【世界選手権2019】福島&廣田、髙橋&松友が準々決勝へ<女子ダブルス>

8月19日より開催されている『第25回世界選手権』(スイス・バーゼル)。大会4日目の22日は、各種目の3回戦が行なわれた。日本の女子ダブルスは出場4組すべてが準々決勝に進出。ここでは福島由紀/廣田彩花、髙橋礼華/松友美佐紀の試合をレポートする。

福島/廣田は、ジャパンOP準々決勝で敗れていた鄭雨(ツェン・ユ)/李妹(リ・ウェンメイ)を22-20、21-16で下して、準々決勝進出を決めた。

ストレートの勝利だったが、決して楽な試合ではなく、62分のタフマッチ。第1ゲーム、20-13とゲームポイントを握ったものの7ポイント連取を許して20-20。「ちょっと消極的になったり、長いラリーを我慢できなくなってしまった」と廣田は振り返ったが、そこから福島のスマッシュで21点目を奪うと、最後は相手のクリアーがアウト。このゲームを奪ったフクヒロが、第2ゲームもレシーブから攻撃の展開をつくり、中盤から相手を突き放した。

試合後、「要所で苦しい場面もあったが、そこを勝ち切れたのはよかった」と福島はほっとした表情を見せた。

髙橋/松友は、世界ランキング15位のチョウ・メイクァン/リー・メンウェイ(マレーシア)に、21-12、21-13の快勝で、鬼門の3回戦を突破した。

「(対戦相手の)レベルもぐっと上がって、昨日よりは自分たちのプレーもよくなかった」と振り返ったが、1試合を通して危なげなかった。

「世界選手権は7回目。いままでの経験が生きているからこそ、というところはたくさんある」と安定したプレーの要因を挙げるのは松友。

3回戦では中国の李茵暉(リ・インフイ)/杜玥(ドゥ・ユエ)と対戦する。「相手に同じところで打たせたら強いと思うので、しっかり足を動かしてレシーブからいい球出しができたら」と髙橋は次戦に向けて語った。

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/菅原 淳

投稿日:2019/08/23

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