「腹をくくって奈良岡くんに挑戦するつもりでラリーを挑んだ」(村本竜馬) 全日本総合バドミントン2022 26日/選手コメント12

日本一を決める「76回全日本総合選手権」が、12月25日に開幕。東京・武蔵野の森総合スポーツプラザを舞台に、12月30日の決勝戦まで熱戦が展開される。大会2日目の26日は、各種目1回戦を実施。ここでは、注目選手のコメントを紹介する。

村本竜馬(ジェイテクト)

1回戦結果:奈良岡功大に2-1(途中棄権)で勝利

腹をくくって奈良岡くんに挑戦する気持ちで、ラリーを挑んでいって、我慢して我慢してというのをやっていたら、逆に相手の方が疲れたかなという感じですね。自分はスピード勝負が得意なんですけど、それをしても奈良岡くんは拾いまくるので、逆に今日は一瞬の隙を突いて攻めるというのだけを意識していました。

我慢するしかないと割り切ってやれたので、そのなかで相手が棄権という形でしたけど、疲れさせることができたのかなと思います。明日の相手は高校生だと思うんですけど、自分が年上だとか関係なく、がっついて勝ちにいくつもりで頑張っていきたいと思います。

 

奈良岡功大(IMG)はケガの治療のため、奈良岡浩コーチが取材に対応

奈良岡コーチ「連戦が続いていて、その中で起きたケガを処置しながら大会に出続けていました。ワールドツアーファイナルズに出たいということで連戦し、治る間もなく全日本総合になってしまいました。今は、帯同してもらっているトレーナーさんに診てもらっています。

また、数日前に体調を崩して、コロナではないのですが、まったく動けない状態になり、ぶっつけ本番のような形でした。棄権の選択肢もある中、本人が出場する意志が強かった。ただ、これ以上やると次にも影響が出かねないということで、最後は本人から棄権をするというジェスチャーがありました。

(負傷箇所に関する質問に対し)数カ所あって、左のヒザ上と、股関節です。今年はずっと頑張ってやって来て、本人の中では1年の成長を見せたいところがあったと思う。全日本総合ではずっと結果が出ていなくて、その中で、今年は国際トーナメントで頑張ったこともあり、出なければいけないという使命感もあったと思います」

取材・文/吉井信行、平野貴也

写真/バドミントン・マガジン編集部

投稿日:2022/12/27

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