【ジャパンOP】「1点ずつ2人で積み重ねようと我慢できたのはよかった」(永原)<3日目-選手コメント2>

9月1日に開催されたダイハツヨネックスジャパンオープン(丸善インテックアリーナ大阪/Super750)は、大会3日目に各種目2回戦が行なわれた。ここでは、2回戦を戦った日本選手のコメントを紹介する。

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山口茜

WS2回戦:何冰嬌(へ・ビンジャオ/中国)2-1で勝利。

――調子がよいように見えたが、絶好調か

はい、絶好調です。

――その理由は?

楽しくやれているところが、一番よい部分かなと思います。

――回復するために何を?

特別なことはないですけど、ケアはしています。日本なので、好きなものをある程度食べられるので、しっかり食べてます。(何を?)お好み焼きを食べました。大阪っぽく(笑)。

――相手は直近(3月のドイツOP)では負けていた

直近の試合内容では、自分の気持ちの持ちようというのが(当時は)うまくいっていない部分があって、その中の負けでした。今日はあまり気にせずにやれたと思います。

――ファイナルゲームまでもつれた要因、そして勝ちきれた要因

1ゲーム目はうまくやれたと思うんですけど、最後は相手がねらっている場所とか、ラリーのつくり方に対して、コントロールに自信がなかったです。そこ(相手のねらいを)を外せなかったところが、ゲームを取りきれなかった要因かなと思います。うまくやれていたのに、もったいないところがありました。2、3ゲーム目は、そこを意識しながらやれたのが、勝ちにつながったのかなと思います。

――世界選手権から通じて、相手のいないところをねらえていたか

今日は(打った先に相手が)「あっ、いるな」というのが結構ありましたけど、見えているぶん、早めに対応できたと思います。

――日本の学生も観戦に訪れている。どんなところを見せたいか

プレーや、何かお手本になれる部分があればいいなと思います。難しいですけど、(バドミントンは)楽しむものだよというのが伝わればいいかなと思っています。

松本麻佑/永原和可那(右)

WD2回戦:ランベルト/トラン(フランス)に2-1で勝利。

――ドキドキした展開だった

永原 今日の相手は、自分たちのアタックがほぼ決まらなくて、大きい展開にしても我慢されて、何をやっても崩れてくれず、先に自分たちが崩れてしまったり、相手が攻めやすい展開になってしまいました。それが段々とプレッシャーになって、相手を見ながらプレーすることができませんでした。最後、10-15で負けていたところから、なんとか1点ずつ2人で積み重ねようと我慢できたのはよかったと思います。

松本 1ゲーム目の最初から、自分たちの調子があまりよくないと気づいてはいましたが、2ゲーム目も力が入ってしまって、相手が伸び伸び試合を展開していました。それに対して、自分たちが焦ってミスをしていただけという感じだったので、何とか乗り越えられてよかったですけど、そのまま終わっていたら、本当に自分たちの力が出せないまま……という感じでした。今日の勝利で満足しないように、明日、もう一度立ち向かっていけたらと思います。

――調子がよくなかった?

松本 リラックスして羽根回しができていなかったというか、序盤からミスもあったり、相手の球に対していいカタチで攻撃できませんでした。相手もいいカタチで振り回してきましたが、自分たちもスピードが遅かったというか、合わせにいってしまったイメージはあります。

――最後に乗り越えられた要因

永原 15点にいくまでに、自分たちは点数の欲しさから相手を見ないで、ただ強い球を打ったり、相手の構えているところに打ったりすることが多く、そこで点を取られていました。あそこからは、相手をしっかり見て、相手の前衛を外していくレシーブを意識したことで、力が入ったところが若干、相手を見てプレーできるようになって抜け出せたと思います。本来なら、それをもっと早い段階でできないといけなかったのですが、今日は終始力が入っていました。最後に何とかできたところは、一つ乗り越えられたところかなと思います。

――攻めのカタチをつくれても、決めきれず逆襲されていた

松本 そうですね。でも、今日は相手のレシーブもよくて、自分たちが連続して(上から)打てる球があまりなかった。前でしっかり捉えても、相手がしっかり構えていて、かわされて……という展開だったので、なかなかスマッシュを打っても、アタックをしても決まらない、辛いだけという印象がありました。レシーブからの展開で、最後のようにリラックスしながら前と後ろをもっとうまく使っていければ、こんなに焦ることはなかったと思います。

――明日に向けて

松本 どちらがきても強いので、今日のような試合をしたら、すぐに負けてしまうと思うので、本当にもう1回試合を見直して、反省点を明日に生かしたいです。

取材・構成/平野貴也

写真/BADMINTONPHOTO

投稿日:2022/09/01

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