8月6日に行なわれたBWF世界選手権2022（8月22日〜28日／東京体育館）に出場する日本代表選手記者会見の後、代表選手は個別のオンライン取材に応じた。取材では、8月に開幕する世界選手権、ダイハツ・ヨネックスジャパンOP（8月30日〜9月4日／大阪府・丸善インテックアリーナ大阪）に向けた意気込みなどを、あらためて語っている。ここでは、女子ダブルスに出場する松本麻佑／永原和可那のコメントを紹介する。
日本代表記者会見
松本麻佑（左）／永原和可那
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――世界選手権に向けての意気込みを
松本 日本で開催される世界選手権は、自分たちにとっても最初で最後だと思うので、そこに出られることを本当に楽しみに思っています。その思いをプレーでも出せるように、自分たちの強みを出して、一戦一戦、強気で戦っていきたいなと思います。
永原 世界バドミントンが東京で開催されることが決まってから、すごく楽しみにしてきました。東京オリンピックのリベンジという気持ちで、臨みたいなと思います。
――世界選手権では2018年、19年の2度優勝。2024年のパリ五輪に向けて、このタイトルの位置づけは？
松本 2018年大会で優勝したのがきっかけで東京オリンピックを本格的に目指せる位置につけられたと思うので、今回の世界選手権でもしっかり結果を残せれば、来年からのオリンピックレースでも、大会のシード権を得られる位置につけられる。そういう意味でも大事な大会だと思っています。
永原 自分たちが世界のトップにいくきっかけになったのが、この世界選手権。最近は自分たちの目標としている結果を残せている大会が少ないので、世界選手権でしっかり結果を残したいです。
――東京オリンピックでは準々決勝、ファイナルゲーム26－28で敗戦。ギリギリの勝負を制するために、なにが重要か？
永原 あのオリンピックの試合で一番感じたのは、技術というよりメンタルの重要性です。自分たちの気持ちの持ちようで自分たちらしいプレーができたり、できなかったりする。世界選手権も東京開催でプレッシャーのかかる場面がやってくると思いますが、それをはねのけられるくらいの強い気持ちをもって臨むというのが、自分たちのプレーを出せることにつながるのかなと思います。オリンピック後、今もそれと向き合っています。
松本 東京オリンピックが終わってから、（永原のケガで）たくさんの選手と組ませてもらって、試合に出る機会があり、いい経験になったと思っています。永原の復帰後もいい試合、悪い試合もたくさんしてきて、二人で作戦を考えたり、いろいろ試してみたこともあります。あとはコートの中でしっかりプレーするだけだと思うので、あまり考えすぎず、初心にかえって自分たちのプレーをしたいという気持ちです。
取材・構成／バドミントン・マガジン編集部
写真提供／公益財団法人 日本バドミントン協会
