8月23日に開催されたBWF世界選手権2023（デンマーク・コペンハーゲン）3日目は、各種目2回戦が行なわれた。ここでは、2回戦を戦った日本代表選手の試合後のコメントを紹介する。

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古賀輝（手前）／齋藤太一

男子ダブルス：2回戦は王齊麟（ワン・チーリン）／李洋（リー・ヤン／台湾）に0-2で敗戦

――第1ゲームは先にゲームポイントを握ってから逆転された。反省点は？

古賀　自分は、20−19でこっちがロング（サービス）を打って、相手がドロップ。それをしっかりロブで上げられなくて、また前に落とされて決められていた。そういうロブの精度がもうちょいよかったらな、とは思いました。

齋藤　こっちも最後は点数が欲しくて、強い球を打ってしまった。相手は強い球が得意なので、そこを待っていた。点が欲しいところではあるけれど、ラリー自体はいつも通りに我慢我慢でやれば もっと違った展開になったと思う。

――1ゲームを取れるチャンスがあった。「相手は最後の3点の取り方がうまい」と話していたが

古賀　こっちが点数を取った時は、基本的にラリー。相手が点数を取った時は、サービスがうまくてラリーにならず、形ではめてきた。要所で（コースを）予測していて、その張り方がうまかったです。

――負けはしたが、1ゲーム目のように強敵にも競ることができている

古賀　でも、今日は出足が悪かった。1回戦も出足で相手に先にいかれた。そういうところもやっていかないといけない。

――古賀選手は、ストレートを前で張るところなど、うまくいった面もあったのでは？

古賀　相手の体勢が少し悪かったら、思い切ってちょっと振っていこうかなと。棒球みたいなのがちょっと多かったので、それに合わせれば相手もピンチになると思ったので。

――背の高い王齊麟選手に対して、ロングサービスも多かった

齋藤　前に飛び出してくるスピードが速くて、オーストラリアOPの時に、やっぱそれで結構やられていた。ロングサービスは対策の一つとして、いっぱい使っていこうっていう話はしていました。

――今後に向けて

齋藤　これまで強い相手と戦ってきましたが、こっちの方に勢いがあったり、初めての対戦だから勝てた試合もありますけど、相手が対策をせずにやってきた部分もある。これからは相手もしっかり対策とか練ってきて勝つのは難しくなるけど、そこで相手にうまいことやられないようにしたい。対策を自分たちも考えながらできればなと思います。

古賀　次の中国OP（Super1000）の初戦は、ランキング的には多分自分の方が上。そこで向かっていく方が強いと思うので、向かっていく気持ちでやっていきたいです。

取材・構成・写真／平野貴也