4年に一度、アジアの頂点を決めるアジア大会（中国・杭州）バドミントン競技は、9月30日に男子団体戦の準決勝が行なわれた。ここでは、中国戦に出場した日本選手たちのコメントを紹介する。

古賀輝（右）／齋藤太一

第4試合：第2ダブルスの古賀／齋藤は、劉雨辰（リュウ・ユチェン）／欧烜屹（オウ・シュァンイ）に1-2で敗戦。

――試合を振り返って

齋藤　1ゲーム目はレシーブもできていて（相手の球を）ストップして前にいくことができていた。でも、2ゲーム目は劉雨辰選手がかなり前に詰めてきて、そこでプレッシャーがかかって、迷ったり、球が上がらなかったりしました。もっと後ろを使ったり、強い球を当てにいったりできればよかったかなと思います。

古賀　1ゲーム目は取れましたけど、7-13くらいで負けていて、全体的にロブの精度があまりよくなかった。（後衛の）欧烜屹選手の一発に結構やられていて、返せても前で止められていたことが多かった。上げるパターンも、ちょっと変化をつけられればよかったと思いました。

――第1ゲームは、ドライブ戦で勝っていた部分も

齋藤　いけるところはドライブで、と思っていました。でも、レシーブをしっかりやって、難しかったら上げて守って。レシーブができていたので、自分としては、レシーブで守って攻撃にいこうと考えていました。

――第2ゲーム以降、縦の形で攻めさせられていた

古賀　11点までは相手のイージーミスもあって点が取れていました。相手もちょっとラリーをすれば多分点が取れるだろうという考えになったのか、オープンスタイルで、自分たちが（1ゲームで）やったような展開でやってきました。もうちょっとドロップとか、カットとか、8割ぐらいの力のスマッシュなどを混ぜればよかったかなと思います。

――最終ゲームでは、齋藤選手が前に出るシーンで足が辛そうに見えた

齋藤　体力的には、そんなにきつくはなかったのですが、ちょっと、ストップの精度が落ちていたので、前にいきづらかったです。相手がどんどん前にきていたので、ちょっと引いてしまったというふうには思います。

――チームとしては準決勝敗退で銅メダル

古賀　最低限、メダルを取れたのはよかった。でも、金メダルをめざしていたので、悔しいは、悔しいです。

齋藤　こうやって日本の代表として団体戦で戦わせてもらって、メダルを取れたことはうれしいです。ただ、自分たちで負けを決めてしまったので、2-2で次に回して、明日の決勝戦に挑みたかったなという気持ちはあります。

取材・構成／平野貴也

写真／BADMINTONPHOTO