【WTファイナルズ2022】「自分としては納得のいく形で締めくくれた」(山口)<選手コメント-3>

12月7日から11日まで開催されたBWFワールドツアーファイナルズ2022(タイ・バンコク)に出場した日本選手が、12日に帰国。選手らは空港での囲み取材に応じ、今季最後の国際大会を振り返った。ここでは、女子シングルスで優勝を飾った山口茜のコメントを紹介する。

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▼コメント

保木卓朗&小林優吾

奈良岡功大

山口茜

女子シングルス/優勝(5年ぶり2回目)

――ファイナルズは2017年以来、5年ぶりの優勝(前回はスーパーシリーズファイナルズ)

結果もそうですが、プレーとしても、自分が攻撃するにしても守るにしても、我慢して、チャンスまでつなげられたプレーが多かったと思います。今年最後の国際大会を、自分としては納得のいく形で締めくくれたのはよかったと思います。

――全英OPやジャパンOPも優勝。今季のワールドツアー全体を振り返っての手応えは?

全体的な結果を見れば、すごく充実した1年になったと思いますが、内容はよくないプレーが続く期間もありました。まだ波があると感じているので、自分のベストをよりコンスタントに出せるようにしたいです。

――来年5月から五輪レースが始まる。

パリ五輪に関しては、自分の中ではまだ決めていないことが多いので、あまりレースについては深く考えていません。考えすぎずに一戦一戦、楽しくやれたらいいなと思います。

――最初のファイナルズ制覇との違いは?

前回は、まだまだ周りの選手に向かっていく立場でやっていけた部分があったのかなと思います。今年は結果もたくさん出て、追われるような形の中で、自分も向かっていくプレーでやれたのはよかったと思います。

――世界ランク1位で大きな大会に勝てたことについては?

向かってこられるのは得意ではないですが、その中で勝ちきれたのは自信にしていいのかなと思います。

――以前は「思い切って攻める」と「ミスなく我慢強く戦う」が、どちらかになっていた。それがうまくバランスを取って戦えるようになってきたのでは?

点数が競っても、焦ってプレーがワンパターンにならないで、少し冷静にやれることが多くなったのかなと思います。

――年末の全日本総合については?

今回、自分の中でよいプレーができた部分もありました。でも、会場の環境に対応させたプレーや精度は、まだまだだなと感じたので、クオリティの部分も出していけたらと思います。また、日本のお客さんに生で見てもらえる機会は多くないので、よいプレーができたらと思います。

取材・構成/平野貴也

投稿日:2022/12/12

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