勝の李紹希(右端)/申昇瓚と準優勝の金昭英/孔熙容(左端)がランクを上げている

【男子ダブルス】

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上位陣に変動なし。ギデオン/スカムルヨ(インドネシア)が10万ポイント超えで1位を独走。同国のライバルペア、セティアワン/アッサンが2位を守り、インドネシアのワンツーは変わらない。インドネシアは3番手のアルディアント/アルフィアンが5位につけており、東京五輪出場(1カ国最大2枠)に向けて熾烈な争いが続く。

日本勢は園田啓悟/嘉村健士が4位、フランスOPベスト4の遠藤大由/渡辺勇大が6位と、それぞれの順位をキープしている。園田/嘉村は3位の李俊慧(リ・ジュンフイ)/劉雨辰(リュウ・ユチェン/中国)を、遠藤/渡辺は5位のアルディアント/アルフィアンと、一つ上にいるペアとの差を詰めていきたい。

日本勢3番手は、14位の保木卓朗/小林優吾。世界選手権準優勝後の大会で思うような結果を残せていないが、ワールドツアー終盤戦で盛り返していきたい。4番手の井上拓斗/金子祐樹は22位と、前週から2ランクアップしている。

【混合ダブルス】

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11万ポイント超えの鄭思維(ツェン・シーウェイ)/黄雅瓊(ファン・ヤーチョン)を、同国の王懿律(ワン・イーリュ)/黄東萍(ファン・ドンピン)が追う。中国ペアのワンツーに続く3位は、日本のエース・渡辺勇大(上写真・右)/東野有紗。4位のデチャポル/サプシリー(タイ)との差は大きくないだけに、確実にポイントを重ねて3位をキープしたい。なお、デンマークOP、フランスOPで連続優勝を飾ったジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)は5位につけている。

日本勢の2番手以降は、男女ダブルスA代表同士が組む保木卓朗/永原和可那(21位)、金子祐樹/松友美佐紀(23位)。混合ダブルス専任ペアの権藤公平/栗原文音は、2ランクダウンの36位。同じく混合ダブルス専任の山下恭平/篠谷菜留が、4ランクアップして79位。80位の浦井唯行/宮浦玲奈を抜いた。さらに、期待の10代ペア、緑川大輝/齋藤夏が16ランクアップの88位に浮上。混合ダブルスが、ますます面白くなっていきそうだ。

首位独走の鄭思維(左端)/黄雅瓊と5位のジョルダン(右端)/オクタビアンティ

文/バドミントン・マガジン編集部

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2019/10/31
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