必見! ヨネックスオープンジャパン大展望! Fromバドマガ

日本で行なわれる国際ビッグトーナメント・ヨネックスOPジャパン2015の開幕まで、残り2日! 今回はバドマガ編集部による各種目の展望や、観戦ポイントなどを紹介します!

※ここで紹介する内容は『バドミントン・マガジン9月号』で掲載された「バドマガ編集部クロストーク YOJを観に行こう!」を抜粋したものです。内容は組み合わせが発表される前のものなのでご了承ください。

 

大会の見所、お役立ち情報を教えます!

 世界トップ選手が集結するYOJがもうすぐ開幕します。いまから興奮して夜も眠れません。寝不足で大変…。

 あれ、この前「夜は暑くて眠れないよー」って嘆いていたじゃないですか!?

 えっ、それは有編集長がいっていたような…。

 俺はそんなこといっていないし! 和もいいかげんなこといってないで、しっかり今回の展望を進めてください。

 すみません…。では、気を取り直してYOJのポイントを紹介しましょう。まず、来年のリオ五輪の出場権に直接関係するのが一番。スーパーシリーズ(SS)であるYOJで上位に入れば、世界ランキングも上がります。

 ポイントが高いぶん、出場するメンバーも豪華ですよね。本誌締め切り前の時点(8月10日現在)では、トップランカーがエントリーしています。

 ほとんど世界選手権に出場している選手だからね。そう考えると、どの種目も例年以上に1回戦から盛り上がりそうだ。

 昨年は序盤から接戦が続きました。今回はさらに白熱することは間違いないです。

 ボクは前回、1回戦の取材に行きましたけど、日付が変わってから会場を出ましたよ。あんなにバドミントンの試合を見続けたのは初めてです。

 今年はコート数が1コート増えるらしいから、時間は短縮されると思うよ。

 それはうれしいですね。そういえば、今回から会場の演出もグレードアップするんですよね。

 準々決勝の金曜日から、演出照明を使ってコートをライトアップするんだよ。全英OPみたいにコートが浮かび上がるような感じになるみたい。

 松友選手は「シャトルが見えやすくなるからプレーしやすい」っていっていました。観客はもちろん、選手にもプラス要素ですね。

 

世界ランク4位の桃田賢斗が日本のファンを沸かせるか!?

桃田賢斗
今年SS2度優勝を飾った桃田賢斗。昨年は序盤で敗退しているが「今年は優勝をねらっていきたい」と意気込みを語っている

 では、本題の各種目展望に移りましょう。まずは男子単から。

 期待したいのは桃田賢斗選手です。今年SS2勝で波に乗っています。中国の諶龍、林丹、デンマークのヤン・O・ヨルゲンセンなど、トップ選手との対決が目の前で見られる可能性がありますし、優勝も夢ではありません。

 そうだね。本人も「自分の目標はまだ勝っていない選手に勝って優勝すること。世界ランクで上の3人に勝ちたい」といっていた。

 あとは田児賢一選手ですかね。8月号でのインタビューのときからどう変わっているのかに注目です。やっぱり日本のファンは田児選手の復活を待っていますから。

 あとはドーピング問題から復帰して4連覇に挑むリー・チョンウェイ(マレーシア)かな。それとスリカンス・K.(インド)、周天成(台湾)のプレーも気になるんだよね。

 中国や欧州の選手は知られていますけど、インドや台湾、香港の選手は世界ランクが上位でも注目される機会が少ないですからね。

 そこなんだよね。せっかくの機会だからこそ、いろんな選手に注目してほしい。”この選手はどんなプレースタイルなのか“という興味を持つことって大事だし、会場でワクワクしながら実際のプレーを見てほしいよね。

 本誌5月号では世界ランカーの選手名鑑を掲載していますから、予習してから観戦するのがベストです!(笑)

過去には2連覇の実績を誇る林丹が出場。昨年は準々決勝で敗れたが、今年は久々に日本のファンの前で優勝の瞬間を見せるか
過去には2連覇の実績を誇る林丹が出場。昨年は準々決勝で敗れたが、今年は久々に日本のファンの前で優勝の瞬間を見せるか

 

世界女王のマリーン参戦! 群雄割拠の女子シングルス

キャロリーナ・マリーン(スペイン)は、前回YOJ後の世界選手権で優勝を遂げて一躍ヒロインに。今年は女王として挑む
キャロリーナ・マリーン(スペイン)は、前回YOJ後の世界選手権で優勝を遂げて一躍ヒロインに。今年は女王として挑む

 次は女子シングルス。李雪芮、王適嫻、王儀涵は健在ですが、前ほど”抜けた存在“ではないです。

 昨年は李雪芮が優勝していますが、決勝は台湾の戴資穎が進出しています。サイナ・ネワール(インド)、ラトチャノック・インタノン(タイ)など上位常連も出場予定ですし、さまざまな国のトップ選手に優勝のチャンスはありそうです。もちろん日本選手も2年前に山口茜選手が初優勝を遂げたように、奥原希望、髙橋沙也加、橋本由衣らSSで活躍する選手にも勝ってほしいです。

 あと注目なのはキャロリーナ・マリーン(スペイン)かな。前回大会は8強だけど、その後の世界選手権で優勝して一気にブレイクしたよね。

 長身サウスポーで、コートを走り抜くスタミナや破壊力もあるのが彼女の特徴です。世界選手権で敗れた中国メディアは「中国を脅かす存在になる」と懸念していましたが、まさにその通りになっています。

 マリーンのように、これからブレイクしそうな選手を見つけ出すのもありだよね。ここで活躍した選手が、来年のリオ五輪でメダルを獲得すると「あの選手のプレーを観たことがある」といえるし、親近感も湧いてくる。

 「サービスの構えがかっこいい」「フットワークがきれい」など、シャトルを打たないときの姿を見るのもおもしろいですよ。

 大会プログラムにも注目選手の特徴などが載っているから、日本選手以外にも各種目で気になる選手を見つけてほしいね。

 

連覇に挑む日本のタカマツ。男子複は混戦模様

前回はYOJでSS初制覇を遂げたタカマツこと髙橋礼華/松友美佐紀。日本人連覇に挑む
前回はYOJでSS初制覇を遂げたタカマツこと髙橋礼華/松友美佐紀。日本人連覇に挑む

 次はダブルスですね。昨年は女子で髙橋礼華/松友美佐紀が日本でSS初優勝を飾りました。決勝の相手は前田美順/垣岩令佳でしたし、男子でも平田典靖/橋本博且が4強。日本選手の活躍が目立ちました。ただし、今回は各国のトップ級が参戦しますから、前回より厳しい戦いになるかもしれません。

 そうだよね。女子だとやっぱり中国が上位候補かな。

 今回は馬晋/唐淵渟於洋/王暁理のペアで出場します。双子の姉妹・駱贏/駱羽もいますから、優勝するにはこの中国選手を倒すことが必要です。

 そのほかに気になる選手はいるかな。デンマークのベテラン・リターユール/ペデルセンも上位に進んできそうだけど。

 インドネシアのマヘスワリ/ポリイも調子がいいですよ。あとはインドのグッタ/ポンナッパなども侮れません。

▲柳延星(左写真・左)/李龍大、アーマド(右写真・左)/ナトシールらダブルスもトップクラスが集結。目が離せない
柳延星(左写真・左)/李龍大らダブルスもトップクラスが集結。目が離せない

 男子はどうかな。

 男子ダブルスも同じような状況です。トップ10がズラリとエントリーしていて、世界選手権と同じくらい厳しいです。

 世界ランク1位の柳延星/李龍大(韓国)にボー/モーゲンセン(デンマーク)でしょ。あとは中国の洪煒/柴飈、傅海峰/張楠…。錚々たる面々だね。

 日本での相性もよいセティアワン/アッサン(インドネシア)もV候補の筆頭です。日本の早川賢一/遠藤大由や平田/橋本、園田啓悟/嘉村健士も初戦から全開でいってほしいですね。

 選手もそのあたりはわかっていますから大丈夫ですよ。

 早川/遠藤も昨年は初戦負けだったから、なんとか日本のファンの前で頑張ってほしい。

 最後に混合ダブルスですが、中国の張楠/趙蕓蕾徐晨/馬晋が抜けた存在ですね。ここにアーマド/ナトシール(インドネシア)や欧州選手がどこまで食い込むか。

 前回はフックス/ミシェルズ(ドイツ)が決勝に進んだけど、準決勝では勝った瞬間に雄叫びをあげて喜んでいた。ああいうのは欧州選手らしさを感じるし、国際大会ならでは。そういった面でも、プレー以外の見所もファンには堪能してほしいね。

 2020年東京五輪も決まり、「観る」スポーツとしての成熟度も求められています。演出照明や会場の盛り上げ方なども考えていかないと、ですね。海外の選手は「魅せる」意識をつねに持っているという話を聞きました。

 あとは応援だね。日本のファンとしてはトップ選手のプレーが間近で見られるのはうれしいけど、やっぱり「ホームの利」を作り出してほしいです。精鋭が集まり、日本にとっては勝つがの難しくなっているからこそ、応援も含めて「日本が勝てる」空気感を作ってほしいですね。

 そうだね。いや、こうやって話をしていると、YOJが本当に待ち遠しい。

 今回もバドマガ編集部も総力を注ぎましょうね。バドマガ読者の皆さんも、ぜひ会場で日本選手を応援しましょう!

 

バドマガ編集部

:この秋でバドマガ着任後、丸2年となる編集長。ピンチに陥っても最後は体力勝負でなんとかする

:編集部6年目を迎えるバイタリティーの塊。各年代の大会を精力的に、ガツガツと取材する

:ただのバドミントンオタク


投稿日:2015/09/06
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