4月27日に開催されたアジア選手権2023(UAE・ドバイ)3日目は、各種目2回戦が行なわれた。日本勢はA代表選手らが中心となって参戦。アジアの強豪選手らと接戦を繰り広げている。
5種目が2回戦に進んでいる日本代表。男子シングルスは3選手がライバルたちと対戦し、奈良岡功大(上写真)、常山幹太が準々決勝進出を決めた。奈良岡はインドのスリカンス・キダムビとの勝負に挑むと、第1ゲームを奈良岡が14本で先制。第2ゲームは20オールの接戦を相手に奪われたが、ファイナルゲームは奈良岡がリードして試合を進め21-9で勝利。ベスト8入りを決めた。香港のベテラン、伍家朗(ン・カロン)と対戦した常山は、第1ゲームを先に失う展開も、第2ゲームを21-19で取り返し、最終ゲームも21-11で勝利。奈良岡とともに2回戦を突破した。
女子ダブルスは、福島由紀/廣田彩花、松本麻佑/永原和可那の2ペアがベスト8に進出。福島/廣田は、ベテラン&若手ペアの申昇瓚(シン・ソンチャン)/イ・ユリム(韓国)を12本、15本で一蹴。松本/永原は世界ランク3位の鄭雨(ツェン・ユ)/張殊賢(ツァン・シューシャン/中国)と1時間を超える熱戦を2-1で制して、準々決勝に駒を進めている。
女子シングルスの第1シード、山口茜は台湾選手を2-0で退けて2回戦を突破。男子ダブルスは、日本一番手の保木卓朗/小林優吾(上写真・右)がマレーシアペアの途中棄権によりベスト8進出を決めたものの、武井優太/遠藤彩斗はテオEY/オンYS(マレーシア)にファイナル勝負の末に敗れ、準々決勝進出はならなかった。また、混合ダブルスの緑川大輝/齋藤夏も、インドネシアの若手ペアに1-2で敗戦。悔しい2回戦敗退となった。
27日の結果、28日の準々決勝の対戦カードは以下の通り。
【男子シングルス】
▼2回戦(4月27日)
奈良岡功大②〔21−14、20−22、21−9〕1●スリカンス・キダムビ(インド)72分
常山幹太②〔13−21、21−19、21−11〕1●伍家朗(香港)57分
西本拳太●0〔18−21、17−21〕②アンソニー・S・ギンティン(インドネシア)46分
▼準々決勝(4月28日)
ロー・ケンイゥ(シンガポール) − 李卓耀(香港)
奈良岡功大 – 陸光祖(中国)
常山幹太 – プラノイ・H.S.(インド)
アンソニー・S・ギンティン(インドネシア) − 李詩灃(中国)
【女子シングルス】
▼2回戦(4月27日)
山口茜②〔21−17、21−13〕0●宋碩芸(台湾)38分
仁平菜月●0〔18−21、6−21〕②戴資穎(台湾)32分
大堀彩●0〔15−21、15−21〕②陳雨菲(中国)42分
▼準々決勝(4月28日)
山口茜 – 王祉怡(中国)
戴資穎(台湾) − 何冰嬌(中国)
陳雨菲(中国) − グレゴリア・マリスカ・トゥンジュン(インドネシア)
プサルラ・V.シンドゥ(インド) − アン・セヨン(韓国)
【男子ダブルス】
▼2回戦(4月27日)
武井優太/遠藤彩斗●1〔21−10、15−21、20−22〕②テオEY/オンYS(マレーシア)48分
保木卓朗/小林優吾②〔21−14、11−3、キケン〕0●テーKW/マンWC(マレーシア)22分
▼準々決勝(4月28日)
アルディアント/アルフィアン(インドネシア) − テオEY/オンYS(マレーシア)
保木卓朗/小林優吾 – マウラナ/フィクリ(インドネシア)
シェティ/ランキレッディ(インド) − セティアワン/アッサン(インドネシア)
王昶/梁偉鏗(中国) − 王齊麟/李洋(台湾)
【女子ダブルス】
▼2回戦(4月27日)
福島由紀/廣田彩花②〔21−12、21−15〕0●申昇瓚/イ・ユリム(韓国)39分
松本麻佑/永原和可那②〔21−17、20−22、21−14〕1●鄭雨/張殊賢(中国)73分
▼準々決勝(4月28日)
福島由紀/廣田彩花 − 陳清晨/賈一凡(中国)
クスマ/プラティウィ(インドネシア) − ジョンコパン/ラウィンダ(タイ)
松本麻佑/永原和可那 – 鄭ナウン/金ヘジョン(韓国)
ベンヤパ/ヌンタカン(タイ) − 李紹希/ペク・ハナ(韓国)
【混合ダブルス】
▼2回戦(4月27日)
緑川大輝/齋藤夏●1〔12−21、21−16、13−21〕②リバルディ/メンタリ(インドネシア)56分
▼準々決勝(4月28日)
鄭思維/黄雅瓊(中国) − ジョルダン/オクタビアンティ(インドネシア)
リバルディ/メンタリ(インドネシア) − ゴーSH/ライSJ(マレーシア)
フェルディナンシャー/ウィジャジャ(インドネシア) − カポール/レッディ(インド)
蒋振邦/魏雅欣(中国) − 張課琦/李芷蓁(台湾)
文/バドミントン・マガジン編集部
写真/BADMINTONPHOTO