『第52回全国高校選抜バドミントン大会』が、25日に滋賀県の大津市と草津市で開幕した。競技初日となったこの日は、男女ともに団体戦の１回戦から３回戦までが実施され、ベスト８が出揃った。ここでは、女子団体のダイジェストをお伝えする。

【女子団体】

女子は１回戦から３回戦までの全試合を、滋賀ダイハツアリーナで開催。優勝争いを牽引する複数の有力校が上位ラウンドへ勝ち進んだ。

選抜４連覇、春夏７連覇をめざす柳井商工（山口）は、初戦の２回戦で城東（徳島）に、３回戦で県岐阜商（岐阜）に、いずれも3−0で勝利。エースの宮崎友花を海外大会で欠くなかでも個々の選手が技量の高さを見せ、ベスト８進出を決めた。「連覇を意識していないわけではないが、一戦一戦、チャレンジを楽しんで優勝できたらと思います」と竹光唯至監督。

前年の選抜とインターハイ３位で、８年ぶりの春制覇を見据える青森山田（青森）も、順当に８強入り。藤田真人監督は「一致団結した戦いができた」と、初日の戦いを振り返った。隙のないチーム力で、明日の準々決勝からのパフォーマンスにも期待がかかる。

そして春夏ともに決勝進出を果たしてきた、ふたば未来学園（福島）は、初戦の２回戦で奈良大附（奈良）を下すと、３回戦では、福井工大附福井（福井）との激戦を制して勝ち上がってきた佐賀女子（佐賀）を3−0で突き放した。「経験の少ないメンバーも含めて、チャレンジする気持ちで、今やれることを全力でやること」（大久保菜摘監督）を信条として、全国制覇に向けて弾みをつけた。

そのほか、作新学院（栃木）、四天王寺（大阪）、九州国際大付（福岡）、園田学園（兵庫）、埼玉栄（埼玉）が準々決勝進出を果たしている。

26日は団体戦の準々決勝から決勝戦までが行なわれる予定だ。

【女子団体・準々決勝対戦カード】

柳井商工（山口）　―　作新学院（栃木）

四天王寺（大阪）　―　九州国際大付（福岡）

青森山田（青森）　—　園田学園（兵庫）

埼玉栄（埼玉）　―　ふたば未来学園（福島）

◆女子団体初日（1～3回戦）の結果はこちら

◆男子初日のダイジェストはこちら

取材・文／バドミントン・マガジン編集部