【全中2019】シングルスは齋藤が盤石のV! ダブルスは川邊&城戸が日本一!<男子個人>

8月22日に開催された第49回全国中学校大会(兵庫県・尼崎市記念公園ベイコム総合体育館)の個人戦最終日は、男女の準決勝から決勝までが行なわれた。ここでは男子シングルス・ダブルスの結果をお伝えしよう。

【男子シングルス】

長身を生かした攻撃力を存分に発揮した齋藤駿(ふたば未来学園)。全試合ストレート勝ちで圧倒的な強さをみせた

男子シングルスは、団体戦を制したふたば未来学園の齋藤駿が優勝を果たした。齋藤は準決勝で川畑史吹(港)を7本、12本で退けると、決勝でも大垣空也(横川)を圧倒。岩野滉也(ふたば未来学園)との大激闘を制した直後で疲れの見える相手に対し、齋藤は気持ちを緩めることなく積極的に攻撃を展開。第1ゲームを8本で奪うと、第2ゲームも15本に抑えて歓喜の瞬間を迎えた。

準決勝は岩野のマッチポイントをしのいで逆転勝利を収めた大垣。決勝は「足が動かなくて、相手にいいようにやられてしまった」と悔やんだ

【22日の結果】

▼準決勝
齋藤 駿(ふたば未来学園・福島)②〔21-7、21-12〕0●川畑史吹(港・大阪)
大垣空也(横川・栃木)②〔20-22、22-20、21-17〕1●岩野滉也(ふたば未来学園・福島)
▼決勝
齋藤 駿②〔21-8、21-15〕0●大垣空也

【優勝コメント】

齋藤駿(ふたば未来学園)

「チームメートの岩野が準決勝で負けて、その敵をとろうと思って決勝に臨んで勝ちきることができました。決勝では相手を大きく回して、しっかりチャンスを待って得意のスマッシュで決めていけたのがよかったと思います」

【男子ダブルス】

優勝をつかんだ川邊悠陽(右)/城戸郁也(倉敷第一)。決勝は団体戦で敗れていた相手だったが、2人で最後まで攻め抜いた

男子ダブルスを制したのは、中国ブロック覇者の川邊悠陽/城戸郁也(倉敷第一)だった。2人は犬嶋宏介/片山裕翔(東明)との準決勝を接戦の末に勝ち上がると、決勝では優勝候補の池田真那斗/崎野翔太(ふたば未来学園)をストレートで撃破。ここまで盤石の強さで勝ち上がってきた相手に対して果敢な攻撃を仕掛けて第1ゲームを17本で奪取。第2ゲームも勢いは止まらず、焦りからミスを重ねるふたば未来ペアを15本で振りきって優勝を決めた。

池田(左)/崎野は準優勝。この種目2連覇がかかっていた池田は「先に第1ゲームの11点を取って気持ちに余裕が生まれてしまった。ガツガツ来る相手を抑えられなかった」と涙

【優勝コメント】

川邊悠陽/城戸郁也(倉敷第一)

川邊(右)「決勝の相手は攻撃力があり、いつも押されて負けていました。でも、決勝は自分たちから思いきって前に行こうと思い、そこで相手が引いてくれたのかなと思います。支えてくれた親や周りの方々、先生に恩返しができたかなと思います」

城戸「うれしいという気持ちしかありません。決勝の相手には団体戦で負けていたので、とにかく全力で楽しもうと。どんなに返されても絶対にスマッシュで崩してやるという強い気持ちで打ちきれたことがよかったです」

【22日の結果】

▼準決勝
池田真那斗/崎野翔太(ふたば未来学園・福島)②〔21-7、21-12〕0●南本和哉/藤田健介(亀崎・広島)
川邊悠陽/城戸郁也(倉敷第一・岡山)②〔25-23、21-18〕0●犬嶋宏介/片山裕翔(東明・北海道)
▼決勝
川邊悠陽/城戸郁也②〔21-17、21-15〕0●池田真那斗/崎野翔太

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文/バドミントン・マガジン編集部
写真/江見洋子

投稿日:2019/08/23
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