10月17日に開催されたBWFワールドツアー・デンマークOP(オーデンセ/Super750)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。混合ダブルスを除く4種目で勝ち進んでいる日本勢は、ベスト8入りをかけてライバルたちと熱戦をくり広げた。
男子シングルスは渡邉航貴(上写真)、西本拳太、大林拓真の3選手が2回戦に挑み、渡邉と西本が準々決勝に進出した。渡邉は、パリ五輪銀メダリストのクンラビット・ビティサラン(タイ)と対戦。第1ゲームを13本で制すと、第2ゲームも14-9と大量リードを奪う。後半、相手の追い上げに苦しめられたが、最後は19オールから2連取して勝利。強敵を下した渡邉が、ベスト8入りを決めた。西本はデンマークのラスムス・ゲンケ(デンマーク)と、1時間を超える熱戦を制して8強入り。大林はアンダース・アントンセン(デンマーク)とのファイナルゲームにもつれた接戦に敗れて2回戦敗退に終わった。
女子ダブルスは、シードの志田千陽/松山奈未(上写真/手前)と中西貴映/岩永鈴が2回戦を戦い、どちらも白星をつかんで準々決勝に進んだ。志田/松山はデンマークペアに2-0で快勝。中西/岩永も台湾ペアを8本、12本に抑えて、順当にベスト8に入った。男子ダブルスの保木卓朗/小林優吾も、台湾ペアを下して準々決勝進出。女子シングルスの宮崎友花は、山口茜が1回戦で敗れたイェオ・ジャミン(シンガポール)に屈して上位進出はならなかった。
10月17日(2回戦)の結果、18日(準々決勝)の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼2回戦(10月17日)
渡邉航貴②〔21−13、21−19〕0●クンラビット・ビティサラン(タイ)47分
西本拳太②〔18−21、21−15、21−13〕1●ラスムス・ゲンケ(デンマーク)72分
大林拓真●1〔26−24、17−21、15−21〕②アンダース・アントンセン(デンマーク)90分
▼準々決勝(10月18日)
アレックス・ラニエ(フランス) − ロー・ケンイゥ(シンガポール)
渡邉航貴 − 陸光祖(中国)
翁泓阳(中国) − 西本拳太
李詩灃(中国) − アンダース・アントンセン(デンマーク)
【女子シングルス】
▼2回戦(10月17日)
宮崎友花●0〔15−21、16−21〕②イェオ・ジャミン(シンガポール)39分
▼準々決勝(10月18日)
アン・セヨン(韓国) − スパニダ・カテソン(タイ)
プサルラ・V.シンドゥ(インド) − グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)
プトリ・クスマ・ワルダニ(インドネシア) − イェオ・ジャミン(シンガポール)
ミシェル・リー(カナダ) − 王祉怡(中国)
【男子ダブルス】
▼2回戦(10月17日)
保木卓朗/小林優吾②〔24−22、21−15〕0●楊博涵/劉廣珩(台湾)39分
▼準々決勝(10月18日)
梁偉鏗/王昶(中国) − キッテヌポン/デチャポル(タイ)
A・チア/ソーWY(マレーシア) − 陳柏陽/劉毅(中国)
レーン/ベンディ(イングランド) − アルフィアン/アルディアント(インドネシア)
保木卓朗/小林優吾 – アストルップ/ラスムセン(デンマーク)
【女子ダブルス】
▼2回戦(10月17日)
志田千陽/松山奈未②〔21−14、21−18〕0●トゥーグセン/フォウガード(デンマーク)44分
中西貴映/岩永鈴②〔21−8、21−12〕0●宋碩芸/余芊慧(台湾)30分
▼準々決勝(10月18日)
譚寧/劉聖書(中国) − 賈一凡/李汶妹(中国)
志田千陽/松山奈未 – 李怡婧/羅徐敏(中国)
ティナー/タン(マレーシア) − 中西貴映/岩永鈴
鄭ナウン/金ヘジョン(韓国) − 李紹希/ペク・ハナ(韓国)
【混合ダブルス】
▼準々決勝(10月18日)
馮彦哲/黄東萍(中国) − ジケル/デリュウィ(フランス)
鄧俊文/謝影雪(香港) − トフト/マグランド(デンマーク)
楊博軒/胡綾芳(台湾) − 金ワンホ/鄭ナウン(韓国)
リバルディ/メンタリ(インドネシア) − 蒋振邦/魏雅欣(中国)
ベースボール・マガジン社 販売部
(0120‐911‐410)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO