【書籍情報】ダブルスの戦術への理解を深めてくれる一冊『バドミントンダブルスラボ』が好評発売中！

現役時代は実業団の強豪チーム・日本ユニシス（現・BIPROGY）に所属し、全日本社会人ダブルス優勝や、全日本総合ダブルス3位などの実績を残した著者の福井剛士氏。全日本シニア選手権でも複数回の優勝を果たすなど、現在もプレーヤーとして活躍中だ。

その福井氏が、これまでの経験をもとにダブルスで勝つために必要な戦術と、戦術への理解を深めるプレーヤーの思考をまとめたのが、『バドミントン・ダブルス・ラボ』だ。「戦術の知識を得たうえで実行することで、漠然としていた行動に対して納得できたり、ここは違うなと感じたりするなど、新たな発見があります」（福井氏）。強い選手がやっているから同じことを行うのではなく、なぜ強い選手がやっているのかを理解することが、勝つためには大事になってくると福井氏は言う。

この本では、ダブルスの戦術への理解を深めるため、序盤のパートでは「ローテーションの基本」や「攻撃時のポジショニング」、「守備時のポジショニング」といった、ダブルスの動きのなかで基本となる部分も紹介している。

漠然と理解していたダブルスの基本についても解説。戦術の理解を深めるためには、なぜその動きをするのか、なぜやってはいけないのかといった、「なんで？」の部分を理解することが大切だと福井氏は言う

そして、この本のメインとなるのがダブルスの戦術に対する解説だ。「サービスまわりの戦い方」や「攻撃的戦術」、「守備的戦術」など様々な戦術が紹介されているが、特徴的なのはプレーヤーの思考が吹き出しで紹介されている点だ。自分達が実践する場合に何を意識すればいいのかだけではなく、ケースによっては相手がどのようなことを考えているのかも知ることが出来る。