【全国小学生】埼玉が7年ぶり2度目のV達成!<女子団体>

12月24日に開催された第26回全国小学生選手権(広島県・広島県立総合体育館)2日目は、都道府県対抗の男女団体戦(1複2単)が行なわれた。23日は団体戦の1回戦~3回戦が行なわれ、この日は準々決勝から決勝までを実施。ここでは、女子団体のダイジェストをお伝えしよう。

2010年大会以来の優勝を飾った埼玉チーム
7年ぶり2度目の優勝を飾った埼玉

準々決勝を勝ち上がったのは、埼玉、栃木、神奈川、千葉の4チーム。2010年以来の優勝をねらう埼玉は、準決勝で強敵の栃木をストレートで下して栄冠に王手をかける。一方、反対の山では神奈川と千葉が激突し、シングルス2本を制した千葉が決勝へと駒を進めた。

優勝経験のあるチーム同士の対決となった決勝。3面を使って試合が同時に始まると、先に白星をあげたのは埼玉だった。第1シングルスを任された山北奈緒が2−0のストレート勝ちを収め、エースとしての役割を果たす。すると、第1ダブルスの櫻井優香/湯本凜音が奮起。息の合った攻撃で千葉の中嶋花帆/寺山ほのかを17本、15本で振りきり、うれしい優勝を決めた。

埼玉の第1ダブルスを務めた櫻井優香(右)/湯本凜音
埼玉の第1ダブルスを務めた櫻井優香(右)/湯本凜音は、優勝を決めてこのガッツポーズ
エースとして全試合で白星をあげ、埼玉を優勝へとけん引した山北奈緒
エースとして全試合で白星をあげ、埼玉を優勝へとけん引した山北奈緒
千葉は2005年以来の優勝はならなかったが、エースの竹澤みなみ(写真)を中心に一丸となって戦い抜いた
千葉は第14回大会以来の優勝はならなかったが、エースの竹澤みなみ(写真)を中心に一丸となって戦い抜いた

【優勝コメント】

★藤沼良一監督

「埼玉県全体で年間を通して行なってきた強化が実りました。言葉にできないくらいうれしいです。今大会は山北というエースがいたので、ダブルスと第2シングルスのどちらかを取れれば、というねらいでした。そういう意味では、ダブルスがしっかり勝ちきってくれたのが大きかったと思います。キャプテンを中心に、選手みんなで団結できたことも勝因です」

★山北奈緒キャプテン

「みんなで団結して優勝できたので、すごくうれしいです。ファイナルになって苦しいときも、応援に元気をもらって勝つことができました。決勝は、みんなのために勝ちたいと思って、力を出しきれるように心がけていたのがよかったと思います」

準優勝●千葉
準優勝●千葉
3位●栃木
3位●栃木
3位●神奈川
3位●神奈川

【結果】

▼準々決勝

埼 玉 2-0 南北海道
栃 木 2-0 東京
神奈川 2-1 青森
千 葉 2-0 大阪

▼準決勝

埼 玉 2-0 栃木
千 葉 2-1 神奈川

▼決勝

埼玉 2-0 千葉

櫻井優香/湯本凜音②〔21-17、21-15〕0●中嶋花帆/寺山ほのか

山北奈緒②〔21-11、21-18〕竹澤みなみ

黒川璃子〔21-15、18-21、2-1、打切り〕砂川温香

※結果は準々決勝以上を掲載

取材・文/バドミントン・マガジン編集部

写真/江見洋子

投稿日:2017/12/24
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