【高校選抜】埼玉栄がストレート勝ちで悲願のV!<女子団体>

「第46回全国高校選抜」(3月24日~28日/愛媛県・愛媛県武道館、松山市コミュニティーセンター体育館)の競技2日目、26日(月)は、愛媛県武道館で男女団体の準々決勝~決勝が行なわれた。女子は、前回準優勝の埼玉栄(埼玉)がストレート勝ちで頂点に立ち、男子とのアベック優勝を果たしている。ここでは、女子のダイジェストをお伝えしよう。

1999年大会以来の優勝を果たした埼玉栄。悲願達成にメンバーは抱き合って喜びを分かち合った
1999年大会以来の優勝を果たした埼玉栄。悲願達成にメンバーは抱き合って喜びを分かち合った

【女子ダイジェスト】

4つの準々決勝のうち3つは3-0であっさり決着。ふたば未来学園、青森山田、埼玉栄の四つ角シード勢が準決勝に駒を進めるなか、第3シードの柳井商工は2-3の接戦で破れ、勝った西武台千葉が大会初のベスト4進出を果たした。

準決勝では、昨年優勝のふたば未来学園と準優勝の埼玉栄が激突。ここまで全勝で勝ち上がってきた両名門校だけに、事実上の決勝戦ともいえたが、意外にもこれもまた3-0で片がついた。第1ダブルスと第2ダブルスを入れ替えて臨んだふたば未来学園の思惑通りにはいかず、埼玉栄がダブルスで2勝。さらに第1シングルスで、埼玉栄のキャプテン上杉が1年生の染谷の追い上げを振りきった。
一方、これまですべて3-2の接戦で勝利をもぎ取ってきた西武台千葉は、またもや第3シングルスに勝敗の行方を託したが、勝ったのはインターハイ準優勝の青森山田。最後は森が山田をストレートで退けた。

苦しみながらも、決勝進出を果たした青森山田。森(写真)は第2ダブルスと第3シングルスで貴重な勝利をあげた
西武台千葉との激闘を制して決勝進出を果たした青森山田。森(写真)は第2ダブルスと第3シングルスで貴重な白星をもたらした

決勝戦は、ダブルス2試合と第1シングルスが3面展開で同時にスタートした。3面とも埼玉栄がリードを保ちながらほぼ同じペースで進行するなか、最初に白星をあげたのは、埼玉栄の第1ダブルス齋藤/吉田。すぐに上杉がストレート勝ちで続くと、このときマッチポイントを握っていた鈴木/大澤が、わずか数秒後に大竹/高橋との1年ペア対決を制して優勝を決めた。
埼玉栄の優勝は19年ぶり。この間だけで10回も優勝してきた男子とともに、今回はダブルの喜びに沸いた。

1年生ながらチームを力強く支えた鈴木(左)/大澤
1年生ながら全勝をあげて優勝に貢献した鈴木(左)/大澤

大会3日目の3月27日(火)は、男女ともに愛媛県武道館で個人ダブルスの1回戦~準々決勝、個人シングルスの1回戦~2回戦が行なわれる。試合開始時間は9時の予定。

【優勝コメント】
◆滝内 亮 監督
「選手たちはよく力を発揮してくれました。昨年はふたば未来に負け、インターハイでは青森山田に負け……そういう悔しい経験をしてきた子たちなので、自分たちの代でリベンジしようという思いは強かった。チーム全体として高い士気をもって臨めたと思います」

◆上杉杏キャプテン
「準決勝、決勝にスタミナを残すために3-0で勝っていくことを目標にしていたら、結果的に最後まで3-0で勝つことができました。全中でアベック優勝を経験していたので、高校でも絶対やるぞと思っていた。それが叶って本当にうれしいです」

1999年大会以来、3度目の優勝を果たした埼玉栄
19年ぶり3度目の優勝を果たした埼玉栄
インターハイに続く準優勝となった青森山田
青森山田はインターハイに続く準優勝

【26日の試合結果】
▼準々決勝
ふたば未来学園(福島) 3-0 作新学院(栃木)
埼玉栄(埼玉) 3-0 園田学園(兵庫)
西武台千葉(千葉) 3-2 柳井商工(山口)
青森山田(青森) 3-0 京都外大西(京都)
▼準決勝
埼玉栄 3-0 ふたば未来学園
青森山田 3-2 西武台千葉
▼決勝
埼玉栄 3-0 青森山田
齋藤夏/吉田瑠実 2-0 大石悠生/木村早希
鈴木陽向/大澤佳歩 2-0 大竹望月/高橋沙弥
上杉 杏 2-0 森 優紗

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文/山口奈緒美 写真/江見洋子

 

投稿日:2018/03/27
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